五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

車椅子は急に止まれない

 昨日、最寄り駅から帰宅していた時の事です。ケータイでmixiを巡回しながら歩いていた私の横を、1台の車椅子が颯爽と駆け抜けて行きました。時速にすれば8km/hから10km/hほど、ジョギングと同じくらいのスピードです。
 私は、別に「障害者は障害者らしく大人しくしていろ」などという考え方の持ち主ではありませんから、こういう元気のある障碍者が増えてくるのはいい傾向だと思っています。下肢に障碍があるとしても、必ずしも腕力を含めた上半身にまで障碍があるという事ではありませんから、東京マラソンに出場するようなトップアスリートでなくても、ながら歩きをしている私を追い抜くくらいのスピードを出せる人がいるのも、当然の話です。
 しかし、こういう「元気な障碍者」について、私はちょっと心配になってしまいます。というのも、いざという時の危険回避能力において、どうしても障碍者は健常者に劣るからです。そして、障碍者であるが故に、健常者であれば回避し得たであろう事故を回避できないケースが、「元気な障碍者」によって増える危険性があるのです。

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JALのジャンボジェットの「いらない子」ぶりを検証する

 さて、今月1日を以て全機が退役してしまったJALB747シリーズですが、その退役の背景について海ラジさんがこんな記事を書いています。

○ジャンボジェットは本当に「燃費が悪い」のか?・・・JALジャンボついに完全引退

http://tabidigi.at.webry.info/201103/article_2.html

 ここでの海ラジさんの指摘は、JALB747シリーズが退役に追い込まれた理由として、便数増によるロードファクターの低下や経営再建パフォーマンスの為の生け贄という事を挙げています。クラシックジャンボが淘汰されたのは時代の要求としか言いようがありませんが、B747-400までもが退役を余儀なくされた事については、やはりそれなりの理由があるように思われます。そこで、今回は国際線(B747-446)・国内線(B747-446D)のそれぞれについて、退役に至った経緯を考えてみます。

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