クロス×レガリア 滅びのヒメ / 三田誠

クロス×レガリア  滅びのヒメ (角川スニーカー文庫)

「だけど俺は、未熟だから、あいつを守ります」

角川スニーカー文庫9月の新刊「クロス×レガリア」の3巻『滅びのヒメ』です。

鬼仙、おにと来て今度の相手はナタの妹?

今回のテーマは対比なのかな。
自分の欲望のままに動き、暴れる彼女を止めるために、馳郎と蓮花が動き出す。

かつて戦った相手が味方として行動するっていいですね。
コンビを組んだばかりだというのに、その息の合いようにナタが嫉妬するのはわかる。
思ったより蓮花が少女してたのも可愛くて良かった。

今回の相手はナタの単なる妹だと思い込んでいただけに、その正体に驚いた。
あの強さに納得。

ラストの展開は、鏡の向こう側からやってきたと感じさせるライバルキャラの登場でとてもワクワクした。
馳郎とジン、ナタとウー。
共に因縁のある相手がライバルとして登場とか、もう先が気になって仕方ない。

一気に物語が混沌としてきましたけど、魔法使いという存在が物語にどう関わってくるかも楽しみ。