ムービーカメラマンの映像には写らない日々 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-05-17 『ピクニックの準備』その4 このエントリーを含むブックマーク

 またまたご無沙汰してしまいました。

 さて4/24の撮影は鶴田法男監督で亮子篇。悪い奴が殆ど出て来ない「夜のピクニック」において、唯一、物語を推進する役目を担っていると言っても良い亮子。本編同様、自由奔放に男を振り回すのだが、その相手役には矢部こと海老澤健次君。この二人が「ピクニックの準備」の中では一番多い7カ所ものロケ地で買い物をする、そのタイトルも「おかいもの」。

 鶴田監督といえば「本当にあった怖い話」でデビューし、いままで手がけてきたのはホラー作品ばかり・・・。そんな鶴田監督が初めて挑むラブコメ、どうなるかは見てからのお楽しみ!そして、あいちゃんの天然ぶりも去年夏の撮影時より「ガチバカ」などに出演し、自分に自信を持ったのか、かなりコントロールして出せるようになってて、ズルいけど憎めないキャラを自然に演じている。見物は野球部4番という、かなり男らしいはずの矢部のナヨナヨぶり。本編の中ではちょっとしか出て来ないこの矢部というキャラクターを海老澤君が非常に愛すべきキャラに演じてくれている。

 鶴田監督念願の全編ハンディという撮影方法も、このロケーションの多さに対応するには小型ビデオ撮影ならでは・・・・。軽快なテンポの楽しい作品になっているのは言うまでもない。これを見てると「夜のピクニック」の細かいシーンも楽しめるのでは?

2006-05-11 『ピクニックの準備』その3 このエントリーを含むブックマーク

 4/23、渡辺孝好監督によるさくら篇。全て北高にモデルとなっている水戸一高で撮影。

 今回は現実の世界と想像の世界、回想が入り交じるという複雑な構成。

 しかし、前日夜に降って湧いたような不安な出来事が・・・。そうなんです!撮影のメインシチュエーションの体育館が、本来なら午後から使えるという話が、バトミントン部の練習試合で5時までは使えないという事態に・・・。急遽、昼間のうちに撮らなければならないシーンを部活の始まる9時前を目安に撮影する事にさくら役の近野成美ちゃんと校長先生役の田山涼成さんにお願いして中盤のシーンから撮影。今思うとタイトの撮影スケジュールの中、このシーンを朝の時点で撮り終えられたのは不幸中の幸いか。

 その後、校長室前、廊下、倉庫と撮影は進んで行く。こんなタイトなスケジュールといえど、渡邊監督は演技に妥協する事無くテイクを重ねていくが、撮影はテンポ良くすすんで行く。この落ち着きと決断力の早さはベテラン監督のなせる技なのだろう。それに加えて、この日だけ助っ人として入ってもらった助監督の山本氏の仕切りが素晴らしい。監督にプレッシャーをかける事無く、自らの判断で次の準備を進めているところなどは数々の激戦をくぐり抜けてきた敏腕助監督ならでは。

 そして、その後も渡り廊下、回想シーンの卓球部の練習など昼間のうちに撮らなければならないシーンは目白押し。この話の肝になる部分は、さくら役の近野成美が30年前の手紙を読む事でその手紙の書き手A子と一人二役を演じ、回想シーンや想像の世界を行ったり来たりするという複雑な展開。それに伴って、森役の大津君らも30年前の生徒との一人二役を演じている。撮影しているスタッフですら翻弄されて来る。

 そして、体育館地下倉庫でのファーストシーンを終え、メインイベント体育館での再現舞台。ここは体育館のディテールを残しながら別世界に見せたいという希望から水銀灯を点けた状態で、それが薄暗く感じるまで絞りを入れていくという手法をとっている。そのため、照明の光量は想像以上に必要になる。照明の古野もそれを見越して事前にセッティングを組んでいたためスムーズに撮影が始められた。今日中には帰らなければならないという田山さんのシーンを先に終え、高校生達のシーンに・・・。

 撮影終了は0時半。その後、撤収に1時間半かかり2時過ぎに学校を出られた。「あ〜あ、翌日撮休だったらなぁ・・・」という全員の思いに反して翌朝7時出発!良かった、3時間くらいなら寝れる・・・

2006-05-09 『ピクニックの準備』その2 このエントリーを含むブックマーク

4/22、井坂聡監督による「千秋篇」。

水戸近辺の大井神社でのロケ。これが落ち着いた良い場所・・・しかし、問題なのは石段が129段もある。トホホ・・・。

午前中に石段の下のシーンを終わらせ、上の境内まで・・・。幸いにも機材は車で上まで運ぶ事が出来た。千秋の連れている犬のダイもようやくお疲れさま。実はこの犬、実際の神主さんの飼い犬。動物の撮影は気まぐれで悩ませられるが、とりあえず順調と行ったところか?

ここで神主役の若月君の登場。若槻君は吉本所属のお笑い芸人、兄弟漫才で活躍中もドラマはこれが初めて。登場のシーンの格好はかなりインパクトあるので配信をお楽しみに・・・。

その後、社殿の中のシーン。正座続きで千秋役の松田まどかチャンもさすがにギブ・アップ。それでもなんとか順調に進み日没までには撤収。

でも、これでは終わりにしてくれないのが厳しいところ。撮影終了後に県庁に行き長澤組のエレベーターのロケハン。撮影的に難はあるものの撮影日も迫っている事から狭さは撮影方法でクリアする事に・・・

ホテルに戻り渡邊孝好監督と打ち合わせ。本来なら午後から使えるはずだった体育館が夕方までバトミントン部の練習試合があるという前情報。どうするんだ〜!明日・・・

次回に続く・・・