エンタメ批評&応援ブログ「SEVEN HEARTS」阪 清和さんの【舞台】わたしは真悟(2016)http://blog.livedoor.jp/andyhouse777/archives/66240444.html
「実は漫画「わたしは真悟」が生み出された1982年は、あの名画『ブレードランナー』が公開された年である。」
「強烈に刻み付けられるのが、子どもたちの大人に対する不信である。成長して大人になることで、もう二度と子どもの世界に戻ってこられない。その不可逆に恐怖すら感じているのだ。」「しかしそれは子どもならではの無垢や無知から来るものとしてではなく、なにかとても大切なものを訴えている、子どもたちからの異議申し立てとして位置づけられている原作と同様に、このミュージカルにおいても、大人たちの誰もが自分が通ってきたのに、まるで関係ないことのように目を背けている真実を告発しているのだ。」
「成河については当ブログで数え切れないほど採り上げているし、演技の達人として世間に認識されている逸材だが、もともと身体表現の素晴らしさに定評があり、今回のドュクフレの要求する高いレベルに応えることができたのは彼をおいてほかにいなかっただろうと思わせる仕上がり。これだけの完璧な総合表現をやられては、もう再演時に成河以外の俳優が演じることはできないだろう。よほどアプローチを変えない限り、不可能だ。」
嬉しいなぁ。真悟は、成河くんの正真正銘オリジナルだもの。