名大SF研記録ブログ

名古屋大学SF・ミステリ・幻想小説研究会

『Before mercy snow』誤字のお詫び、ご意見への回答ほか

文学フリマで足をお運びいただきました皆さま、ならびにスタッフの皆さま、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

『Before mercy snow』誤字のお詫びと訂正

『Before mercy snow』の数カ所に誤字がありましたので、訂正をいたします。まことに申し訳ありません。


P11 下段 9行目 「紙がうまい」→「絵がうまい」
P18 上段 1行目 「岬大悟」→「岬兄悟
P42 上段 1行目 「ジョン・マクナティアン」→「ジョン・マクティアナン
P53 下段 3行目 「いわいる」→「いわゆる」
P68 下段 3行目 「それそれの食堂」→「それの食道」
P74 下段 6行目 「定刻」→「帝国」

『Before mercy snow』ご意見・ご質問への回答ほか

名義の扱い

冊子内で氏の本名を明かしたことについて、友人・知人の方からご意見を頂きました。貴重なご意見ありがとうございます。
本名と"mercy snow"併記という形をとることにしたのは、「殊能将之ファン」と「(当時を知る)SFファン」の方々、両方に読んでいただきたかったためです。また原稿内で本名が書かれており、それに手を入れてしまっていいものかということもありました。ご理解いただければ幸いです。

収録していない原稿

当会関係の原稿のうち、『Before mercy snow』に収録していないものが何本かございます。理由は以下のとおりです。

  • 部室に保存されていなかった(「ロマンチック進化論 新井素子ネプチューン』論*1」ほか)
  • 権利関係(翻訳すべて)
  • レイアウトの再現性(DISC REVIEWすべて、「ハードSFをめぐる7つのモザイク*2」ほか)
  • 鮮度(イベントレポートのうち数本)
  • スケジュールやページ数の都合(雑誌評すべて、『検証 SF界この10年 100冊レビュウ*3』より19冊分ほか)
「空耳通信」

コラム「空耳通信」は、1号のみの「田波正三本勝負」を改題して連載されたものです。このため「空耳通信」連載ナンバーは2号から始まっています。混乱を防ぐため、「田波正三本勝負」を便宜的に「空耳通信 1」としました。ご了承ください。

架空書評

ブックレビューのうち、『スキヤキ効果』、『ライト・スクープ・マン』は架空の書籍に対する書評です。この2本が収録されたMILKSOFT27号は、ほぼ全ページ架空書評という『完全な真空』(スタニスワフ・レム)ばりの体裁がとられています。

「デスマッチ・イン・ディズニーランド」

「北沢克彦のGorgeous Panic of Science Fiction Days 1」で解説された「デスマッチ・イン・ディズニーランド」(ヴァンス・アーンダール)ですが、S-Fマガジン1988年8月号に中村融さんによる翻訳が「死闘、ディズニーランド」というタイトルで載っているようです(参考サイト:翻訳作品集成)。気になる方はぜひ。

北沢克彦

洋書紹介や短編翻訳などの際に使われていたペンネームです*4。その後『美濃牛』にて端役の名前になっています。

今後の頒布予定

SFセミナーなどの各種イベントにて頒布予定です。
今年の冬コミは申し込んでおりません(委託の予定は未定です)。

電子書籍

今のところ電子書籍化の予定はございません。ご了承ください。

増刷

現在発注中です。こちらに届くのが来週末ですので、通販の方は再来週のお受け取りになるかと思います(在庫が少々ございますので、そちらの分は早い段階での発送が可能です)。ご了承ください。


(片)

*1:PERCEPTRON3号収録

*2:PERCEPTRON5号収録

*3:10週年記念誌 Deca-MILK収録

*4:由来は詩人の北園克衛という話です