【仕事】MCorporation

今年にはいってからフリーランスでやっている屋号です。(Corporationと名乗っていますが・w)

主な業務内容は下記になります。

  • CFO, CCO for startups (スタートアップのためのCFO、CCO)
  • Help to penetrate overseas market (海外進出支援)
  • Help to penetrate Japanese market, office setup, reporting based on US GAAP (海外から日本市場への進出支援、オフィスセットアップ、US GAAPベースでのレポーティング)
  • Translation and interpretation for meeting and event (会議やイベント・展示会での逐次通訳、翻訳サービス)
  • Teach college level corporate class customized for corporate needs (大学レベルの企業向けコース作成、指導)

主にLinkedInを通じて海外の企業さまからの問合せがメインですが、日本の企業さまも受付けております。

現在の主なクライアントさまは、電子書籍プラットフォーム提供会社の海外進出支援、Web制作・スマホアプリ開発システム開発会社のアドバイザリーサービスなど。また日系大手通信会社のTV会議システムを活用したITセキュリティ内部監査の逐次通訳も行いました。

お問い合わせいただいてる企業さまは、プライベートファンドの日本市場での投資案件相談(UAE、タイ、シンガポール)、ファイナンシャルサービス向けアプリケーションの日本での販路拡大相談(UK)、米国カリフォルニア州の某大学Extention校企業向けコースの日本での指導について、などがございます。


MasaKawamukaiについて。

在米12年。MBA(Finance)取得。

アメリカでは大手会計事務所、シリコンバレーベンチャー企業でのアカウンティング・マネージャ、大学でのAccounting・Financeの講師、Small Business向けAccounting、Financialコンサルティング

2003年帰国。中小企業向けブランドコンサルティング会社設立の後、外資系ホテルチェーンのターンアラウンドチーム(Task Force Team)にてFinancial Director、外資系高級ホテルにてFinancial Controllerの経歴があります。

現場主義で「企業は人なり」をモットーとし、組織横断的なコミュニケーションを得意とします。ソーシャルメディアにも明るいです。

http://www.linkedin.com/in/masakawamukai

グルーポン、IPO実施時期は依然として未定--WSJ報道

WJS原本はこちら。
http://online.wsj.com/article/SB10001424052970204010604576593183345140982.html?mod=WSJ_Tech_LEADTop

前回の日記でも書いたけど、まだまだ不確定要素がありますね。
今回のは、もう致命的な修正を迫られたということで、ぼくの中ではかなりIPOは厳しくなったのかな、というのが正直な感想。

詳細はまた追って書くとしますか。

この後、海外向けプレスリリース配信の料金設定と、月末にある情報システム学会の研究会で提案する資料作成があるので。

WSJ日本語版、米グルーポンの異例の会計基準をSECが追及 2011.07.28

facebookで見つけたので、読んで見たら、なにやら会計基準が、、、と書いてある。
そこまでしてIPOするんかい?
と、おもって原文見たら、どうやらニュアンスが違ってた。

「米グルーポンの異例の会計基準をSECが追及」2011.07.28
http://jp.wsj.com/IT/node_281072

そもそも日本語タイトルの訳からして?と思う。
原文のタイトルは、Groupon's Accounting Lingo Gets Scrutiny
意訳しても「グルーポンの新手の評価指標がSECにつかまった。」ぐらいかな。
会計基準じゃない。

そこでちょっと気になったので原文も読んでみた。
http://online.wsj.com/article/SB10001424053111903635604576472531846174782.html

ここで注目したいのは、今回のグルーポンの問題は「会計基準」に違反していないということ。

日本語記事には、「会計基準」とあるけれど、原文記事には、一度も「Accounting Principal(アメリカで英語で会計基準)」と明記されてないこと。
アメリカの会計基準GAAPといいます。日本の会計基準と比較してUSGAAPと表記されることもあります。
GAAPとは、Generally Accepted Accounting Principalの頭文字です。ちなみに国際会計基準は、International Accounting Standard です。
そもそも会計基準違反してまで上場できないって。
いや、エンロンとか平気でやってたから上場ぐらいできるか。w
あ、ちょっと論点がそれた。

その上で自分のメモみたいにとってたけど、まぁ、せっかくだから(何がせっかくか分からんけど・w)アップしてみる。

日本語記事の「会計基準」と明記されてる英語対比は、原文記事では以下。

●米グルーポンの異例の会計基準をSECが追及
Groupon's Accounting Lingo Gets Scrutiny(*1)
(*1)精密な調査[検査]

●新たに編み出した会計基準
a newfangled accounting

グルーポンが考案した異例の会計基準
about the unusual measure it invented

●非伝統的な会計基準
nontraditional metrics


●非標準的な財務基準
nonstandard financial measurements

原文記事では、metricsとか、measurementsと使われています。
なので新たな「指標」とか「評価」って意味合いが近いのでしょうか。
ちなみに会計基準は、Accounting PrincipalとかAccounting Standard と言うので、明らかに会計基準に違反したことではないことが分かります。


じゃ、何が問題なの? と思うけど、要は、今グルーポンが抱えてる巨額の赤字からどうやって投資家の目をそらせ、将来の利益や有望さに目を向けさせて企業価値を高めるか。

そんなの当たり前じゃん。と、思う。うん、確かにそう。w
それがCEOの仕事だし。

記事中にも、90年代のドットコムバブルでも、財務諸表以外に有望さをアピールする指標として、サイトのアクセス数とかで、うちはこんなにアクセスがあるからこのペースでいくともっと人が来て買ってくれるんだよね、的な事が書いてありました。

もちろん正しく企業活動を反映するのは正しく会計基準に沿った財務諸表が不可欠です。

しかし財務諸表は今までの企業活動を映したものにしかすぎないので、将来のことは分かりません。
もちろん、キャッシュフローや1株当たりのキャッシュフロー(Cash Flow per share、EPSではキャッシュフローに反映されないので最近はキャッシュフローベースで見ることもあります。)など、最近よく言われるキャッシュフロー系の指数や指標で将来の経済活動を予測することもあります。

その延長線上で、いろいろ新たな指標が出てくる訳ですよね。

当然、グルーポンの指標も、「新たに編み出した」、「異例の」、「非伝統的」で「非標準的」になるのは仕方のない事ではあります。

ここでは、その会計基準に準拠した財務諸表はあるけれど、その上で使用されてきた指標がちょっと行き過ぎた感があるので、SECは精査してると思うんですね。

で、この異例の指標っていうのが、「調整済み連結セグメント営業利益(CSOI)」
"adjusted consolidated segment operating income," or adjusted CSOI

ふーん。
なんか分かったような分からんような。
Consolidationは、「連結会計」、国内外の子会社をまとめてひとつにすることなんで、連結、まとめるって意味があります。
いろいろ見てると20カ国ぐらい進出してるんで、それぞれの収益ソースを、「連結」したものかな、と、想像します。
あ、想像ですいません。

で、Adjustedは修正後。
もともとあった数字を、いろいろ細工すると、こんな数字になるんですよ、と修正することになるんですね。

で、何を連結するかというと、Segment Operating Income 部門営業利益。

ほほぉ〜。
これで、ちょっとは分かってきた。
あくまでSegmentと言ってるところから、いくつかの「部署の営業利益」にしてるところがミソ。
(ちょっと調べたら20カ国以上進出してるんで、国ごとをセグメントにしてるかもしれません)
多分、ここには、会社全体にわたる経費(会社全体でシェアしてる一般管理費)は含まれてないと想像しますね。
あ、想像ですいません。

普通、 operating income (営業利益)を計算するときには粗利益から、販売費、と一般管理費を引きますが、ここでは、管理費でも部署に依存するものだけ残して、一般管理費は除いてると思いますね。
さらに、販売費の中でも、ある経費を除くことによって経費を少なく見せて、営業利益を多く見せようとしています。
しかも、segment(売上部門)ごとにやってるので、より細かく数字の見せ方を変えられると思いますね。

だから、会計基準に則った財務諸表だと、Operating Incomeは、9800万ドルの損失になりますが、こいつをSegmentごとにAdjustしてやってマーケティング費用を除いて、Consolidateしてまとめてやると、あら不思議、8160万ドルの黒字になります。
ドルなんでピンと来ませんが、乱暴にざっくり1ドル100円とするとそれぞれ、98億円の赤字と、81.6億円の黒字、と、いうことになります。

やるなー、グルーポン

いや、関心してる場合じゃないんですが。w
じゃ、その操作してるマーケティング費って、両方足すことになるから、なんと、179.6億円、しかも四半期で!w

こんな数字が一人歩きしてるんだから、やっぱり数字のマジックは怖いですねー。
それでSECが精査してるんだと思います。

このままいくと、仮に上手くIPOしたとして、そもそもグルーポンのビジネスモデルは破綻すると思ってるので、グルーポンの破綻を引き金になってバブルが弾けるきっかけになる危険性があると思っています。

しかし四半期で180億円もちょろまかすって、さすが飛ぶ鳥も落とす勢いのグルーポン
いや、関心してる場合じゃないんですけど。w

個人的には、この adjusted consolidated segment operating income が、マーケティング費以外どの経費をいじってるのか気にはなりますね。
原文では、
Groupon's IPO filing says that adjusted CSOI gives investors a look at the company's performance by excluding "expenses that are noncash or otherwise not indicative of future operating expenses."

会社のパフォーマンスを見せるために、以下を除く、とあります。
by excluding"expenses that are noncash or otherwise not indicative of future operating expenses."

金はらってない経費は、減価償却があるけど、Operating Incomeの後に差し引かれますからね。
でも、マーケティング経費で金で払ってないやつって。
費用の発生時期をずらして将来に先送りもありますけどね。

それにしてもしは四半期で180億円の操作はでかい。

あ、あくまでもこれは見せ方の問題で、不正経理ではないです。
そしたら、もろに会計基準の違反になるんですけど。

いや、いい意味でも悪い意味でもグルーポンIPOが気になりますねー。
新たなFootstepを残しますねきっと。

sekaicamera: 栄誉ある Crunchies Awards にノミネート!!

sekaicamera: 栄誉ある Crunchies Awards にノミネート!! 日本のスモールベンチャーが世界の大舞台に立てるかどうかは、皆様の投票ご協力にかかっています。よろしくお願いします! http://bit.ly/6vSdSH

う〜ん、Macがほしくなってきた。。。

いまぼくが間借りしてる事務所では、ヘビーマックユーザが、Google Phoneを使ってて、WindowsユーザのぼくがiPhoneを使っているとわけの分からん現象がおきてるんですが、こういう記事を見るとますますMacがほしくなってくる。
しかし、おもにFinance系の仕事で、エクセルばっかり使う必要があると、どうしても二の足を踏んでしまうんよねー。

ま、遊びと割り切ってしまったらいいんだけどね。
あ、そっか。

遊び用にもう1台買えばいいんや。(笑)

やられたー!!(><;)

まぁ、地元だし、当たり前か。(笑)
http://mobilecore.net/iphonejuku/take-a-walk-in-takayama/

セカイカメラを観光に応用した例。

まぁ、このスキームでやればいいんだな。
とっても勉強になります。

エアタグ立てる以前に、やっぱりWiFiが整備されてんといかんので、こっちもしこしこFONを広めていきますよ、えぇ。(笑)