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昆正和のBCPブログ RSSフィード

2016-06-20

[] 防災コラムその他 16:32

ここしばらく、昼夜、パソコンに向かう日々が続いた。

今朝方、ほぼ書き終え、文章チェックなどをやりはじめたのだが、どうも暑さのせいもあってか、気が抜けたようになってさっぱり進まない。

ここはちょっと気分転換に別のことをやった方が良さそうだと考え、以前から依頼されていた会員制サイトの防災コラムのプロット作りをやってみる。しかし、これもちょっといいアイデアが浮かばない。なんだかアホウになったような気分で情けなし。

さらに気分転換をと考え、仕事に専念するために一時中断していた本をまた読み始める。タイトルは『大森荘蔵セレクション』(平凡社ライブラリー)。この手の哲学の本は、BCPやリスクマネジメントといった実務の世界とはまったく違う発想や視点を提供してくれるので、とてもスリリングで面白いのだ。

 いや、面白いのはよいのだけど、面白すぎてダメだ。「1.常識の罠」なんていうよだれの出そうな見出しのページから読み始めると、あっという間に数時間が経過してしまうのである。これではいかん。仕事が終わらないではないか。自制しなければ。

私は後ろ髪を引かれるような思いで、その本を書棚に戻したのである。そして、最後にやっと、本物の気分転換の方法を思いついたのであった。

「そうだ、早く一仕事終えて、山へ行こう」。

かくして私は、無事原稿を出し終えたら、『大森荘蔵セレクション』をザックにぶち込んで、八ヶ岳のお気に入りの山小屋に向かう予定なのである。

大森荘蔵セレクション (平凡社ライブラリー)

大森荘蔵セレクション (平凡社ライブラリー)

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2016-06-13

[] かくなる上はビバークだ! 16:09

 今日は雨。連載でお世話になっている「山と渓谷社」編集部にご挨拶をかねて訪問しました。ご多忙にもかかわらず、いろいろな興味深い話、意外な話、そして新たなご提案のお話などを伺うことができ、短いながら有意義な時間を過ごすことができました。

 さて、いつものお知らせです。山岳雑誌 『山と渓谷』に、「山のまさか!とほんと?を知る講座」と題して、登山のリスクマネジメントをテーマにした見開き2ページの連載を書いています。第16回(2016年7月号)のエピソードは「 かくなる上はビバークだ! 」です。

 仕事でも学業でもスポーツでも、同じことを続けていると、ある時期からやりがいや達成感が感じられなくなることがあります。スランプというヤツですね。登山でも同じこと経験するものです。そこで、スランプに陥っているあなたに、リスクマネジメントの視点からちょっとしたテコ入れ的な訓練をご提案申し上げたいのです。その訓練とは、ずばり「ビバーク(緊急野営)」のこと。さて、どんなビバーク訓練が待ち受けていることやら…。

 続きは本誌をご覧ください!

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2016-06-10

[] ヒグマによる襲撃(?) 13:03

 以下はあくまでも私個人の推測ということで書いています。

 この五月下旬以降、秋田県鹿角市十和田大湯の山林で、クマに襲われたとみられる3人の男性の遺体が相次いで見つかっています。そして今日もまた、損傷の激しい性別不明の遺体を発見したそうです。これは、8日以降帰宅していない青森県十和田市の70代女性のものと思われるとのこと。

 この一連のクマによるものと思われる非情な事件を目にし、2012年4月に秋田県鹿角市の「八幡平クマ牧場」で発生したクマ襲撃事件のことを思い出した人も少なくないと思います。この事件では、同牧場から堀の外に脱走した6頭のヒグマによって、女性の飼育員ら2名が襲われ、むごい形で亡くなられています。まさに吉村 昭の小説『熊嵐』の現代版を見ているようです。

 ヒグマの習性から見て、一度襲って味を覚えたヒグマは、また同じような獲物を探し求める傾向があると言います。今回の山菜取りの女性が襲われたことは偶然の一致でしょうか。本土にいるのはツキノワグマであって、ヒグマは北海道にしか生息していないと一般的に言われています。が、現に「八幡平クマ牧場」(2012年6月に閉園)のように本土にヒグマが持ち込まれているケースもあるわけです。

 ひょっとすると、この管理のずさんな施設から脱走したヒグマが他にもいて、山中に逃げ延びて生息している可能性も否定できません。秋田県警および地元猟友会は、おとなしいツキノワグマではなく、食べ物に飢えた凶暴なヒグマであることを視野に入れて、徹底した対策をとる必要があるのではないでしょうか。もはや山菜取りや登山者が注意すればよいというレベルの事件ではないと思います。

 10日午前10時40分ごろ、秋田県鹿角市十和田大湯の山林で、ツキノワグマに襲われたとみられる性別不明の遺体が見つかった。付近での熊による死者は4人目。熊は午後2時ごろ、遺体発見現場付近で地元猟友会員によって射殺された。(産経新聞 6月10日(金)16時37分配信)

 冒頭のブログをUPしてから数時間後の夕方、上記の記事がネットに出ました。「ツキノワグマに襲われたとみられる…」とあり、おそらく現場に付着していたクマの毛の種類や糞などからそう判断したのかもしれません。ですが、射殺したツキノワグマが人を襲ったクマであるとは限りません。ともあれ、私が書いたことは杞憂で終わりそうですが、ツキノワグマの仕業にしてはあまりにも惨い事件だけに、まだ少し納得いかない部分も残ります。これで解決されれば一安心なんですけどねえ…。

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