統計学が最強の学問である ビジネス編

シリーズです。ビジネス編ということで、アプローチを経営学をベースとして、それに統計学を絡めてどう分析していくかに焦点を当てています。経営戦略、HR、マーケティング、ORが対象となってます。日本ではデミング由来の製造業での品質管理で統計学の活用が盛んですが、もはやそのレベルはPPM(百万個のうち数個)というレベルということです。日本人のバカ真面目な風潮として、そのレベルを極限まで高めようとする力が働きがちですが、もうそれ以上やっても費用対効果が悪いのは明らかなんですね。それよりも本書に記載されている人事やマーケでもっと有力な活用方法を見出す方がよっぽど良いのだと感じます。品質管理が広まったように、人事やマーケで統計を活用した戦略が広まっていないところを見ると、それはなかなかにベストプラクティスが見出しずらい分野なのかもしれません。やっぱり今一番面白そうなのはこの分野ですね。今後の発展に期待です。