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日報

2011-09-02

吉本興業と右翼

矢野誠一『女興行師 吉本せい 浪花演藝史譚』(中公文庫)に大化会の岩田富美夫の名前がでてきた。
昭和九年に、日劇アメリカのレビュー(ダニー・ケイもいた)を呼ぶにあたり、ややこしい政治の問題を解決したのが女社長せいの弟で吉本の「東京支社」を任されていた林弘高と、右翼の岩田だったという。
のちに社長になる弘高の兄、林正之助山口組とつるんで悪さをしたあげく逮捕されたのは有名だけれど、岩田と関係があったとは知らなかった。
せいが、チンピラを金で手なづけたり、警察OBを積極的に雇用していたことも書いてある。
博徒の世界と、つかず離れずのつきあいをしていく上に、警察と仲良くしておくことも大切な処世の術であることも、仕事を通じてせいの学んだことのひとつであった」「この(博徒の)世界との、つかず離れずといったかかわりは、生涯つづくことになる」だって。

女興行師 吉本せい―浪花演芸史譚 (ちくま文庫)

女興行師 吉本せい―浪花演芸史譚 (ちくま文庫)



 
関係ないけれど、大陸で馬賊として活動していた岩田がロシアに三年間も捕まっていたとき、同じ牢に反ユダヤ主義者の久保田栄吉がいたとこの本に書いてあった。

戦間期日本の社会思想―「超国家」へのフロンティア

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