談志の後を追うように、闘将西本幸雄さんが逝去された、御歳91歳。
毎日、大毎、阪急、近鉄の4球団で監督を務めた。
阪急、近鉄では、時間をかけて選手を育て、チームを作り変え、
弱小球団を常勝軍団へと導いた。
20年間の監督生活で8度のリーグ優勝を果たしながら、
日本シリーズでは1度も日本一に就けず「悲運の名将」と言われた。
- 作者: 西本幸雄
- 出版社/メーカー: ぴあ
- 発売日: 2005/03
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教え子には、長池徳士、山田久志、加藤英司、福本豊、今井雄太郎(以上、阪急)
などの錚々たる選手が揃っていたが、日本シリーズの対戦相手が悪かった。
阪急時代は、巨人V9でONが絶好調の時代だった。
近鉄時代は、古葉監督が山本浩次、衣笠、江夏を率いる赤ヘル黄金時代。
球史に残る名勝負”江夏の21球”を経て広島に敗れた
結局、日本シリーズでは一度も優勝することができなかった。
・・・どこまでも悲運の闘将である。
ソフトな解説を聞かせてくれていた。
昭和のプロ野球がまた一つ消えてしまった。
合掌