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にいくらの日記

2014-11-09

KromekのMCAのデータをROOTで解析する

学生向けのメモです。

先日書いたMCAのデータの解析をROOTでやるためのサンプルプログラムを公開しておきます。

KromekのMCAのデータをGnuplotで解析する - にいくらの日記

ROOTはCernが開発している素粒子・原子核・宇宙関連の実験でよく使われている解析プログラムです。

ROOT a Data analysis Framework | ROOT a Data analysis Framework

非常に高機能なソフトではありますが、学生実験で使うのはあまりお勧めしていません。高機能すぎて、インストールして設定をして使えるようになるまでで満足してしまう可能性が高いからです。使えるようになればいろいろと出来て便利ではありますが、学生実験ではおそらく前出のGnuplotを使用する方がlearning costを考えると楽です。あくまでも、どうしてもROOTを使ってみたい、という人向けです。

KromekのMCAが出力するspeファイルをROOTのヒストグラムにするROOTのマクロを以下に置いてあります。

http://nucl.phys.s.u-tokyo.ac.jp/niikura/pub/gensan/spe2root.C

ROOTのマクロなので、実行するだけです。2次関数で校正をして、元データおよび更正後のスペクトルを.rootファイルに保存します。校正のパラメータはマクロ実行時に入力してもよいし、直接マクロに書き込んでもよいです。僕がゲルマニウム半導体で測定したガンマ線のスペクトルを解析するために作ったものなので、エネルギーの単位等は必要に応じて書き換えてください。

KromecのMCAで保存されるデータはヒストグラム形式になっていて、残念ながらイベント毎の数値(ROOTで言うところのTree形式のデータ)はありません。そのため、ヒストグラムの内容をもう一度乱数を使って擬似的にイベント生成してから校正しヒストグラムに入れ直しています。

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