100均素材製グリーンスクリーンと iMovie でクロマキー合成してみた

今回も、時々書いてるアコギ演奏動画に絡めたネタですが何かw
で、いきなりですが、撮影をする時に悩ましいのが「背景」なんですよね。欧米諸国にお住まいの方々みたいにゆったりした部屋ででっかいカウチにふんぞり返った構図で撮りたいのに、真性ウサギ小屋な上にガラクタだらけの我が家なので、スッキリした背景を撮れる場所が少ない訳です。なのでこれまで、比較的片付いている寝室にいつも移動して、寝具を片付けて撮影してましたが、撮り続けていくうちに流石に面倒になってきてどげんかせんと…と考えるようになりました。カーテンみたいなスクリーンを作って背景にしたら? → カネかかるじゃん、いや別に模造紙とかでもいいか → 100均で揃えられるかな? → ちょとまて閃いた(ピコーン)!! いっそ色付きのスクリーン作って iMovie のグリーンスクリーン機能で好きな背景を合成したらいーじゃん!! という訳で以下、100均素材でグリーンスクリーンを作り、SFX なアコギ動画(w)完成に至るまでの記録です。

設計図というのも大げさですが

まぁこんな感じを目指します(↓)。

で、素材選び

大きめな緑色の紙か布を探したら1mを超えるようなのはちょっと見当たらなかったので、小サイズを繋ぎ合わせることにして、70cm x 60cm のフェルトを4枚買うことに。なるべく服の色とカブらないほうが良かろうと、ペカッと明るい黄緑色のやつです(↓)。

あと、上下に通す棒は150cmの園芸支柱を2本(↓)。

以上、これで〆て630円。

あとは設計どおりに組立て

フェルトの貼りあわせですが、段差ができて影が浮かび上がるのが心配だったので重ね合わせて貼るのではなく、裏側から粘着テープを貼ることに(↓)。

これで 140cm x 120cm のスクリーンが出来たので支柱通しを。といってもフェルトを上下で折り返して虫ピンで留めるという、カナーリ適当な感じ(↓)。

組み上がったやつを、ハンガースタンドに洗濯バサミで括りつけて完成!(祝っ↓)。

スクリーンの前で撮影

スクリーン上に影があると、合成の時に不具合になりやすいっぽいので電気スタンドで下から照明を当てて濃い影が出ないようにするのが吉かも。撮った生の映像がこんな感じ(↓)。

さていよいよクロマキー合成

トロピカルな背景が欲しかったので、YouTubeクリエイティブ・コモンズで公開されている動画を探し、これをダウンロードして iMovie で合成したら、こんなんできちゃいましたー(↓)。

俺は今、猛烈に感動している!

iMovie 上での合成手順は、丁寧に解説してるページがたくさんあるので割愛します。なにせ上手く行くかどうか分からない状態で製作したので粗雑な作り方ですが、例えば粘着テープだとそのうち剥がれてくると思われなので、裾上げ用のアイロン接着テープとかできっちりくっつけた方がいいでしょうね。それにしてもこんな粗末な手製スクリーンに加え照明もテキトーだったにも関わらず、結構スムーズな合成が出来ちゃったのには正直驚きました。iMovie、スゴいよ、ユー!!