出版社が日本経済新聞社。
編者が大東和美(前Jリーグチェアマン)と村井満(現チェマン)
というだけでも本書が単なるサッカー書でないことは分かる。
ワールドカップ開催を期に、日本代表と海外サッカーへの関心は
飛躍的に高まるが、それがJリーグに結びつかない。
観客動員こそ微減だがJリーグへの関心は低下傾向が続く。
- 作者: 大東和美,村井満,秋元大輔
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/05/09
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (6件) を見る
Jリーグ誕生から22年目。岡田武史(元日本代表監督)はこう指摘する。
「最初の10年で選手がプロになり、次の10年で監督がプロになった。
最後に残ったのは経営者のプロ化の問題だ」
ビジネスモデルにも限界がきた。
その危機感から「Jリーグ戦略会議」が設置され
ついに”禁断の木の実”であるポストシーズン制導入が決定された。
その決定プロセスは本書を読まなければ、誠に不透明・・・
本書は言う
20年以上Jリーグを一緒に支えてきた”サポーター”にも
しっかりと説明すべきだ。サポーターは言うだろう
「 水臭いじゃねえか! 」。
サポーターに離れられたらお仕舞いだ・・・