ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

彩の国シェイクスピア・シリーズ第31弾『ヴェローナの二紳士』2回目★★★★☆ 

 12日の初日ぶりのさい芸。今日も蜷川さんにお会いできました〜。

 友だちとペペロネ。
 ホワイエでは楽士さんたちの演奏が。
 今日はJ列。
初日と比べてけっこうカットされていたわ。でも、こういう喜劇はあれよあれよで進んでいって、たくさん笑って、たくさんキュンとして、ヴァレンタインがミラノ大公に道々お話ができるくらいの短さがいいね。←気持ちとしては、もっと顔を見ていたいとかあるけれど(笑)
今日は大好きなりょんくんが元気なかったように感じました。声も出ていなかった・・もっとできるはず。初日とてもよかったもの。あと6公演、元気になぁれ〜。
でも、初日よりずっとプローティアスのずるさが出ていたわ。あっけなく心変わりするひどい男なんだけど、窓の上の月川シルヴィアに「ずる賢い偽善者、誓い破りの不実な裏切り者、〜軽蔑します」などと心がポキポキ折れるほど散々なこと(事実だけど)を言われると「もうそこまでにしてあげて〜」とかわいそうになってしまうくらい可愛いのよ、プローティアス。親友ヴァレンタインまで死んだというひどい男なんだけど、あとで許されちゃうくらい可愛いのよ、プローティアス。

今日驚いたのはジュリアの可憐さが増していて、すっかり女の子の表情がなじんでいた淳平くん。窓の下でシルヴィア姫に愛の歌を捧げているプローティアスを見つめる顔が悲しそうで、それを見ていたら涙が出ちゃった。それ以降、シルヴィアとのシーンで、また泣かされた・・。カーテンコールのお辞儀もぎこちなさがとれて女の子らしくなっていました。
ヴァレンタイン高橋光臣くん、初日のバタバタ感が嘘のようにしっかりしていました。純粋で男らしく。
 
私の初日感想 http://d.hatena.ne.jp/Magnoliarida/20151012/1444665673
 
バックステージツアーで聞いたのですが、プローティアスの召使いラーンスの正名僕蔵さん、今まで犬を飼ったことがないそう。あんな仲良しなのにびっくり。今日はクラブ(犬)の甘噛みっぷりがハードでしたね。
今回、蜷川組常連の横田さん、岡田さん、大石さんらの安定したおもしろさに加え、とーーってもいい脇役が大人計画正名僕蔵さん(舞台ひさしぶりだそう)と、蜷川組初の河内大和さん。河内大和さんのシューリオがシュールなんだけど、めちゃめちゃ楽しい。マントを口に入れちゃう、何度も入れちゃうところでプローティアスりょんくん、こらえきれず笑ってた(笑)
 
河内さんtweetヴェローナの二紳士、今週末まで残すところあと6回となりました(・ω・)ノ 幸せに満ち々々た舞台です♪これを逃すともう二度とお目にかかれない、恋の暴走機関車シューリオくんは、今日も顔晴って行って参ります‼︎ 」https://twitter.com/k_h3021/status/658846074912681984
シューリオくん一見の価値あり(笑)

 今日は友だちとバックステージツアーに参加(トロイラスとクレシダぶりかな)カメラが回っていました。『ヴェローナの二紳士』がDVD化されるとき、バックステージツアーの様子も入るかもしれないとのこと。
 
高橋ヴァレンタイン光臣くんの今日のブログ「+ときどき 」http://ameblo.jp/takahashimitsuomi/entry-12088910571.html?timestamp=1445944623 それは妖精プローティアスですね😍 鏡の写真を勝手に反転させていただきました。 「おはよう きくよ! プ」の文字。あーーなんて思いやりのある優しい子なの〜。

 終わったのが17時15分。大きな満月を追いかけながら渋谷へ移動です。

phrasey dance『影向 yowgow』田中泯+松岡正剛/PARCO★★★★★   

 PARCO劇場へ。
 2日間だけの公演。大好きな宮沢りえちゃんが出るのであれば・・とチケットを取ったら最前列のほぼセンターでした。客層が豪華だった気がします。後ろを振り向かなかったので客席はわからないけれど、ホワイエ豪華だったわ。
フライヤーの写真も素敵で観たい欲がそそられたのですよ。写真はエバレット・ブラウン(Everett Kennedy Brown)だと知りました。http://www.modernclassic.jp
 
「コトバカラダ・カラダコトバ・コトバノカラダ・カラダガコトバ……。」
「精神も存在も、男も女も、恋も戦争も、日本も世界も、連歌し乱舞する。田中泯松岡正剛による一触即発・同時多発な、二夜連続ダンス&トークパフォーマンス。」
 
演出:田中泯 台本:松岡正剛 衣裳:山本耀司Yohji Yamamoto
出演:田中泯 松岡正剛 宮沢りえ 石原淋
 
PARCO劇場で幕ではなくシャッターが上がるのをはじめて見ました。ギシギシと。そして漆黒の和紙たち。井上陽水の「♪最後のニュース」。この歌詞が最後に松岡さんが話しておられた「難民のニュース」に繋がりました。4人の登場も客席の扉からで、舞台中央に作った階段をつかいステージへ。
田中泯さんは前衛舞踏家で「るろうに剣心 京都大火編」の翁 (柏崎念至)、最近では「まれ」の元治さんです。70歳とは思えない身体能力。今日の舞踏も素敵でした。体が語る。
松岡正剛さんの声のすばらしさ。石原淋さんはお初。
大好きなりえちゃん、凄かった。カフカ中で明日から海外公演だというのにこのパフォーマンス。
うまく言葉に出来ないけれど、コトバとカラダにただただ圧倒された時間でした。 
 
 
松岡正剛さんの「【日刊セイゴオ「ひび」】和紙の帳、アンリ・ミショー、レイヤードの服、陽水の歌、ファノン、フレイジーダンス、はにかみの国、マルキノフのピアノ、ゴムの匂い、賢治、土方巽、みんな影向。15/10/27 」https://twitter.com/seigowhibi/status/659041230181941249
【日刊セイゴオ「ひび」】「影向」稽古。やっと言葉と体と声と場がモノクロームな写し絵になってきた。演出家田中泯の采配、女優宮沢りえの創意を見るのが贅沢。当方はナマ正剛の襞に降りるだけ。15/10/19
 
     「言葉と体と声と場がモノクロームな写し絵」  そういうことね。
 
蜷川さんもいつもYohji Yamamotoだよね〜なんてことも思い出したり。
松岡正剛 編集工学研究所 http://www.eel.co.jp
 
(追記)無料パンフレットを読んでようやく消化できた。フレーズ・ダンス。
 
 宣伝写真、エバレット・ブラウンが湿板写真という幕末の撮影技術で撮ったものらしい。その場でガラス板に焼き付けていく。あ〜教科書で見る坂本竜馬とかのね。