ほらほらコーヒーが冷めちゃってるよ 2

好きな人に伝えたいことはできる限り直接伝えます。都々逸作っています。浦和レッズと演劇と映画と音楽が大好き! 田島亮(・中嶋将人)、成河、亀田佳明、イキウメと浜田信也。演出家・藤田俊太郎を応援しています。小林賢太郎・片桐仁、ラーメンズは永遠に好き。B'z、BrandonBoyd&Incubus、JasonMraz、大橋トリオ、Eddie Redmayne

カクシンハン第11回公演『タイタス・アンドロニカス』★★★★ 

 久しぶりの吉祥寺シアター。多分2016年の3月以来。

カクシンハンの『タイタス・アンドロニカス』は3年前にスペース雑遊で初演、今回は再演らしかった。
実は初の『タイタス・アンドロニカス』。観ていないなんて信じられないと言われたけれど、あのころ旬くんの演技がちょっと・・だった(笑)
 
「カクシンハンの『タイタス・アンドロニカス』観劇。血で血を洗う残酷な物語。シェイクスピア初期の作品。フライヤーのヴィジュアルのように善も悪も表裏一体。身内に斬り裂かれる心。だから復讐の連鎖は止まらない。あの結末があっても今も変わらない世界がある。側から見たら愚かでしかない。→

タモーラの情夫のムーア人エアロンがたくさんいた意味は何だろう?
トークで蜷川さんの話が出た。木村さんが初めて稽古場の扉を叩いたのがこの作品だったと。ラヴィニアのあれは蜷川さんへのオマージュね。残酷なのに生き埋めにする場面の演出は美しかったな。→

鈴木アッキーはとてもいい役。タイタスの息子ルーシアス(と、タモーラの息子)とても良かった。迷いがない演技にアッキーがシェイクスピアが好きだってわかる。そして野口さんのサターナイナスは結局踊らされただけで一番せつないかも…愛嬌を感じました。」
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アッキーこと鈴木彰紀くんは本当にセリフも明瞭で(だから言葉がきちんと伝ってくる)立ち居振る舞いが美しい。蜷川さんに鍛えられていたことが生きている。オーラたっぷりの河内大和さんに引けをとらないと思う。
それにしてもラストの晩餐は原作通りといえ、吐きそうだったわー。

 アッキー美しすぎる。『アテネのタイモン』にも出てほしい。

脚本:シェイクスピア作 訳:松岡和子 演出:木村龍之介
美術:乘峯雅寛 照明:中山奈美 映像:松澤延拓 音響:丸田裕也 殺陣:白倉裕二 宣伝デザイン:谷内晴彦 宣伝写真: WATARU YONEDA 宣伝映像:松澤延拓
キャスト:河内大和 真以美 岩崎MARK雄大 のぐち和美(以上、カクシンハン)
白倉裕二 東谷英人(DULL-COLORED POP) 鈴木彰紀(さいたまネクスト・シアター) 佐藤滋(青年団 小田伸泰(俳優座) 阿部博明(東京新社) 比嘉将太(オスカープロモーション) 久仁明(SHIMOFURI) 木下 藤吉(アクトレインクラブ) 青井雄(演劇集団TOY′s BOX) 佐鳥結耶(Soymilk) 室岡佑哉(仕事) 松田祐司(仕事) 添田勝衣(フラッシュアップ) 佐々木雄太郎 近藤修大 大洞雄真 ユージ・レルレ・カワグチ(#stdrums)
 
『チック』の美術も乘峯雅寛さんでしたーー。