消費税、古物商、10年

今年もあと2ヵ月、各種の控除証明書が届く時期になった。10月の結果は売上も仕入れも平均よりちょっと悪いくらい。年間収支の見通しも、このままだと去年よりちょっと悪いくらいだろう。だからもっと頑張ろう、とはならない人じゃないですか。

消費税が10%に上がると(遅かれ早かれ上がるのだろう)、当然ブックオフの販売価格にも(それが実感できるレベルかはともかくとして)反映されるだろうし、送料や手数料も高くなる。もしも簡易課税のみなし仕入率が下がれば、事業者として納める消費税も増えることになる。消費税が5%から8%に上がった2014年は、前年より売上も利益も増えた。それは単に前年が悪かっただけで、もちろん消費税とは関係ない。というか消費マインドのアップダウン以上に個人の資質や作業量が収益を左右するのは、零細個人事業主にとっては当然のことだ。だからあまり気にする必要はないのかもしれないが、でもなんとなく次の増税は個人的に非常に重いものを感じている。売上規模を縮小するのも全然ありだと思うが、それならばある程度早い時期に結論を出し、行動に移さなければいけないな。

(先週の)土曜日。
キズが残った日本語ラップのCDを試聴していたら、何度も声を出して笑ってしまった。なんかどうやって韻を踏むかというのが大喜利みたいになってないか?「Like a 野犬 ほっとけん場面 きっと万馬券」とか。本場のヒップホップではどんなことが歌われるいるのか知らないが、聴いていて吹き出してしまうようなものはどうかと思う。とはいうものの、それは単に僕が聴き慣れていないだけで、物心ついたころから身近に日本語ラップがある若い人達にとっては別に笑うようなことではないのかもしれない。食事などもそうだが、文化というのはしばしば単に習慣や環境の問題だったりする。

月曜日。バイクで仕入れ1軒。
ジムで着るTシャツを買いにスポーツ用品店へ。その帰りにいわゆるホーム店についでに寄った。CD2枚で4Kの仕入れ。まあ無いよりはまし。

水曜日。
38cm*38cm*5cmという、僕にとってはかなり大きなブルーレイBOXがあり、入るダンボールがなかった。斜めにして入れようかとも思ったが、破損が怖い。結局100サイズのダンボールを2つ合わせることにした。脇に大きなスペースが空いたが、あまり詰め過ぎると重くなるし、空け過ぎるとやはり破損が怖い。適当に15点ほど入れて、車に積んで郵便局へ。いつもは7kgくらいだが、これは10kgを越えた。時どき、予想外の大きさの物が届くというのも、ネット仕入れの欠点のひとつだ。サイズなんかいちいち見ないもんなあ。

木曜日。
そもそもワールドシリーズで2回登板すること自体が凄く名誉なことのはずなのだが、ワールドシリーズで2つ黒星がつくととんでもなく不名誉な大罪になってしまう。つらいなあ。もちろんそのリスクを引き受けるということも高額な報酬に含まれているのだろうが。

金曜日。バイクで仕入れ3軒。
都心に出ることも考えたが、やはり祝日の秋葉原や新宿は嫌だということで、郊外の中型店3軒。行くときは暖かくてとても気持ち良かったが、帰りは少し寒くてグローブが欲しくなった。釣果は全く期待していなかったが、13点で24Kと思いの外よかった。数字以上に内容がよかった。

お気に入りのYouTuber、Dr.Capitalの動画がアップされていたので観たら、なんとMステで紹介されたらしい。

せどりYouTuberってまだいるのだろうか。

中目黒に「買取専門」のブックオフオープン


商品が綺麗にレイアウトされているけれど、これは売り物ではないのだろうか。ある種の撒き餌的なものかな?好立地・高知名度の買取専門店という観点ではちょっと興味がある。

ケヴィン・スペイシー、過去の行動を謝罪…ゲイであることをカミングアウト
そういえば女性とラブシーンをやるような役は印象にないな。もちろん役者としての彼のファンであることに変わりはない。

faggotというのは楽器のファゴットと関係あるのだろうか。

松本隆が紫綬褒章「自分の作品が自分の存在を証明してくれた」
作詞家としてのシングルセールスでは秋元康阿久悠に次ぐ第3位。アイドルだけでなく竹内まりや「SEPTEMBER」、原田真二「キャンディ」、南佳孝「スローなブギにしてくれ(I Want You)」などシンガーソングライターへの提供も多い。比較的新しいこれなんかも。

先週の話になるが、アマゾンから「【重要】特定商取引法その他の法令に基づく表示の徹底のお願い」というメールが来た。古物商は数年前に取得していたが、面倒でアカウントに登録していなかった。「転ばぬ先の杖」ということで表示しておくことにした。「せどりに古物商は必要か?」というのは昔のせどりブログなどでよく熱く議論されていた記憶がある。熱い議論の割には内容がなかった記憶もある。

JR神田駅の西口に「神田駅西口商店街」というこぢんまりとした商店街があり、その中に「蔵王」という小さなディスカウントショップがある…と思ったら、閉店したようだ。まあ、昔はあった。2007年の11月にそこで5枚のCDを買って、ヤフオクに出品した。一応それをせどらーとしての起点と考えているので、そろそろ丸10年が経過して、11年目ということになる。「だからなんだ。10という数字は単に指の数が云々」と言われたらまあ、それまでなのですが。

僕よりも遥かに長いキャリアの人たちも沢山いるし、あるいはキャリアこそ短くても僕より能力のある人・稼ぎの多い人は沢山いる。「ほとんどいる」と言ってもいいくらい沢山いるだろう。でもそのような他人との比較をちょっと脇にどけると(それは僕にとって非常に重要な作業だ)、まずまず一応頑張ったのではないか。20歳の僕が今の僕を見ると少しがっかりするかもしれないが、30歳の僕が今の僕を見ると「あー良かった良かった、充分充分」くらいのことは言いそうだ。それくらいの価値はある10年だったと思う。