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にいくらの日記

2009-04-16

研究所の正式名称

来月からフランスでポスドクをする研究所の正式名称を調べてみた。

Centre national de la recherche scientifique (CNRS)

Institut national de physique nucléaire et de physique des particules (IN2P3)

Institut de Physique Nucléaire d'Orsay (IPNO)

たぶんこれであってるはず。日本語訳すると、

フランス国立科学研究センター

国立原子核素粒子物理研究所

オルセー原子核物理研究所

かな。上から上位組織。CNRSというのはかなりでかい組織らしい。

フランス国立科学研究センター - Wikipedia

ちなみに、GANILはこの国立科学研究センターと原子力庁の合同組織らしい。

Grand Accelerateur National d Ions Lourds (GANIL)

Laboratoire commun DSM/CEA-IN2P3/CNRS.

http://www.ganil.fr/

ここにあるDSM/CEAというのがフランス原子力庁らしい。

Commissariat à l’énergie atomique (CEA)

Direction des sciences de la matière (DSM)

2009-04-13

フランスに研究者として赴任する際のビザ その2

先日フランス滞在に関しては、「研究者ビザ」を取得する必要がある、という話を書きましたが、最終的には違うビザを申請することになりました。

フランスに研究者として赴任する際のビザ - にいくらの日記

それが、「能力と才能ビザ」(skills and talent visa)というものです。申請手続きは終わったのですが、まだ最終的に発行されるかどうかは審査中ですので、現時点でわかっていることを書きます。

困ったとに、この「能力と才能ビザ」の情報は、日本語ではほとんどありません。というか、フランス大使館のページにも日本語では載っていません。

ビザ - La France au Japon

この手のページって、基本的には日本語もフランス語も同じ情報が載ってるものだと思っていたし、そもそもフランス語がわからないこともあって、そんなビザがあることすら知りませんでした。研究者ビザを申請するために大使館に行ったときに、申請窓口のおねえさんに「能力と才能ビザに興味はありますか?」と聞かれてはじめて知りました。そのときは全く予期していなかったこともあり、なんかよくわからないけど、そっちの方がお得ならそっちにします、と言ってしまいました。調べてみると、フランス大使館のページもフランス語からはリンクがありました。まぁフランス語が出来ない人は情報が得られないみたいです。

Erreur 404 - La France au Japon

LA CARTE DE SEJOUR « COMPETENCES ET TALENTS » (PDF file)

フランスでのプロジェクトがおありですか?滞在許可証《COMPETENCES ETTALENTS》(「能力・才能」)は、3年有効・更新可能で、貴方の計画に関わるどのような就労活動にでも対応できる許可証です。

フランスと申請者の出身国両方に持続的な発展をもたらす活動(とりわけ経済、学術、科学、文化、人道、スポーツ分野での活動)に、貴方の能力と才能をもって参加される予定であれば滞在許可証《COMPETENCES ET TALENTS 》の発行が許可されるでしょう。

有効期間3 年間の滞在許可証《COMPETENCES ET TALENTS 》は、申請された活動に関わるどのような職業にでも就くことができます。フランス以外の国に在住している場合、申請は居住国のフランス大使館で行ってください。この許可証の発行は申請国のフランス大使によって許可されます。

申請者の家族(配偶者・未成年の子ども)は家族呼び寄せの手続きを取る必要はありません。申請者の許可のみで家族はフランスへ滞在することができます。配偶者には滞在許可証「私的・家族生活」が与えられ、労働することも可能となります。フランスに雇用者がいる場合、雇用者が労働基準監督署に労働許可を得るための申請をする必要はありません。雇用者は滞在許可証《COMPETENCES ETTALENTS 》のもとで申請者を管理職として雇用することができます。

だそうです。かなり優遇されているビザみたいです。

申請には、研究ビザで必要とされているものに加えて、「能力と才能を証明する書類」が求められます。そして、自分がフランス滞在期間中に行う予定の仕事内容を書いたものを提出しろ、と言われました。というわけで、僕は以下の4つの書類を出してみました。これでいいのかどうかは、まだ審査中なのでわからない。

  • 履歴書 (CV)
  • 学位授与証明書
  • 研究計画レポート (英語でA4半分くらい)
  • フランスの研究所からの採用通知

特に、研究計画レポートが困った。なにしろ相手は大使館。英語の問題はあるにせよ、研究計画を書くのならいくらでも出来るんだけど、それを読む人がどんな人なのかを想像できない。「インビームガンマ線核分光により、その高スピン状態は殻構造のアイソスピンによる変容が云々」とか書いてもだめだろう、ということくらいはわかる。だから、当たり障りのないことを書いて、ようわからんけどこのプロジェクトはすごいよ、くらいの話を書いてみた。

さてさてどうなることやら。またちゃんと結果が出たら書きます。

2009-04-03

フランスでの住居

 フランスでの住居を探しているところなので、家探しの話を書きます。

 ちゃんとしたアパートはフランスに行ってから探せばいいと思ってはいるのですが、とりあえず行った日から家を見つけるまで住むところが必要。なにしろ行ったことがない所なので、勝手もわからず、受け入れ研究室の人に助けを求めました。そこで紹介されたのがLa Cité internationale universitaire de Parisです。

Cité internationale universitaire de Paris - Le Campus des universités de Paris. 5800 logements, 12000 étudiants et chercheurs, 140 nationalités.

 どんなところなのかいまいちわかってないのですが、なんとなく大学の学生寮の巨大なやつ、という感じなのかなと想像。パリ大学だけでも13個あるんだったっけな。

 このシテには、日本館というのもあります。

Infoseek[インフォシーク] - 楽天が運営するポータルサイト

 また、僕のような博士号を持っている研究者の窓口は、BACEという組織がサポート業務をしてくれているみたいです。日本館のページにも書いてありました。

博士号取得者でフランスの研究機関に招聘された方は、パリ国際大学都市のホームページ内のBureau d'accueil des chercheurs étrangers(BACE)「外国人研究者受け入れ事務局」もご参照下さい。

http://maisondujapon.cool.ne.jp/j_moyen.htm

 どうでもいいことだけど、日本館のページをFirefoxで表示するとなぜか毎回文字化けするな。エンコードがUTF-8らしい。

 まぁそんなわけで、このBACEという組織の住居探し申請フォームとやらに入力をして家を探してください、と頼んでみました。かなり入力事項が多くて大変だった。50 wordsで滞在目的を書け、とか、研究のキーワードを5つ挙げろ、とかまであった。さすが大学関係の住居だな。どこを見ても、「観光目的の滞在はできません」という趣旨の文章が書いてあるだけのことはある。

 このシテ大学村(?)は、国際なんとか、とあるだけあって、情報が英語でも表示されているので助かります。僕が行くIPNなんてフランス語のページしかないもんね。連絡先を見つけるのすら苦労した。

IPN Orsay

 こんな感じで、フランス語が一切出来ない人が果たしてフランスでまともに生活出来るんだろうか、という不安が日に日に増しています。

2009-03-25

フランスに研究者として赴任する際のビザ

まだビザは取れていませんが、今後フランスに赴任する研究者がいたら参考になるかと思い、現時点で分かっている話を書きます。

フランス滞在のためのビザにはいくつかの種類があります。基本的に全部フランス大使館のページに書いてあります。

La France au Japon

La France au Japon (日本語)

ビザ - La France au Japon (ビザ情報)

初め僕は「就労ビザ」が必要なのかと思っていたけど、研究者の場合「研究者ビザ」で長期滞在が出きるそうです。必要なものもフランス大使館のページに書いてありました。

長期研究者ビザ

このビザは、フランスの公認機関(大学、国立研究所など)に研究の目的で3ヶ月を超える滞在者に適用されます。その場合資金(給料、奨学金、自費など)はフランス側から出ても日本側から出ても問題はありません。

必要書類

1. 長期ビザ申請書 1部  (日本語訳をご参照の上、ご記入下さい。)

2. 証明写真2枚 (同じ写真でカラ−のみ・正面・無帽・白の背景・35X45弌Τ椶ら頭までの長さが写真全体の70〜80%以内のもの・デジタル写真不可)

3. パスポート(残存期間が3ヶ月以上あるもの)+ コピー1枚

4. プロトコール・ダキュイ(PROTOCOLE D’ACCUEIL D’UN CHERCHEUR OU ENSEIGNANT-CHERCHEUR ETRANGER) オリジナル1部

* フランス側から出される保証書(当館の用紙を使用のこと)これにフランスの受入れ機関のサインと捺印、及びフランスでの研究機関が所在する県の県庁の捺印が必要

5. ビザ申請料金 99ユーロ相当の日本円 (現金支払いのみ可・現在のレート表はここ)

http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=500

僕は結婚しているので、奥さんも連れてきます。奥さんは研究者の同行家族ビザになります。

研究者の同行家族ビザ

必要書類

1. 長期ビザ申請書 1部   (日本語訳をご参照の上、ご記入下さい。)

2. 写真2枚 (同じ写真でカラ−のみ・正面・無帽・白の背景・35X45弌Τ椶ら頭までの長さが写真全体の70〜80%以内のもの・デジタル写真不可)。

3. パスポート(有効期限3ヶ月以上のもの) + 顔写真ぺージのコピー 1部。

4. 研究者のプロトコール・ダキュイのコピー 1部

5. 戸籍謄本 +仏翻訳(翻訳査証済みのもの)オリジナル1部 +コピー1枚

6. ビザ申請料金 99ユーロ相当の日本円 (現金支払いのみ可・現在のレート表はここ)

http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=500

必要書類の中で面倒なのは2つです。「プロトコール・ダキュイ」と「戸籍謄本+仏翻訳(翻訳査証済みのもの)」です。

まず「プロトコール・ダキュイ」から。これは自分でやることはほとんどありません。基本的受け入れの研究所の事務さんに必要な情報を渡せば、書いてくれて送ってくれます。僕の場合かなり急な話であるにも関わらず、向こうの事務さんがさくさくと手続きをしてくれたおかげで2,3週間という非常に早い時間で手に入れることが出来ました。人によっては1ヶ月以上もかかるらしいです。特に「フランスでの研究機関が所在する県の県庁の捺印」というのが時間がかかるらしい。お役所の仕事が時間かかるのはどこの国でも同じようです。

次。「戸籍謄本+仏翻訳(翻訳査証済みのもの)」について。これはビザ申請に関しては家族がいない場合は必要ありません。が、どっちにしてもフランスで働く時に、「出生を証明する書類(両親の名前付き)」が必要と言われたので、戸籍謄本とその翻訳を手に入れる必要が出てきます。家族がいる場合は、「結婚を証明する書類」も必要と言われましたが、「戸籍謄本」には出生と結婚を証明することが全部書かれているので、これ一つで大丈夫だと思います。問題は仏翻訳。自分で訳したものではダメです。ここら辺のことは、フランス大使館のページに書いてありました。

翻訳査証について

2009年2月1日より、翻訳査証はビザ窓口での取り扱いを中止し、すべて郵送での受付けのみとなります。

1- 当館では当館指定の翻訳会社で翻訳された書類のみお受けします。

2- 翻訳会社のリストをご参照の上、翻訳を依頼し出来上がりましたら現金書留封筒に下記のものを入れてください: • 原本 • 翻訳 • 査証料金 訳文1枚/2000円(レートによって変動)料金は翻訳書類の部数ではなく、訳文の枚数で計算しますのでご注意ください。 • 返信用の現金書留封筒 / 返信用封筒には必ず切手を貼って下さい。(切手の料金に関しては、郵便局へお問い合わせ下さい。) • 日中連絡のつく電話番号

3- 上記すべてを入れましたら、下記の住所にお送りください:〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44 在日フランス大使館 領事部

4- 査証にかかる日数は約1週間です。(郵送にかかる日数を除く)

5- 査証に関する電話でのお問い合わせは一切受け付けておりません。ご質問等ございましたら、メールにて下記にお問い合わせ下さい。 Infoconsul.tokyo-amba@diplomatie.gouv.fr

http://www.ambafrance-jp.org/article.php3?id_article=519&var_recherche=%E7%BF%BB%E8%A8%B3:title

まず、上記ページにあるフランス大使館指定の翻訳業者に「法定翻訳」の依頼をします。値段は決まっているわけではなく業者によってさまざまです。大体戸籍謄本の場合、1枚4000円くらいが最安値のようですが、人数が増えると高くなります。僕はネットに情報を載せている業者から、納期が早く安そうなところを探して依頼しました。業者によっては直接取りにいかなければならなかったり、別途郵送費がかかったりするので注意。僕が頼んだのはここ。郵送費込みで、2人分(僕と奥さん)で4,500円でした。

no title

ファックスで必要書類を送付してから、土日をはさんだのにも関わらず1週間もかからず翻訳書類が届きました。納期も早くてよかった。次に、これがちゃんとした翻訳であることをフランス大使館に認めてもらう必要があります。これを「翻訳査証」というらしいです。で、上の文章を読むと、「査証料金 訳文1枚/2000円(レートによって変動)」とあって、ちゃんといくらかが明記されていません。困ったなぁ、これじゃいくら入れればいいのかわかんないや、と思っていたので、メールで「今のレートでいくら?」と聞いてみました。数日待ったけど連絡なし。まぁいいか、と思い、2,000円入れて送ったら、ちゃんとおつりを入れて返信してくれました。今はまだ混んでないのかな。1週間もかかりませんでした。で、値段ですが領収書を見ると、1,737円でした。Frais de dossier - ビザ申請料金 - visa fees - La France au Japonによると14ユーロらしいです。(この情報は、2009年3月の話です。)ネットで調べた感じだと、ユーロが高い時は「2200円」と表示されていたこともあるようなので、時期によって異なるようです。

そういえば、返信の現金書留封筒に切手を張れと書いてありますが、これがおつりの値段が予想できなかったので値段が分からなかった。話をした郵便局の人が親切な人だったので、おつりが一番重い時で999円だからと言って、わざわざ999円用意して重さ測って値段を教えてくれました。だから行きはお札だけで2,000円で510円だけど、帰りは560円の切手張っておきました。本当はいくらなのかよくわからないですが、まぁ30円くらいは損してるかも。

で、そんなわけで、意外お金がかかった。翻訳料金(4,500円)、翻訳査証料金(1,737円)、現金書留郵送費(510円+560円)で、全部で約7,300円。戸籍謄本をもらうときにも数百円かかってるな。交通費とか含めるとまぁ1万弱かぁ。手間もかかるし結構大変。ちなみに、法定翻訳をしている業者だと大抵「翻訳査証」も代行でやってくれるサービスがあります。現金封筒に書類を入れてフランス大使館に送るだけなのに、それだけで6000円くらいかかる。まぁフランス留学するようなお金持ちな学生が使ってるんでしょうね。

まぁそんなこんなで、ようやくビザ取得のための書類が揃いました。今週はちょっと忙しいので、来月になったらビザ取得にフランス大使館に行こうと思っています。

(4月2日追記) ちょっと事情が変わって、ビザの種類も変わりそうです。詳しいことはちゃんと確定してから書くことにします。

(4月13日追記) とりあえず書いた。

フランスに研究者として赴任する際のビザ その2 - にいくらの日記

(4月30日追記) ビザとれました。

2009-03-17

来年のこと

来年度の就職が決まりました。

来年度は、フランスのオルセーにある原子核物理研究所 (Institut de Physique Nucléaire)でポスドクをします。任期は2年です。

IPN Orsay

オルセーという町はパリの南2,30kmほどのところにある、郊外の綺麗な町だそうです。「だそうです」というのも、実は行ったことはありません。話を聞いただけです。ただ、google mapを見ているとなかなか良さそうな町に見えます。

Google マップ

ちなみにフランス語は全く話せません。これから勉強します。しばらく、フランス渡航準備に関連する話題を書いてみようかと思っています。