国家は破綻するんだお!


ももごんです。

mixiで日記書いてたけどいくつかの理由でブログにしました。


こっちで更新しますゆえ。。








国家は破綻する――金融危機の800年

国家は破綻する――金融危機の800年


名著です。

600ページ近くありますが、集中して読めば1週間くらいで一通り読めると思う。


金融危機の800年」とあるように、過去の金融危機について債務危機関連の統計を集約し、これを多面的に見つめ分析していきます。




前例を知ること。

類似性や共通性を知ること。


これは将来の危機発生リスクを分析し、備えるために必要な知識。




分析はこのように進みますよっと。


〜目次〜

序章:金融の脆さと信頼の移ろいやすさを巡る直観的考察


§1部 金融危機とはなにか

1章:危機の種類と定義

2章:債務不耐性デフォルト頻発の根本原因

3章:金融危機データベース



§2部 公的対外債務危機

4章:債務危機を理解するための理論的枠組み

5章:公的対外債務デフォルトの周期

6章:対外債務デフォルトの歴史



§3部 国内債務とデフォルトの忘れられた歴史

7章:国内債務とデフォルトに関する標準的な項目

8章:国内債務 対外債務デフォルトとインフレをつなぐ失われた環

9章:国内債務デフォルトと対外債務デフォルトはどちらが悪いか、どちらが優先されるか



§4部 銀行危機、インフレ、通貨暴落

10章:銀行危機

11章:通貨の品位低下によるデフォルト

12章:インフレと現代の通貨暴落



§5部 サブプライム問題と第二次大収縮

13章:サブプライム危機の国際比較と歴史的比較

14章:金融危機後の比較

15章:国境を越えて広がる危機

16章:金融危機の総合指数




§6部 過去から何を学んだか

17章:危機の早期警戒システム、卒業、政策対応、人間の弱点を巡る考察



巻末資料

銀行危機の国別一覧(1800〜2008年)

銀行危機の略年表(1800〜2008年)

公的債務

マクロ経済の時系列データ





この他、各章のコラムも充実しており、個人投資家や経済学部の学生、経営者にとって必須の本では?



日本の借金も積み重なってるけど、借金の内訳を分析していくことで多くのことがみえてくる!.........んじゃないかな?と思っただけ。





金融危機に関する本は、債務危機を物語として「語る」のではなく、あくまで統計を提示し分析しそれを多角的な視点で繰り返すことにより研究を深めていくべきだ!


と思っただけ。






この本は金融危機に関する資料の集大成の一つといえます。


何度でも読み返し勉強できるのでおススメ




わんわんお!