海の次は山

今日も今日とて有休を取ってツーリング。こないだは海でしたから、今度は涼を求めて山へ向けて出発進行!!目的地はとある温泉地!!さあ行こう、T1号!!
といっても道中は特にどうと言うこともなく、多少ノロノロ運転の車がいたくらいで順調に進み、お昼には目的地の道の駅に到着。
お昼はこの道の駅で済ませたわけですが、バイキング形式になっておりまして、何が見所ってお味噌汁が囲炉裏にかかってるんですよ奥さん!!今時時代劇でだってみませんよ。

お腹がふくれたら今度は温泉へ。旧藩主が領民にも使わせなかったという温泉を今に引き継ぐ旅館へ向かう…も、入り口には「本日休館」の文字。なにそれ…。しょうがないので近場に最近出来たとおぼしい入浴施設へ。明るくて綺麗で梁やなんかも結構凝っててお風呂も充実してたんですが、やっぱりなんかこう、周りの風景に合わせて鄙びた風情がほしいなあ。まあ仕方のないことです。あ、通りすがりの犬がかわいらしかったので1枚とらせて貰っちゃいました。
 

温泉地から少し離れたところには紅葉狩りの名勝として近隣に名高い渓谷がございます。ちょっとT1号で移動して、緑なす木々を日傘に渓谷沿いの遊歩道を散策。セミとカジカとその他諸々の合唱の中、川っぷちをそぞろ歩きするものなかなか乙なものです。秋は大変に人が多いそうですが、夏の平日だけあってやはり人影も通る車もごくまばら。またそれがいい。

だいぶ山に分け入って来て、しかも緑が多いので結構涼しいなあと思っていましたがやはり散策するとまた汗がたらりたらり。そうしたらあるじゃありませんか、道の駅のパンフレットにも載ってないような正に秘湯というべき温泉が!!
これがその温泉。

正面?いや、それも温泉だけどそっちじゃなくて、こっち。

1人ならのんびり、2人ならなんとか、ってくらいの小さなお風呂。露天風呂って言うよりは野外風呂と言った方がよほどしっくりくるこのたたずまい。すごーい、こんなの初めて。なおこのお風呂に行くには脱衣所からタオルだけで10mほど歩かないといけないので、なんというか、恥ずかしがり屋さんにはお勧めできませんね。
ちなみに脱衣所直結の内風呂もあって、それがコレ。なんかこう、鬼の岩屋って感じじゃありません?

1度に一組しか入れない1時間ごとの貸し切り制らしく、たまたま空いてたので待つことなく入れてなんてラッキー。しかも本当は予約制らしく、ふりの客で入れた私は本当にラッキー。

谷間を渡る風に吹かれ、渓谷を流れる水の迸りを聞き、ほどよい加減の温泉に身を任せていると、なんかもう仕事がどうとかこうとか、どうでも良くなってきますねえ。ついつい口ずさんだお囃子がコレ。

朝酒はしないけど、朝寝と朝湯は大好きやなあ。私もそのうち身上潰すんだろうか。

お風呂から出ると管理のおっちゃんが「こりゃあ雷がくるでえ。早う下りたほうがええかもなあ。えらい勢いでモクモク雲が湧いてきたわ。」と言うので振り仰ぐと、わーこりゃ凄い。ホントにモクモク湧いてるわー。
てなわけでお出かけおしまい。さあ帰ろっか。明日からはまた仕事だよ。