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MaryOahuの日記

2009-09-19

デモクラシーのコスト

11:21

 今こそ、じんと心に染み入る良いコラムです。間違っても変えられるんだから、間違うことを恐れず進むということが、大事なんだと思います。間違っても変えられるということが、間違わないことよりも重要だという冷静な覚悟が、今必要なんだと思います。


内田樹の研究室 2009年09月17日

デモクラシーのコスト

http://blog.tatsuru.com/2009/09/17_1112.php

 官僚の判断が仮に99%ただしくても、1%の誤りを犯すことがある。だが、そのとき彼らは「勝率99%」を理由にして、その1%の誤りを決して認めない。

民衆の判断は多くの場合誤るが、彼らは「何だかこの政策はうまく行っていない」と感じたら、100%の確率で意見を変える。

ビューロクラシーとデモクラシーの差はこの1%の差にしかない。そして、その1%が国家存亡の分岐点になることがあるという経験知が私たちをデモクラシーに導いたのである。


 このあと、メディアは新政権の掲げる「政治主導」に対して、かなり批判的な態度で臨むと思う。

「政治主導」というが、当の「政治家の質」は誰が担保するのか。政治資金やら下ネタスキャンダルやらワキの甘い与党政治家についての報道がなされて、「こんな連中に統治者の資格があるのか」という論を立てるものが出てくるだろう。

その指摘はまことに「ただしい」。

でも、それは「デモクラシーのコスト」として受け容れなければならないのである。

扉は、開かれたのか!?

11:07

 昨夜のスポニチで、第一報が報じられた。「岡田外相:全メディアに記者会見を開放 フリーも」。これは、夕方の記者会見で語られたことのようだが、スポニチの報道が、20:03。Twitterでも、この情報は、瞬く間に広まったが、報道するのがスポニチだけ!?というツッコミが乱れ飛んだ。

 記者クラブ加盟メディアの中で、最初に報道に踏み切ったのは、なんと!毎日新聞。ネットの一部では、相当評判の悪い新聞社だが、Twitter上にコッコちゃんというキャラを持っていて、Twitterでは、一生懸命つぶやいていたりするわけで、「コッコちゃんのつぶやきは、まだか!?」といった一斉のつぶやき催促に促されたのか、その辺は不明ですが、とにかく21:15、一時間半の煩悶の後、報道に踏み切ったわけです。

 次いで、産経新聞が、21:27に報道。更に突っ込んだ情報として、「これに対して、外務省記者会は18日夜に代表者会議を開き、(1)十分な説明もないまま、方針を具体化する形で外相の会見時間が(夕方に)設定されたことは残念(2)外務省として(記者会見などの)情報発信をどう考えているのか−などとした文書を外務省報道課を通じて岡田氏に提出した。」と報じた。産経新聞は、記者クラブに入っているので、外務省記者会ってのは、つまり自分達のこと。はっきり、記者クラブを閉鎖的に維持することに執着している表明ですね。「(1)国民に十分な説明もないまま、インターネットや雑誌、海外のジャーナリストを記者会見から締め出して平気でいるのは、誠に遺憾。(2)このグローバリゼーションの時代、世界標準で、ジャーナリズムの使命をどう考えているのか」などとした文書を手渡したいくらいです。

 そして、記者クラブ以外のジャーナリスト5社をオブサーバー(質問権ナシ)として、記者クラブで勝手に許可して入れただけの記者会見を、「開かれた会見実現」とふざけた報道をして、ネット上で失笑を買っていた、件の記者会見の主催社である共同通信が、22:27に、報じました。

スポニチ Annex 2009年09月18日 20:03

岡田外相 全メディアに記者会見を原則開放

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090918119.html

毎日jp 毎日新聞 2009年9月18日 21時15分

岡田外相:全メディアに記者会見を開放 フリーも

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090919k0000m010081000c.html

msn. 産経ニュース 2009.9.18 21:27

岡田外相、記者会見は外務省記者会以外にも開放

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090918/plc0909182133023-n1.htm

47NEWS 2009/09/18 22:27 【共同通信】

記者会見を原則開放 岡田外相、全メディア

http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091801001177.html

 さて、産経新聞の肩に力が入った報道により、発覚したように、記者クラブ側の「面子が保てん!俺達をなんだと思っている!!」的な怒りの抵抗炸裂の予感です。これを打ち破って、本当に外務省の記者会見が開放されるのかどうか、気を引き締めて見守っていかなければと思います。外務省の記者会見が開放されれば、他の省庁や、官邸、地方自治体に至るまで、どんどん開放へ向かう流れが出来るはずです。日本は、初めて真の報道の自由を手にすることが出来るわけです。

 最後に、ジョン・F・ケネディ大統領が、暗殺される前に、プレスの前で行った演説をご紹介します。「あなた達、ジャーナリストは、旧弊で閉鎖的な社会の闇を徹底的に暴いて下さい。政府の間違いを、厳しく追及」して下さい。私達政府は、いつでもあなた達からの挑戦を歓迎します。あなた達は、憲法で守られた崇高な使命を負っているのです。国民に正しい知識を与え、国民に民主主義を啓蒙し、彼らを正しい方向へ導くという使命を、真摯に果たして下さい。」というような内容です。政治とメディアの健全な関係が、民主主義にいかに大切なものであるか、示唆に富んだ演説です。

President John F Kennedy Secret Society Speech version 2

http://www.youtube.com/watch?v=xhZk8ronces

 この演説のせいで、ケネディが暗殺されたという人もいます。民主党政権になって、記者クラブが、開放されるかどうかは、それほどに重要な改革の要であると、私は考えます。今回、多くの民主党議員や党本部、官邸などへ、膨大な抗議のメールが寄せられ、岡田氏の発表に至ったわけですが、ここに、私は、確かな手応えを感じ、希望を持ちました。「私達が変えていける未来」という手応えと希望です。