くわうほう

使ひます

本屋にてどうでもいいがひどいものを見た

ユビキタス」なる擁護

平成二十一年五月二十四日 - 闇黒日記

「用語」

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名古屋市北区上小田井の巨大ショッピングセンター、mozo にフタバ図書といふ本屋が入つてゐるのだけれど、そこは、新刊はもちろん賣るし古書も買取つて賣る、といふちよつと特殊な店であつた。「本は文化。だから捨てない。」とコピーもあつて、さういふのを、「賣り」にしてゐるやうだつた。もちろん、古書で賣るものは大體新刊でも賣つてゐるのであつて、この店の新刊の賣上げがおちる原因のひとつであるには違ひない。例へば、ちよつと前にアニメ化などでかなり出回つたライトノベルなどは、新品では買はれることが減ると思ふ。とかなんとか思つたりして古書の方の文庫の棚を見てゐると、米澤穂信の本が賣られてゐた。高価買取してゐますよ、とのことで、米澤のことを紹介するちよつとした文もPOP であつたのだけれど、それを見てげんなりした。

殺人事件などではなく、北村薫に潮流が始まる「日常の謎」を扱った、青春ミステリと呼ばれるジャンルの作品を主に発表している。

といふ文。これが、紹介文になつてゐたのだけれどこれは、ウィキペディアの記事からのコピペである。なぜその場で分つたかといふと、ぼくが書いた文章だからなのだが、かういふところで手抜きするのは、すごく勿體ないと思ふ。なんといふか、あんまりにも愛のない行爲だし、それを引用元書かずに使つて(ウィキペディアなのだから、ライセンスさへ守ればいいのだけれど)商賣するのだから、企業倫理的にもどうかなあ、と思つたのだけれど、最初見たとき憤つたにしてはどうでもいい、つまらない話題だな……。以上。