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2011-12-31

2011年 新作ライトノベルセレクション

2011年のまとめということで2011年に初巻が発売されたライトノベルの中から今後期待する作品を選んでみました。
皆様の参考になれば幸いです。
なお、この選出はあくまで私が読んだものに限っていることを予めご了承ください。


◆ヒカルが地球にいたころ…… / 野村美月/ ファミ通文庫
【恋愛】【青春】【ミステリー】



文学少女シリーズでお馴染、野村美月先生が贈る新シリーズ。
取り憑かれた幽霊「ヒカル」の願いを叶えるために 是光が奮闘する青春ラブストーリー。
源氏物語をモチーフにした内容となっていて、キャラクターのモデルを予想しながら読むとより楽しめると思います。
ヒロインのひとりの式部さんが文学少女シリーズの琴吹ななせにそっくりで応援したくなります。




◆東雲侑子は短編小説をあいしている / 森橋ビンゴ / ファミ通文庫
【恋愛】【青春】

東雲侑子は短編小説をあいしている

森橋ビンゴ先生が送る、青春ラブストーリー。
ライトノベルによくあるラブコメではなく、直球な恋愛小説です。
初恋や初デートってこんな感じだったなと思い出させてくれる、甘酸っぱい恋愛が堪能できます。




◆豚は飛んでもただの豚? / 涼木行 / MF文庫J
【恋愛】【青春】

豚は飛んでもただの豚?

2011年MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞>
MF文庫では珍しい正統派の青春物。
簡単に言ってしまうと、とらドラの男女逆転版。
初めての恋に戸惑う主人公とそのサポートをするヒロインという感じです。
この巻ではまだプロローグといった感じですが、この先どう展開していくが楽しみお話でした。




やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 渡航 / ガガガ文庫
【ラブコメ】【青春】【残念】

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。

残念系青春ラブコメ。
主人公の八幡のその残念な思考と行動は、まさにぼっちのそのもの。
その描写はかなり生々しくて、心を抉られます。


奉仕部の活動を通して彼の性格もほんの少しずつ変わっていっているがいい。
タイトルとは裏腹に徐々にラブコメっぽくなっていきますが、
まだまだ同性同士で仲良くしていて、まったくカップルになりそうにないところもなんかリアル。




修羅場な俺と乙女禁猟区 / 田代裕彦 / ファミ通文庫
【ラブコメ】【ハーレム】【残念】【ミステリー】

修羅場な俺と乙女禁猟区

財閥の長である父から吹っかけられた「デッドエンドゲーム」
5人の婚約者候補からたった1人の自分を愛している娘を見つけ出せなければ破滅。


偽りのハーレムを舞台に繰り広げられる心理戦が面白いです。
最後の最後まで読めない展開にハラハラさせられます。
あなたは誰が本物かわかるだろうか?




生徒会探偵キリカ / 杉井光 / 講談社ラノベ文庫
【青春】【ミステリー】

生徒会探偵キリカ

生徒会を舞台にした話。


タイトルに探偵とありますが、ミステリー要素は薄めで、コメディ要素が多めの配分となっています。
生徒会役員と主人公のやり取りが楽しく、神様のメモ帳よりも軽くて読みやすい作品だと思います。




のうりん / 白鳥士郎 / GA文庫
【パロディ】【ラブコメ】【農業

フルメタル・パニック! アナザー

今年一番笑わせてもらったライトノベル。


フォントいじりやパロディネタばかりが注目されがちだけど、シリアスパートの農業ネタはガチ。
1年間に渡る取材は伊達じゃない。
農業物の学園物として読んでも楽しい作品です。




フルメタル・パニック アナザー / 大黒尚人 / 富士見ファンタジア文庫
SF】【ロボット

フルメタル・パニック! アナザー

フルメタル・パニックの外伝。
本編の作者「賀東招二 」が監修として始まった新シリーズ。


舞台がPMCの教官という立場で、ちょっと緊張感に欠ける状況だが、
今後の展開次第ではハードな展開になっていくのではないだろうか。
フルメタシリーズを初めて読んだ私でも楽しめた良作です。




◆ブラック・ブレット / 神崎紫電 / 電撃文庫
【バトル】【厨二】【幼女

ブラック・ブレット

イニシエーターと呼ばれる幼女とペアを組んでバトルを繰り広げるヒーローバトル物。


戦闘シーンはかなり厨二入ってるけど、それがこの世界観にマッチしていて魅力を引き立たせている。
圧倒的に強い相手との戦闘、ピンチになってから本領発揮など、王道展開がとてもいい。
登場人物たちが抱えてるものは割りと重くこの先が気になります。




ストライク・ザ・ブラッド / 三雲岳斗 / 電撃文庫
【バトル】【厨二】【ハーレム】

ストライク・ザ・ブラッド

王道バトル+ハーレム。
テンプレ王道要素をベテラン作家が調理するとこうなるという見本の様な作品。
それなのに、飽きること無く読めるのはなぜなんだろうか。


伏線も随所に散りばめられているため、今後がとても楽しみ。
ヒロインはこのままひとりずつ増えていくのか気になる。




問題児たちが異世界から来るそうですよ? / 竜ノ湖太郎 / 角川スニーカー文庫
【俺Tuee】【バトル】【異世界】【神話

問題児たちが異世界から来るそうですよ?

箱庭と呼ばれる異世界に召喚されてやってきた、変わり者3人が織り成すバトル物。


弱小ギルドを立て直すために、やってきた3人の強さがとても気持ちよく、俺Tuee系と神話系が好きな人にはたまらない作品。
能力が強いだけじゃ勝てないギフトゲームの仕組みが絶妙。
どこまでもインフレしていくこの世界で、未だに底知れぬ力を持つ十六夜には安心させられる。




◆魔法戦争 / スズキヒサシ / MF文庫J
【バトル】【ファンタジー】

魔法戦争

MF文庫にしては珍しい、オーソドックスな魔法ファンタジー。


初巻では導入としての舞台作りに終始していた感じだが、この先の展開次第では化けると思う。
戦争というくらいだから、それなりの大人数でのバトルを期待したい。




魔法科高校の劣等生 / 佐島勤 / 電撃文庫
【俺Tuee】【SF】【厨二】

魔法科高校の劣等生

PV3000万オーバーを誇るネット小説文庫化した作品。


標準的なものさしで測れないために劣等生として入学した主人公。
そんな主人公が隠している力を徐々にみせながら無双していく様子を楽しむ作品。
ここまですごいともう笑うしかない。


綿密に練られた設定のためか、説明シーンが多くテンポが悪くなっている部分もあるが、その欠点を補う面白さがある。
未だにネットでも公開されているので、まずは試し読みしてみてはいかがでしょうか。




ログ・ホライズン / 橙乃ままれ
【異世界】【ファンタジー】【建国】

ログ・ホライズン

ネットゲーム世界に閉じ込められたプレイヤー達が世界に順応していく様を描くいた作品。


ネットゲームを題材にした「ソードアート・オンライン」とはまた違った面白さがあります。
脱出方法が不明のこの世界で暮らしていくことを余儀なくされた人々がみせる人間模様が楽しいです。
今まで他人と関わることを恐れていた主人公が変わっていく姿がとてもいい。




ギフテッド / 二丸修一 / 電撃文庫
【知略】

ギフテッド

天才たちを集めて行われるクリア条件不明の幹部採用試験を舞台に広げられる頭脳戦を描いた作品。


今どき珍しく特殊能力がないのが逆に新鮮で面白かった。
天才設定のさじ加減が絶妙で、主人公が一番凄いというわけでもないのもいい。
登場人物が多いわりに空気になるキャラもいなく、全員に見せ場があるところも良かった。
そして彼等に対する評価も妥当で納得のいくものだった。


まだシリーズ化されるかわからないが、続編を期待したい作品のひとつです。




◆六花の勇者 / 山形石雄 / スーパーダッシュ文庫
【ファンタジー】【バトル】【ミステリー】

六花の勇者

魔王を倒すために選ばれる勇者は六人。
だがなぜかここにいる勇者は七人。
紛れ込んだ七人目は誰だ?
そうそうに偽物扱いされた主人公アドレットは逃げながら七人目を探り始める。


ファンタジーとミステリーの見事な融合。
疑心暗鬼の中、ひとりひとりと味方に引き入れていく展開がなかなか熱かった。
最後に七人目が判明するものの凄い終わり方をみせてくれため、続きが非常に気になります。




レトロゲームマスター渋沢 / 周防ツカサ / 電撃文庫
【ゲーム】

レトロゲームマスター渋沢

レトロゲームをプレイするヒロインの委員長を楽しむ作品。
誰かが楽しくゲームをやっているのを眺めるのってなんかいいです。


出てくるレトロゲームは有名なものから、マニアックすぎるものまで多種多様。
あまりにマニアックすぎて元ネタがわからないネタも多数。
あなたはいくつわかりますか?


ベギラマを愛するヒロインが出てくるのはおそらくこの作品だけだろう。
ゲームネタを知らなくても、それなりに楽しめると思います。




僕と彼女のゲーム戦争 / 師走トオル / 電撃文庫
【ゲーム】

僕と彼女のゲーム戦争

実在するゲームをプレイする内容はレトロゲームの方と同じですが
こちらは、最近出たものや有名どころのゲームがメインになっています。
ストーリー展開の都合上、出てくるゲームのジャンルがFPSに偏ってるのがちょっとだけ気になります。


ストーリーはTVゲームが嫌いだった主人公が現代遊戯部(ゲームをやる部活)でTVゲームを経験してゲーム好きになっていく展開。
ゲームの描写がとても丁寧で、読み終わった後はゲームがやりたくなります。




子ひつじは迷わない / 玩具堂 / 角川スニーカー文庫
【ミステリー】

子ひつじは迷わない

日常系の謎をメインに扱ったミステリー。
生徒会の二人と資料室に引き篭っている少女が、生徒会に持ちかけられた相談を解決する話。


テンポよく話が進み、章が変わる度に語り手が代わるのでひとつの物語を多面的な観点で見ることができるのがいいですね。
子羊の会を通してメインの3人がそれぞれどのように変わっていくか楽しみな作品です。




◆カミオロシ / 御堂彰彦/ 電撃文庫
【ホラー】【ミステリー】【イチャラブ】

カミオロシ

付喪堂骨董店の作者が贈る新作伝奇物。


私的にはイチャラブものとして読んでます。
主人公とヒロインのツンデレっぷりがたまらない。
口を開けば皮肉を言い合う仲なのに、要所要所でお互いが信頼しあっているのがわかって堪らなかった。
気になる伏線もあり、主人公たちの今後が楽しみな作品です。




◆ビブリア古書堂の事件手帖 / 三上延 / メディアワークス文庫
【ミステリー】

ビブリア古書堂の事件手帖

もはや説明不要。
今年売れに売れまくったMW文庫の救世主。
本好きにはたまらないビブリオミステリー。
本が読めない体質の大輔と、本が大好きな栞子さんのコンビが挑む古書にまつわる謎をご堪能してください。





以上、21作品。
来年にはどんな新作が出てくるか楽しみです。
来年もよろしくお願いします。