2011-07-10(日) スパム日記で更新
2010-04-21(水)
■[落語]『日本の話芸』笑福亭福笑「今日の料理」
昨日、昼ご飯を食べながら見た。
この噺は新作落語で、中国人のルー・チョンキ先生が料理人として料理実演をするというもの。この落語家さんは初めて見たけれど、ちょっとこの噺はないのではないか。主要人物たるルー・チョンキ先生があまりにステレオタイプな中国人として描かれすぎているし、失敗しても「中華料理は細かいこと気にしない」と片言の日本語で応えるのも、笑いどころなんだろうけれど、ちょっと差別的ではないだろうか*1。
「たかが落語で」「落語には差別表現は付きもの」という気持ちも一方にはあった。確かにいわゆる古典落語は、出来ない人間や人とずれた人間を主題にすることは多い*2。ただ、そこには人間への情やちょっとした教訓やイリュージョンやらが、基礎としてあるように思う。ダメな人のダメな部分を笑うだけではないのだ。「今日の料理」は、わざわざ新作として、中国人を主人公にし、その失敗を表現する。現代の新作なのになぜ、と思わずにはいられない。新作を作るからこそ、もっと工夫し配慮した作品でなくてはいけないのではないか。圓丈・昇太・喬太郎・白鳥など、新作で名を馳せた噺家も、足立区差別やおばさん差別や落研差別などと言って言えないわけではないが、やはり落語の一線を感じるし、相当練られた噺になっている。
笑いと差別感情は紙一重であるだろうけれど、だからこそ、そこに安住せずに良質な落語を聞かせてもらいたいなと思う。
2010-04-20(火)
■[本]買った。
- 作者: 串田秀也,好井裕明
- 出版社/メーカー: 世界思想社
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■[論文]
差別の規範的な不当性の水準と、社会的カテゴリーの関与が認められる差別問題の領域の水準、さらには社会的カテゴリーによる差別的経験の説明の水準という、まったく異なる3つの理論的水準が、「同じものを論じているはずだ」という思いこみによって混同され、奇妙な三位一体をなすようになったのだろう。
語りの空間的モード(制度/集合/パーソナル、マスター・ナラティブ/モデル・ストーリー/経験的語り)や時間的位相(非線形、中断など)に注意するべし、と。
小樽運河の捉え方の対立、空間vs場所1vs場所2。空間は行政、場所1は前期保存運動(文化遺産派)、場所2は後期保存運動(まちづくり派)。保存運動の前期後期で、「(場所の)保存」という点で、同じ言葉を使っていても中身がずれている。前期は「そのまま残せ」、後期は「建物は残すが、内部を別利用しよう」。後期は空間と場所1の理屈の折衷型のように思われる。空間論の難しい話をせずに、運動論として、理念やメッセージ、活動主体やそのネットワークおいび運動実践がどう展開したのかの記述の方が良かったように思う。ほとんどは運動論だけれど。
DK回答には、疎外的DKと両義的DKがあると。つまり、知識不足などによりそもそも考える土俵に乗れていない場合と、回答がどちらとも言えないような場合。後者に関しては、「あなたにとって」という、自己決定場面を想定した設問で、DKが目立ったという。数量化三類の分析結果がクリアに出ていて、なかなか興味深い。DKの人に「なぜDKを選んだか」を聞くことが出来れば面白いのだろうけれど、大規模調査ではそうもいかないだろう。
2010-04-12(月)
■[本][ジョギング]
マラソン導入本二冊。
先に、『マラソン100回の知恵』を読み、次いで小出本を読んだ。
前著は「市民ランナーとは準備不足のランナーのことである」という言葉が示すように、徹底したアマチュア=市民ランナーのための本である。練習に厳しさを求めないし、マラソンを人生の一部に位置づけて語る。自身の体験が基礎にあるので、平易な語り口もあり、共感しながら読むことができる。そして勉強になる。
対して後著の小出本は、プロが語るアマチュアへの練習法。その要諦は「追い込み」。追い込んで脚を作り、心肺機能を高める。その方法として、インターバル走やビルドアップ走などを挙げ、詳しい練習法・練習計画を紹介している。完走しより充実したマラソンのためには、日々の鍛錬が必要ということ。
対照的な2冊であるけれど、だからこそ、役に立つ。原本からは走ることの楽しさを学び、背中を教えてもらい、小出本からはトレーニング法を学び、練習すれば大丈夫と言ってもらった。ここ数日少しサボっているけれど、走りたいという気持ちがむくむくと大きくなってきた。
マラソン100回の知恵―サブフォーをめざす市民ランナーへ (平凡社新書)
- 作者: 原章二
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2010/01
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マラソンは毎日走っても完走できない―「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42.195キロ (角川SSC新書)
- 作者: 小出義雄
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2009/11
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