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Matsuの日記

本家:某ラノベ新刊情報サイト

2015-04-20

出版月報 2015年3月号「特集 2014年文庫本マーケットレポート」ライトノベル関連

去年も書いたので、引き続き。自分用メモ。

ライトノベル市場

●前年比10.0%減、2年連続のマイナス

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 急成長を続けてきたライトノベルだが、14年の販売金額は前年比10.0%減の225億円規模と2年連続で大幅減少となった。

 14年の売れ行き上位作品は、前年も人気だったシリーズの続刊が中心で、新しいヒットシリーズはごくわずかしか登場していない。全体的に部数規模は小さくなっている。

いま一番人気の「ソードアート・オンライン」「ソードアート・オンライン プログレッシブ」シリーズも(電撃文庫)も12年のテレビアニメ化をピークに減少。14年には2期目のアニメが放映されたが、販売部数は大きくは伸びなかった。

14年はアニメ化作品のヒットが少なかった。新たに浮上したのは「ノーゲーム・ノーライフ」ぐらいだ。4月にアニメ化した「魔法科高校の劣等生」は前年に引き続き高い人気をキープした。

ボカロ小説は13年よりヒットを続けており、4月からのアニメ化でも伸長した「カゲロウデイズ」(KCG文庫)を筆頭に低年齢の女の子読者からの人気が高いのが特徴だ。過去にはPHP研究所の「悪ノ娘」シリーズなどがヒットし話題となった。角川ビーンズ文庫の「告白予行練習」「脳漿炸裂ガール」などのボカロ小説は小学生女児の読者が一気に参入し、10万部突破の作品が急増しているという。

 文庫本のライトノベルが不調な分、アルファポリス、KADOKAWA(メディアファクトリー)などで刊行が活発なB6判や新書判で1,000円程度の「30代オトナ」向けのライトノベルが活況を呈す、など二枚看板となってきた。


売れ行き動向

●キャラクター文芸のヒット

 ここ数年、「ビブリア古書堂の事件手帖」(メディアワークス文庫)に代表される「キャラクター文芸」「キャラノベ」と称される文庫小説のヒット作が増えている。これらは読みやすい文体、言葉遣いで書かれ、舞台や人物が漫画的に誇張されている作品が多い。

 『真夜中のパン屋さん』(ポプラ文庫)や『珈琲店タレーランの事件簿』(宝島社文庫)、『思い出のとき修理します』(集英社文庫)なども同ジャンルのヒット作だ。いずれも表紙はマンガ的なイラストだが、ライトノベル特有の萌え要素はない。「ライトミステリ」「女性が主人公」「書店などお店が舞台」などのキーワード要素が共通しており、女性読者を強く意識したつくりが特徴だ。

 「ライトノベルは10〜40代の男性読者が中心ですが、これらキャラクター文芸の読者は6割前後が女性で、40代女性が中心です。『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』や『ホーンテッド・キャンパス』などシリーズ累計で60万部超の人気シリーズが複数生まれており、今後注力していくジャンルのひとつです」(KADOKAWA 営業企画本部・相内仁志氏)。

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