明治期における俳句革新と「写生」の内実について ―高浜虚子「遠山に日の当りたる枯野かな」の分析を通じて―  (「俳句文学館紀要」)

「俳句文学館紀要」19、2016.11.25、pp.109-128。
明治期の高浜虚子の作品「遠山に日の当りたる枯野かな」の分析を通じ、この句のどの点が「写生」的で、何をもって「俳句」的と見なされたかを、同時代の俳諧宗匠らの俳誌掲載句との比較を通じて明らかにした。第一回俳人協会新鋭評論賞受賞作。