Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

「鶴瓶噺2016」「山名屋浦里」

鶴瓶噺」初体験だった。

開口一番「今日は落語はやりませんからね!
間違えないでくださいよ」
私「えっ?!・・・なんで?」


そうなのだ。鶴瓶噺」(つるべばなし)とは、

「自身の身の回りで起こった日常の話題を面白おかしく

 話すスタイルなのだ。」そんなことも知らずに聴きに

来てしまった。(恥ずかしい)



そんな恥ずかしさも最初の2分で吹っ飛び

2時間休みなしで喋り倒され、笑いっぱなしだった。

演出も計算されつくしている。



「わて嫌いな人っていないんですわ」と鶴瓶は言う。

確かにタモリ、さんま、中居、木梨、ももクロ松嶋尚美

鶴瓶の家族に乾杯」・・・誰でも懐に入り、入れてしまう。

誰が見ても裏表の無い人柄と懐の広さが、人を魅了する。

鶴瓶さんの凄さを思い知らされた・・・。 この人凄いわ!



タモさんの話題も出た。

新作落語「「山名屋浦里」の話だ。

ブラタモリ」で吉原を訪れた時に聞いた人情話を
タモさんが鶴瓶に落語にしてよと頼み、新作落語としたのが
山名屋浦里」。人情話の名作となるような出来の良さだそうだ。


千秋楽日の演目が終わり、最後に鶴瓶タモリいじりを・・・
「あの人、この話をオレに“やって”と言ったのに、
この落語会に1回も来てないんですよ。ホンマ、どういうことや!」

その時、客席から舞台に近づく人影があった。
お祝いの花束を抱えたタモリだった。
大歓声を受けて舞台に上がり、笑いながら鶴瓶に花束を手渡した。

「なんや、この花束! 菊やないか! オレ、死んだみたいやないか!」


「山名屋浦里」 ぜひ聞きたい!


鶴瓶噺」を見た後に、「鶴瓶の家族に乾杯!」を見る。
楽しさ3倍増だった。