N氏の日常
昨日は今日のプレゼンのため、非常に頭を使って書類を揃えており、
身体は元気で頭が疲れた状態になっておりました。
晩飯で気分転換を図ろうと思い、後輩のN氏を誘ってみました。
「メシ、喰わない?」
『あ!大久保で韓国料理どうですか??』
「いいねぇ!ちょっと遠出するかね。」
N氏、雰囲気をわかっているなぁ・・と感心し、
私の車で大久保に向かう道すがら・・
「韓国料理バッチリだね。なんで大久保を思いついたの?」
『ああ、大久保でレンタカー借りて帰るんですよ。明日撮影なんで・・。』
「え!?・・・」
自分の都合だったんだね・・
「なんだよ。俺、送ってるだけじゃん。じゃあ、メシでもおごってもらうかね。」
『ああ、いいですよ・・あ!・・すいません。レンタカー借りると2000円しか残っていません・・。』
「え・・じゃあメシも俺持ち?・・。まあいいや、先にメシ喰って俺戻るからな。」
『あ・・すみません、レンタカー屋もう閉まっちゃうんで・・』
てめえ・・
結局、レンタカー屋まで送って、手続きを待って腐りながら韓国料理屋に向かいます。
『この店、安くて美味いんですよ!・・あ・・満席だ・・』
「・・・・」
その後、別の高い店で韓国料理をおごらされ、
後輩のメッシーとアッシー(古!)を勤め上げてきました。
天然にこういう事をする奴を「真の悪党」といいます。
N氏の遺伝子
N氏が学生時代、居間でくつろいでいると、
トイレの方から父親の声が・・
「おーい、ちょっと来てくれ」
なんだ?とトイレに行ってみると・・
父親がトイレで四つん這いになって、
ドアに向かって丸出しの尻を突き出しています。
なんだ??と声をかけると・・
「おい、このハリで尻のイボ痔をつぶしてくれ!」
と裁縫のハリを渡されました。
ええ?と、引きつつも・・まぁしょうがないや・・と、
尻のイボ痔を・・ブス・・
「ぐっ・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・
幸いトラウマにもならず、N氏は社会人に。
ところが、一人暮らしをはじめてしばらくした頃・・
尻に違和感が・・
「遺伝だ・・」
N氏はそう思ったそうです。
父のイボ痔をハリでつぶす・・
彼はそう育ってしまった訳ですから・・
ハリを用意し・・鏡を床に置き・・
『ブスっ!!!』
「ぐわっ!!!!△○◇!!」
激痛がハラを通じて頭まで響き、
貧血を起こしそうになりました。
・・と鏡を見ると患部はみるみる腫れ上がり、ピンポン球以上の大きさに・・
必死でズボンを腰までズリ上げ、がに股にサンダル履きで
「ヒィッ・・ヒイッ・・」
っと足を引きづりながら近所の病院までたどり着いたそうです。
処置室で険しい表情の医師に怒鳴られます。
「なあにやってんの!!あんたのはね、イボ痔じゃなくて脱肛なの!!
あんた、腸を針で刺したんだよ??バカじゃないの!?」
・・・・どうやら遺伝したのは「尻」ではなく「頭」だったようです。