ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

読んでくれてありがとう。台風の影響ありましたか?風が強くて傘させなかったでしょう?暴風ですが小降りになったので10時少し過ぎに家を出て、さい芸に行ってきました〜。赤羽からの埼京線を心配していたのですが、赤羽までが大変でした(笑)与野本町からタクシーに乗り、劇場に入ったのが12時50分。けっこうスリリングでした。・.°.*。(ღ˘⌣˘ღ)・°◌.*.

彩の国シェイクスピア・シリーズ第28弾『ヴェニスの商人』★★★★☆ 


今回は、女子にはたまらないオールメールシリーズです。これもまたオープニングから楽しい。掴みOKでーーす!って誰かが言っていそう(笑)
『舞台は貿易都市ヴェニス。ある日、貿易商を営む裕福な紳士アントーニオのもとに、年下の親友バサーニオが借金の申込にやってくる。彼は才色兼備で大富豪の令嬢であるポーシャにプロポーズをしようとしており、そのための元手をアントーニオに頼ってきたのだ。生憎と全財産が海を渡る船の上にあったアントーニオは、自らを保証人として借金をするよう、バサーニオに勧める。ところがバサーニオが借金を申し込んだのは、よりによってアントーニオの天敵とも言うべき、高利貸のシャイロックだった――。』http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2013/p0905.html
 
猿之助さん演じるユダヤ人の金貸しシャイロック市川猿之助)は傲慢で強欲な男なんですが、ユダヤ人として日頃から憎んでいたアントーニオ(高橋克実)に対する復讐だったこと、結果最後はキリスト教に改宗させられることになるシャイロックに胸がしめつけられました。
可愛くて気の強いポーシャ(中村倫也)に恋するバサーニオ(横田栄司)の振り回されっぷりも楽しかった〜。この物語はシャイロック中心ですし、猿之助さんが演じているため歌舞伎要素たっぷりで、そちらばかりが目立つかと言えば私にはそうでもなく、バサーニオ(よこちんさんがチャーミングでステキだから)とポーシャ(可憐で愛らしい倫也くんに夢中になっちゃったから)の求婚場面からラストまでの駆け引きのような物語も同じくらいの割合だったな、と思いました。でも、最初に戻って考えてみると、バサーニオは遺産目当てなんですよね・・。
可愛いといえば、父の冷酷非道を嫌ってロレンゾーと駆け落ちするシャイロックの娘ジェシカ(大野拓朗)も心優しい感じが出ていて可愛かった。大野くんは身長186cmもあるのにロレンゾーとそんなに差がないなと思っていたら、ドレスの下はいつもひざを曲げているんですって。歩くときもずっと。
蜷川組常連のみなさまは、ほんとうにいつも安定しているので、感想も書かずごめんなさい。ポーシャの侍女ネリッサを演じた岡田正さんの存在もすごかったーー。ポーシャとのやりとり、結婚したグラシアーノ(間宮啓行)とのやりとりが楽しかった〜。
さいたまネクスト・シアターのみんなが色んな役(男も女も衣装替えもいっぱい)で活躍していたのも嬉しくて、ここにも、ここにも、って見つけるのが楽しかった。みんな、立っているときの姿勢がよいのよね!白川大くんと内田健司くんはフライヤーやHPに名前がなかったのにオープニングにいてびっくりしました(笑)お稽古場見学のときに蜷川さんに出ろと言われたようです。ネクストの鈴木彰紀くんは・・なんとはじめての男性役もあり(蜷川さんの舞台ではいつも女性役)それがまたかっこよくてねぇ!王子様っぽかったわ。隼太くんもめきめきステキになっていてもうびっくり。坂辺一海くんとはお話したことないのですが、全員応援しています。
 
最後になりましたが、気が強くておしゃべりさんなポーシャの可愛らしさ愛らしさ美しさにやられた一人です。『恋の骨折り損』のときも可愛かったけれど、ポーシャは女子力がかなりUPしていました。容姿、表情もだけど、あのしぐさの可愛さはなに!?夢見そうです(笑)愛のために男装し法学博士として法廷に乗り込み、愛するバサーニオのためにシャイロックから借金し返済できなかったアントーニオの窮地を救ったポーシャは、古畑任三郎名探偵コナンばりのかっこよさでした。なにより声がキレイ!滑舌もよく、よく通る声。久々のヒットです。(ハンドタウンキッチンではふつうの男の子だったのにーーー 男も化けるのね)
 
よこちんさんにご挨拶出来たので「ポーシャに恋しちゃいましたか」と聞いたら、「それはない」って。「でも芝居中は恋している。彼と芝居するのはほんとうに楽しいよ」って言っていました。
あ、帰りに藤田俊太郎くんと会えたので、蜷川さんのことを聞いてみたら「体調すごくいい」とのこと。安心しました。忙し過ぎて痩せている俊太郎くんのほうが心配ですよ。(ヴェニス終わったら「ザ・ビューティフル・ゲーム」の演出、がんばってくださーーい)
 
『突出した猿之助の演技』日経の劇評(河野孝さん)写真もいっぱいです。 http://www.nikkei.com/article/DGXDZO59454450Z00C13A9BE0P01/
 
2011年 吉田鋼太郎さん率いる劇団AUNの『ヴェニスの商人』は、めちゃめちゃ楽しかった!今日のバサーニオ@よこちんさんは、このときグラシアーノでした。http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20110412/1303053259
2007年の『ヴェニスの商人』を観たときの自分の感想が簡素すぎて笑った。 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20071001/1191245562
 


昨日の『hedge』、今日の『ヴェニスの商人』、いい男ばかり見て、明日から社会復帰できないと思っています。