宿直

夕方に学校にやってきて,寮に泊まる。

夜になってのどが乾き自販機まで散歩でもするか」と財布をのぞいた。5千円札が1枚と10円以下の硬貨が数枚しか入っていない。この学校は,水田に囲まれた低い丘の上に,箱船のような姿で建っている。箱船の上では,5千円札を持っていても,何も手に入らない。仕方ないのでこっそり抜け出し,近くのコンビ二(徒歩10分)へ,両替のための買い物に出かけた。

田んぼを貫通している真っ暗な一本道を歩きながら,迷走気味の今の研究のことを考えた。冷静になってみると,面白そうなことはまだまだたくさんありそうな気がしてきた。かえってきて,メモしておく。

納豆ダイエット

あるある大辞典の実験ねつ造がニュースになっている。あるある〜は,いままで数回しかみたことはないけれど,番組内での検証実験は色目で解釈されていれ,強引に都合の良い結論を導きだしているという印象はあった。でも,ここまであからさまなねつ造をしていたとは驚き。歴史の長い番組だから,あるときから常習的にねつ造し続けてきたのだろうな。こういうニュースを聞くと,菊池氏の偽科学の活動は,やっぱりきわめて重要なんだなと,改めて思えてくる。

もう少し多くの人がああいった番組を,常に懐疑的な視点でとらえることができるようになればなと思う。すべての人に「基本的な科学の知識を身につけろ」というのは,現実的でない注文だけれども,デフォルトで疑ってかかる姿勢を身につけることだけなら,ちょっとした意識の改革をすればいいだけのことだ。「ホントかよ,俺は信じないぞ」って。
有名な大学の(名誉)教授がコメントしていたり,有名な雑誌に論文が掲載されていたり,または大企業が関連商品を販売していたりすると,ついつい信じてしまいそうになる。でも大学の教授でもデタラメを言っていることは多い。

個人的な話ですが,あるある〜ではなくて「ためしてガッテン」はよく見る。ガッテン流で作った料理は,本当においしい。ガッテン流ポークソテーhttp://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2006q1/20060111.htmlここ)はすばらしい。