「ノノノノ 1」

ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)

ノノノノ 1 (ヤングジャンプコミックス)

エルフェンリートの作者の新連載らしいです。
残虐表現のオンパレードだったエルフェンリートとは一転して、スポーツもの。
しかしそこはやはりこの作者、スポーツの中でもマイナーものでしたw


何のスポーツかというと、スキージャンプ。
またすごいところを持ってきたなぁ〜というのが最初の感想でしたが、これはなかなか面白い!
いや、今のところ、「スキージャンプならでは」なギミックは出てきてないのでその点を評価するのはまだ早いような気はしますけどw


そして、帯の冨樫さんの推薦文句、「王道を隠し味に使える素敵な作家さんです」というのが、また的を得てます。
これは、スキージャンプの話の裏で進む話、「主人公は女性だけど、スキージャンプのオリンピック大会はそもそも男性しかない。よし、男装しよう」という部分のことを指してるのだと思います。
シナリオ用語(?)で言うところのメインプロットとサブプロットの話になると思うのですが、そこを整理すると次のような感じでしょうか。
メインプロット:スキージャンプで主人公が成長していくお話
サブプロット:男装しての学園生活(ばれるばれないのドキドキや、恋のお話)


メインプロットで選んだテーマがかなりの変化球なのに比べて、サブプロットは良くあるお話です。
おそらく、そこがいいバランスなんでしょうね〜。
そっちはホント王道なので、安心した面白さが出てました。


という感じで、一見テーマが地味ですが、これはなかなかオススメです。
はやく2巻でないかな〜。