The Perfect Tenbuyer

今まで1度だけ作家のサイン会的なものに出席したことがある。正確にはサイン会ではなく「名刺交換会」というもので、列に並んで作家と名刺を交換して、短い会話をする。その頃は僕もまだ名刺を持っていた。作家は出版社の用意したプロモーション用の名刺をくれる。新宿南口の紀伊国屋だったと思う。

せどらーでも名刺を持っている人は偶にいる。僕はもちろん持っていない。「アメリカン・サイコごっこが出来なくて困る。

★★★

(先週の)土曜日。仕入れ4軒。
珍しくクラフトワークや、全然わからないアイドルグループの限定盤など。昼食は大宮ブックオフが入ったビルの裏口あたりにある家系ラーメン。うーん、一応「キープ」で。最後の4軒目で花火大会の客と重なってしまったが、なんとか混雑を避けて帰宅。久々に満足な仕入れで、晩酌多め。

日曜日。
プライベートで(まあ、ほとんどプライベートしかない人生なのだが)お世話になった人に、御礼に食事をご馳走する(させて頂く?まあいいや)。大人になったもんだ。お子さんが2人いると聞いていたので、「ぜひご一緒に」と誘う。小学生くらいを想像していたのだが、大学生と高校生だった。こういう場合、もう少し若い頃だと「飲み過ぎておかしなこと言わないようにしないと」と多少意識したものだが、今はもう、ごく自然にふるまう。しみじみ大人になったもんだ。現役女子高生の日常をリサーチしつつ、楽しく焼肉。

売上悪い。夜に価格改定250点。廃棄4点。

火曜日。仕入れ4軒(坊主1軒)。
最初のミッションは返品。Tシャツやフォトブックだけならまだしも、歌詞カードすら無かった。ブックオフもせどらーも、ちゃんとチェックしないといけない。

とはいうものの、このような欠品や中身違い、サンプル盤(最近は随分減った)はもちろん多少はあるわけだが、自分1人で検品するより(ブックオフと)2人でやった方が安全性は高くなるはず。これは「買取」にはない「せどり」の隠れたメリットのひとつだと考えているが、「買取」をやったことがないので実際のところはわからない。「せどり」と「買取」を同じくらいの配分でやっているひとに訊いてみたい気がする。

バスで移動して1時から仕入れ開始。結局、ノルマの5割。珍しくドリーム・シアターなど。仕入れられないことも問題だが、仕入れられないのに時間をかけていることが問題な気がする。

水曜日。
私物の音楽DVDを処分する。どうせ観ないし、観たくなればYOUTUBEで足りるのだ。音楽を聴くのはCDでいい。売れることは売れるだろうが、時間がかかりそう。

木曜日。
布団にくるまって目が覚める。寒い。水槽の温度計も久々に26℃台になっている。

この日も前日に続いて私物の処分、書籍編。A5の雑誌やコミック、四六版の単行本を中心に仕分け。FBAなので最低でも500円、出来れば1,000円以上で売りたい。アマ在庫のあるコミックや状態の悪いものをどんどんはじく。値段が付きそうなものに限って状態が悪い。途中で何度も「もう何も考えずに全部捨てちゃって、浮いた時間で普通に仕事した方が得なんじゃない?」という思いに駆られる。実際その通りだと思う。

半日かけてなんとか片付いた。残りは文庫・新書とA4の雑誌だが、これはほとんど処分だろう。夜は「気絶するほど」ではないが、悩ましくて煩わしくて後回しにしていた文字コード絡みのお勉強。結局進捗せず。

金曜日。仕入れ4軒。
まずまず良かった。昼食は蒲田「銀四朗」でつけ麺。ちょっとマンネリだな。大森〜鶴見のあたりは新規開拓したい。

この日も蒲田駅前で「東日本大震災のワンちゃんネコちゃんを〜」の募金をしていた。鶴見や自由が丘でもよく見る。彼らは例のバケツリレーをどう思っているのだろうか。やはり「パフォーマンスがひとり歩きしている」と思っているのだろうか。なぜ「ワンちゃんニャーちゃん」ではないのだろうか。

夜、せどりブログ巡回。ちょうどこの日、電車の中で読んでいた本に「ウェストファリア条約」が出てきたので、びっくりする。こういうのを「シンクロニシティ」とは、多分いわない。

この曲は6拍子ということでいいのかな。6/4拍子?

★★★

「吉田 保リマスタリングシリーズ」タワレコ他で発売、吉田美奈子、南佳孝、ハイ・ファイ・セットの名盤13タイトル

レコーディング/ミキシング・エンジニアの第一人者らしい。なかなかマニアックな企画だ。ハイ・ファイ・セットの鉄板、「Pasadena Park」「INDIGO」などがリイシュー。

またこっちのカタログにも出品されるんだろうな。

『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』のDVDが再発

メーカーサイト
BOXじゃない上に全然安くない。

子供の頃、この手の合体する超合金が超絶欲しかったが、到底買ってもらえる値段ではなかった。別にせどらーが買い占めたせいではなく、単に定価が高かっただけ。

荻野目洋子、20年ぶりにアルバムチャート入り

80年代洋楽カバーとセルフカバーのミックス。もっとも「ダンシング・ヒーロー」だって、洋楽カバーだ。せどり的にはやはりオリジナルの紙ジャケだが、まあ滅多にない。

1曲目がネーナの「ロックバルーンは99」。舌足らずな歌い方を覚えている。ついでにいうとパティ・スミスと並んで「わき毛の女王」としても有名。


ウィキペディアによれば、「1984年の来日公演では、持ち歌が少なかったこともあり、同楽曲を4度も演奏した」とのこと。

藤田麻衣子メジャー1stアルバム&ツアー発表

いわゆる「乙女ゲー」のサントラで何度かせどりしたことある。当然、商品番号からインディーズであることは知っていた。新しい品番はビクターなので「VICL/VIZL」。アルバムタイトルを知らなくても発売時期がわかる。

RHYMESTER結成25周年でベスト盤&ツアー

「野宮真貴、渋谷系を歌う」実況録音盤を発売

「ホワッツマイケル」生誕30周年で復刻連載

★★★

今週の本当のビッグニュースは上原の乱調とこれ。

[武井咲]「すべてがFになる」で“リケジョ”に 綾野剛とダブル主演

公式サイト

原作は18年前。前にも書いたが、僕は映像化がどんなのであろうと、(原則的に)原作の価値は変わらないので(原則的に)気にしない。というスタンスなので、馴染みの作品がリメイクされるのは単純にうれしい。創作的な期待のようなものは全くしていない。同窓会に邪な期待をして行かないのと同じ。期待していない方が喜びは大きいしね。

コミックは浅田寅ヲ。ゲームもある。

★★★

最近売れたもの

¥1,755→¥3,400

「これって高いんじゃなかったっけ?」と沸騰しかけたが、高いのはブルーレイ付きの方だった。そういうふうにできている。

菊池成孔が絶賛していたのはなんとなく覚えていた。

★★★

例えば↑の場合入金額は2,588円なので、実際の利益は833円になる(2,588-1,755=833)。せどりを組織化したとして、仕入れ担当には報酬としていくら払うのが適切なのか。自分が(具体的な作業を)何もしなかった場合、いくら受け取るのが適切なのか。

同じ日に仕入れた商品でも即売れするものもあれば、1年経っても売れないものもある。仕入れの「出来」というものをどう評価するのだろうか。それとも出来高や歩合ではなく点数などで評価するのだろうか。いちせどらーとしては、それはあり得ない考え方だが。

★★★

ちょっと興味ある。もちろん買う側で。
リユース大感謝祭 in 幕張メッセ

★★★

そもそも「バックエンド」という単語がどういう意味かわからない。「バックドア」ならわかる。外角からストライクゾーンに入ってくるボールのことだ。

もちろんわからなければ検索すればよいのだし、文脈からおおよその意味を想像することも出来る。とはいうものの、こういう自分がわからない単語を、「知っているのが当たり前」のように使われると、「ああ、やはり自分はせどらーとして大きなものが欠落しているのだな」と思ったりは…別にしない。せいぜい「カバチぬかすなや」くらいのものだ。