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2013-03-19

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 7 / 渡航

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 7 ドラマCD付き限定特装版 (ガガガ文庫) やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (7) (ガガガ文庫)

「……あなたのやり方、嫌いだわ」

ガガガ文庫3月の新刊『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の7巻です。

今回は修学旅行を舞台に、葉山の取り巻きの一人、戸部の恋愛成就をサポートする話。
修学旅行かつ、奉仕部の活動のためもあってか、いつも以上に八幡とゆいゆいが一緒に行動してて、読んでて楽しかった。
端から見るとどう見ても付き合ってるようにしかみえない。いいぞ、もっとやれー。

この巻の話の主軸は、告白をきっかけに今の関係が壊れてしまうことを許容できるかという点。
居心地がいい今の状況を壊したくないという、葉山、三浦、海老名
葉山との会話の中で、想いを伝えることが本当に正解でないと思ってしまった八幡。

大事だから、失いたくないからこそ、自分の気持ちに嘘をつく。
彼等の想いがそのまま自分にも当てはまると悟ってしまい、踏み込まないことを是としてしまったところには、残念だけど八幡らしい。

しかしこれで、八幡と雪ノ下、由衣との関係もしばらくの間停滞しそう。
思えば、今回の対応は雪ノ下さんはお気に召さなかったようでさらに軽蔑されたような気もするけど…。
ラストの見開きイラストの雪ノ下さんの目は怖すぎた。
八幡が今の関係を壊してでも、変わりたいと願う日は来るのだろうか。

修学旅行も終わったので、次は冬休み編になるのかな?
物語も後半戦とのことですが、さてさて比企谷くんの青春ラブコメはどうなっていくのだろう。
春から始まるアニメも含めて楽しみです。

2012-12-18

人生 第4章 / 川岸殴魚

人生 (第4章) (ガガガ文庫)

「自分ができることは目いっぱいやって、楽しむ。できる、できないは大事じゃないよ。きっと一緒なんだよ。人生も宿題も」

ガガガ文庫12月の新刊『人生』の4巻です。

いつもどおり、人生相談
回答者達の自由奔放な発想は相変わらず。
ところどころで声に出して笑ってしまいそうな展開の中で、ときたま真理を突いたかのような発言が飛び出るから侮れない。

そんななか、まさかの4人目の回答者が加入。
芸術系代表ということで加わった新たなメンバーだけど、いくみとキャラが被ってるような気がしないでもない。
彼女が描いたふみのイラストには笑った。次回でもイラストをつかってはっちゃけて欲しい。

そういえば今回、梨乃が赤松を好きなのがはっきりわかって良かった。
赤松と梨乃をくっつけようとする展開が増えた気がするけど、まだまだ足りない。
恋愛話になると、弱気になる梨乃がかわいい。
なんだかんだで、相談を通じて彼女も変わってきてるのもいい。

次回も楽しみ。

2012-11-21

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 6 / 渡航

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (6) (ガガガ文庫)

「でも、お前のやり方は間違っている」
「……じゃあ、……正しいやり方を知っているの?」

ガガガ文庫11月の新刊『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の6巻です。

今回の舞台は文化祭。
ひょんなことから、文化祭実行委員になってしまった八幡と雪ノ下の活躍がメインの内容でした。

地の文の面白さは相変わらず。巻が進んでもマンネリさを感じさせない面白さでした。
共感させ方がとても上手いのが魅力の一つなんだと思う。

文化祭準備で忙しさに追われるシーンで、忙しさのあまりに現場が疲弊していく様子はまさに、現実の職場そのものといった感じ。
八幡は社畜っぷりがあるあるネタすぎて、ちょっと泣けました。

この世界には分不相応というものがある。
誰もが、自分自身が持ってる力を把握し、余計なことをしなければどれだけ平和でいられるんだろうか。
今回のエピソードはそう思わずにはいられないお話でした。

雪ノ下のやり方を間違っていると糾弾した八幡だけど、彼がとった行動も正しいとは言えない。
けれども結果だけみると、彼の行動によって丸く収まってしまう。
そのあまりにも酷いやり方は、逆にもっといい解決策があったんではないかと思わずにはいられない。

自身が悪役(犠牲)になることで、全てが上手くいくことをわかっても普通そんな簡単に実行できない。
ここまで泥をかぶりたがる主人公もなかなかいない。
あのやり方は読んでいるこちらが辛かった。
でも、誰もが言いたいけど言えないことをあえて彼女に突きつけてくれたので、正直スカっとしたところもある。

だけどそれでもやっぱり、やるせないし、もどかしい。

「比企谷。誰かを助けることは、君自身が傷ついていい理由にはならないよ」

平塚先生が言うように、八幡が傷つかなくてもいいやり方だってきっとあったはずだ。

この物語に平塚先生、由比ヶ浜という理解者がいて本当良かった。
最後の部室シーンには大分救われました。

特にゆいゆいいい子っぷりはヤバイ。戸塚よりも彼女の方が癒される。
彼女の魅力に気づいてるからこそ、八幡は逆に自信が持てないというのもわかる。
それでも今回の二人のシーンを見ると、八幡と由比ヶ浜の距離は大分縮みましたね。
八幡が今度は間違えたくないと思えるようになったのは嬉しかった。

ぎくしゃくしていた八幡と雪ノ下との仲もようやく解消。
あのふたりの毒舌の応酬はちょっと懐かく感じた。

次回からようやく平常運転になるのかな。
最後の文章にちょっと不穏な物を感じましたけど、取り越し苦労だといいな。

2012-08-24

人生 第3章 / 川岸殴魚

人生 (第3章) (ガガガ文庫)

「よく来たな、二代目コガネン」

ガガガ文庫8月の新刊『人生』の3巻です。

冒頭で、郵便箱が炎上してまう事件が起きたせいか、
今回の相談はどれもやっつけっぽいものが多かった印象があったものの、やっぱり笑えるところで笑わしてくれる。

この巻のメインはいくみ。
中盤以降はいくみが信頼するヒーロー、『コガネン』押しが酷かった。
歌詞が鮮明に思い出されることによって、より酷くなっていくコガネンの主題歌のところは笑わずにはいられなかった。

メインキャラ3人それぞれにスポットが当て終わりましたが
次回はどんな展開になるのだろう。

2012-07-18

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 5 / 渡航

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫)

「それでもヒッキーは助けるよ」

ガガガ文庫7月の新刊『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の5巻です。
アニメ化おめでとうございます。

今回は雪ノ下を除いた主要キャラと過ごしたヒッキーの夏休みの様子を描いた内容。

中でも由比ヶ浜との花火大会デートが素晴らしかった。
慣れないながらもリードしフォローする八幡先生の描写が妙にリアルでした。
途切れがちなふたりな会話といい、この初々しいさがとてもいい。

会場で偶然同級生に出会い、八幡が改めて自分の立ち位置を確認するシーンは胸に来る。
いつか乗り越えて素直になって欲しいけど、高校生の間に無理かもしれない。
でも、そろそろ真面目に向き合わないと由衣が可哀想だ。
彼女は平塚先生の指摘する、彼の優しさを知ってる人なので報われて欲しい。


読む前にページ数が少ないなと思ってたけど、いつも以上に濃い内容で面白かった。
話の構成もよくできてて、最後のシリアスな展開への運び方がとても自然。
あえて、雪ノ下を登場さないことで彼女を際立たせる構成は見事。
最後の八幡の独白とイラストに、全部持っていかれました。

八幡、雪ノ下の関係は今後どう変わっていくんだろう。
続きが気になって仕方ない。