イギリス留学総ざらい! このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007年08月07日(Tue) 留学中のストレスマネージメント

[]留学中のストレスマネージメント


留学中はつらさを感じることも多いです。が、自覚症状もなく日々じわじわと溜まっていくストレスの方が実は恐ろしかったりします。今日は留学中の息抜きとリラックスのしかたについてお話しします(参照:留学初期のショック)。


勉強は大変です。母国語を使えない生活も厳しいものがあります。生活習慣や文化も全く異なります。そういった意味で、留学はとてもチャレンジングなものです。ストレスが溜まらないわけがありません。偉大な先人を含め、留学経験者は努力を重ねて素晴らしい成果を持ち帰ってきたわけですが、その道のりは決して平坦ではなく、またその途中で一度や二度は必ず、挫折したり転んだり弱音を吐いたりしているものです。それが留学というものです。留学中はぐにゃぐにゃしたり弱音を吐いたりしてはいけない、なんていう規則なんてありません。


そうやってまとまった形でストレスを解消することも重要ですが、日々コツコツとストレスを解消していくようにすると、留学生活も少しは楽になるかもしれません。やり方は各個人それぞれあると思いますが、自分は週に1回24時間のオフ枠を作り、強制的に自分を休ませていました。土曜日の昼から日曜日の昼までとか、日曜日24時間というふうに設定し、そのオフ枠の間は決して勉強しないことにして、その分のんびりしたり外出を入れたりしました。本も読まず、文献の検索もしない、と徹底し、パソコンの電源すら入れないようにしていた時期もありました。


外出は、決まったところで決まったことをするのではなく、あまりなじみのなかったことにも積極的に手を出すようにしました。イギリス舞台芸術や展示がすごいので(参照:舞台芸術の)、友人にクラシックのコンサートやバレエオペラなどに連れて行ってもらったり、美術館・博物館に何度も足を運んだりしました。効果については、あまり自覚はありませんが、逆に変な罪悪感や閉塞感にさいなまれたりするようなことも、その期間中はありませんでした。むしろ効果の自覚がないということが、効果があった証左なのかもしれません。


外出も、人によっては新しいところを開拓するようなことはせず、気に入ったところに足繁く通うことの方がリフレッシュできるのであれば、その方がいいかもしれません。いろいろ試してみて、自分の元気が回復するな、と思えることを選んでみてください。


大事なのは、スケジュールに枠をあらかじめ設け、必ず休むことだと思っています。留学に行くような人は今までまじめに努力してきた人ばかりです。イギリスで出会った人を見ていてつくづくそう思いましたが、そういう人は知らず知らずのうちに、「せっかく留学したのだから頑張ってきちんと成果をあげなくちゃ」「最大限努力しなくちゃ」とはりきりすぎているものです。また、勉強の進め方も、「調子がいいから」「よく分かる今のうちに進めないといけないから」「ついでだから」というようなことで、区切れなく(ダラダラと)勉強を続けてしまいがちです。これでは頭も心も息切れしてしまいます。勉強するときは勉強し、休むときは休みましょう。勉強が計画より遅れたからと言って、休みを削って勉強してしまってはいけません。計画はあくまで計画です。それを守れなかったところで別に何が起こるわけでもありません。変に無理をして頭と心を必要以上に疲れさせてしまうことの方がよっぽど影響があります。英語の勉強のところでお話ししましたが、脳にはデフラグの期間が必要なので(参照:英語の上達)、週に1度はデフラグできる時間を設定しましょう。



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2007年07月25日(Wed) 図書館と電子図書館(electric resources)

[]図書館と電子図書館(electric resources)


イギリス大学院での勉強は、図書館や電子図書館なしには成り立ちません。大学の図書館はオンライン化が進んでいて、パソコンから検索、予約、更新、文献のダウンロードまでできます。今日は図書館と電子図書館の活用方法についてお話しします。


図書館の入館証はたいていが学生証なので、登録が済んで学生証が発行されると図書館に入れるようになります。9月末や10月には図書館の利用法について図書館職員が説明する説明会がたびたび開かれるので、ぜひ一度出席しておいてください。特に、貸し出しのしかたや一度に借りられる本の数、貸出期間、更新の回数と期間、開館時期・時間といったところが重要なので、早めに情報を入手しておきましょう。図書館は大学で1つとは限らず、キャンパスや学部ごとにあったりします。そういうところを利用することもあるので(そこにしか蔵書されていない場合など)、アクセスのしかたや取り寄せの可否なども聞いておきましょう。


図書館には閲覧スペースや自習室のほかに、パソコンクラスタミーティングルーム、コピースペースがあります。前者はすぐ埋まってしまう傾向がありますので、クラスタの場所をできる限り多く探し出しておきましょう。パソコンの処理速やプリンタの質は各クラスタごとに違いますので、性能のいいところを探し出しておくと快適です。ミーティングルームは30分か1時間の予約制になっています。セミナーの発表をしたり試験勉強を共同で行ったりする際に便利ですので、借り方を一度聞いておくといいでしょう。コピーはプリペイドカードを買う方式が多いようです。それなりの台数が揃っているはずですが、故障も多く、また混雑するので、本を借りて他の場所でコピーするのがいいかもしれません。この国では本の値段が高いので、コピーは必須です。


図書館に本がない場合でも、他所にあるのが分かれば、そこから取り寄せることもできます。ただ時間がかかったり有料だったりするのでご注意ください。


電子図書館ですが、この国では論文のオンライン化、検索可能なデータベース化が進んでおり、大変便利です。オンラインで購読したり検索したりするためにはAthensというものに登録してアカウントを得ることが必要ですが、大学のパソコンからなら自由に利用できますし、個人のパソコンからでも、図書館ウェブサイトへのログイン等により利用できるようになっています。利用法についてはこれも図書館が説明会を開くはずですので、逃さずに出席して情報を得てください。


利用法ですが、データベースで検索→論文の掲載紙のウェブサイトアクセス→該当する論文ダウンロード、という流れが多いと思われるので、それに沿って一例をご紹介します。


まず検索ですが、大学や学術団体が、それぞれの特定の分野で検索エンジンを作り、サービスを供給しているので、それを利用します。例えば社会科学なら、ケンブリッジ大学の「Cambridge Social Abstract(CSA)」やユネスコの「International Bibliography of Social Science(IBSS)」が便利です。これらの検索ページに、図書館のサイトのElectronic Resourcesのページ等からアクセスします。キーワード検索であれば、検索語のところにカギとなる単語を入れて検索します。件数が多すぎるようなら条件を絞っていきます。少なすぎるようなら同義語を含めて検索しますが、検索対象が厳密だったりするので、「?」や「*」などのワイルドカードを使ってもいいかもしれません。例えば、道路にあるスピードカメラについて書かれた論文を検索する場合、ある検索エンジンでは、検索語を「speed*」とすると「speed」のほかに「speeding」等を含めることができ、また「camera?」とすると「camera」と「cameras」を検索対象にすることができました。そのようなadvanced searchの方法は、先述の説明会でも説明があると思いますし、また検索エンジンのヘルプページを見てもいいでしょう。便利ですのでぜひ一度見てみてください。


検索して論文がいくつか出てきたら、まずはそのタイトルと概要(Abstract)を見て、自分が本当に探したいものかをチェックします。先述のスピードカメラの例だと、論文が対象としているものが、車のナンバー撮影するものではなく、スポーツ選手のフォームを撮影するような高速度カメラだったりします。そういったものは自分で概要を読んだりして落としていくしかありません。自分が目当てとしている内容を書いている論文は意外に見つからないもので、検索して10本も出てくればラッキーかもしれません。あまり見つからないのは、むしろ検索対象を絞り込めている=あなたの検討が進んでいることを意味しますので、決して悪いことではありません。骨が折れる作業ですが地道にコツコツと進めてください。


脈のある論文が見つかったら、それが掲載されている雑誌の名前、発行年月、巻号、ページを元に、その雑誌のサイトを見つけ出してダウンロードします。図書館のサイトで雑誌のサイトを検索し、発行年月等を指定して見つけ出してください。ダウンロードPDFが手軽でいいと思います。必要に応じてプリントアウトしておきましょう。検索エンジンによってはリンク先のクリックですぐ該当論文ダウンロードページに行けたりします。ダウンロードの際に雑誌のサイトでAthensのログインを求められるかもしれませんので、それは図書館のヘルプページ等で確認しておいてください。


このように、図書館の他に、電子図書館でのデータベースダウンロードを活用すると、手元の文献を飛躍的に増やすことができます。論文のアイデアがさらに膨らみ、質も上がるというものです。執筆作業が格段に便利になります。修士論文のみならず、課題論文セミナーの発表準備にも大変役に立ちますので、これらの技術はぜひ早めに身につけてください。



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2007年07月24日(Tue) 帰国しました

[]帰国しました


おかげさまでほぼ予定通り、日本に帰国しました。仕事もすぐ始まり、少しずつ留学前の生活に戻っています。家のネット接続も終わりました。イギリスと違って滞りなく進み、また速度も速くて快適です(参照:イギリスのインターネット事情)。じわじわと日本を満喫し始めています。やはり居酒屋は最高です。お寿司もネタが多くて安くておいしいし。焼き肉もユッケもおいしかった。夏休みは混みそうですが、機会を見つけて温泉にも行きたいです。


勉強ですが、修士論文の提出期限は9月3日なので、それまでに送付して提出し、選考を通れば、一応学位がきます。イギリスの学生は授業や試験が終わったらすぐ実家に帰るのが常なようで、そういった遠隔提出はそう珍しくないようです。


リーズの大学周辺の寮や学生向け住宅では、6月上旬の時点でかなり人口が減り、道のあちこちには、家財道具が無造作に捨てられてできた山が点在していました。市内には市民向けの巨大なゴミ捨て場がいくつもあるのですが、不要なものは後先考えずに投げ捨てていくのがイギリスのマナーであるようです。


イギリスでの生活をすべて引き払うのはかなり大変でしたが何とかなりました(なっているはずです。)。電気や水道の支払いも、ちょっと難儀しましたがたぶん大丈夫です。


ブログですが、ネットがつながったので、また少しずつ書き始めたいとおもいます。引越しの準備・手続きのコツや、観光の記録、チープフライト、イギリス人論などを書けたらいいなと思っています。



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