ジンジャエール飲みながら観劇。
劇場というより小屋。凄いセット組んだなぁとびっくり（美術：吉野章弘）。 ばらすのに半日かかりそうな気がする・・
作：金杉忠男、演出：奥田賢太（前説も） 『『説教強盗』は、『胸騒ぎの放課後』などの脚本を書いた、金杉忠男氏の作品。光枝という名の一人の娼婦と、それをとりまく11人の男たち・・・大正から昭和にかけて帝都東京をあらしまわった実在の人物「説教強盗」をはじめとし憲兵、刑事、乞食に船長！ついには神父までが飛び出し、「墨田の原っぱ」を縦横無尽に駆け巡る壮大な遊戯劇！！』http://www18.ocn.ne.jp/~damian/next.html
初っぱな、説教強盗（憲太郎さん）、おばあちゃんと出てきたちっちゃな男の子、いい顔してた〜もうすっかり俳優の表情。伊藤新さんの息子さん（伊藤尊くん）だそうで・・そっくりでした。
その後、17人のかわらこじきさんの顔見せがあり、そしてお芝居が賑やかに始まりました。
戦争 駒下駄 娼婦 マッコウクジラ 桜の花びら 原っぱの上を走る東部鉄道 刑事
だれが光枝？(☆o☆) みんな光枝？ 説教強盗は？(☆o☆) など頭の中フル回転して観ていました。だって姉妹、娼婦仲間が最後は全員光枝だもの。考える余裕も与えてもらえずビュンビュン進みます。詰め込んであるものが多くて・・よくわからないのに、原っぱを駆け抜けた彼ら（こじきと女）の美しさに圧倒され、ラストの神輿のシーンで、ジーンとしてた私。
（出演者の皆様方は客観的にこの舞台を観たとして・・わかったのかなぁ）
「玉ノ井」は向島、私娼街。いわゆる赤線地帯らしい。
憲太郎さんのアングラ俳優っぷり、説教強盗っぷり、かわらこじきっぷり、左官屋さん姿は男の色気がプンプンしていてかっこよかったなーー。憲太郎さんのおかげで、また新しいジャンルのお芝居を観ることができました。
欲言えば・・「天切り松」のような「説教強盗の話」も観たかったなぁ。そういったら元も子もないんですけれどね。
次はこれですね。Oi-SCALE http://www.oi-scale.com/index2_if.html
そして来年は・・
モダンスイマーズ。千葉哲也さんもご出演！！蓬莱さんが「津村さん欠席で・・原点に戻って男の熱い芝居を」と言ってらしたのがこれですね。『ロマンサー〜夜明峠編〜』
あーーーーーーー 節約できませーーーーーーーん。
