問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て / 竜ノ湖太郎
「…だがな。責任を背負おうともしない奴は、臆病者の卑怯者だ」
レティシアがさらわれ、彼女をホストとした魔王のギフトゲームが突如始まる。
最強種の巨龍と謎の相手にアンダーウッドの地下都市を守るためにノーネームが立ち上がる。
角川スニーカー文庫の3月の新刊『問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て』です。
非常に苦しい状況の中、各自が自分にできることを果たし、見事レティシアを救出。
たったあれだけの説明で、よく謎解きができるなぁと毎度関心させられます。
十六夜と比べると、力不足だった耀と飛鳥のふたりでしたが、ようやくギフトの真価が発揮されはじめてきた。どちらのギフトもまだまだ伸び代のある力でこれからが楽しみ。
十六夜は出番が少なかったものの、ここぞという場面では期待に応える活躍をしてくれてカッコイイ。
彼がいるだけでどんなギフトゲームも安心できる。
今回はノーネームのライバルらしきチームもついに登場。
次にちょっかい掛けてくるときは抜かりなく計画してきそうで怖い。
魔王戦が終わった次回は息抜き回っぽく、箱庭の貴族(恥)を弄り倒す物語にするらしい。
これは楽しみだ。