蓮實重彦他著『「知」的放蕩論序説』(2002)メモ

「知」的放蕩論序説

「知」的放蕩論序説

「知」における放蕩、それは、揺らぎ、逡巡する知性の力、あるいは、雑音に敏感であることの美徳。大学、文学、映画、思想、歴史…最強のメンバーを前にしてすべてを語った話題の「週刊読書人」連続インタビューを集成。

1 大学をめぐって
2 文学と映画をめぐって
3 思想と歴史をめぐって

85 9.11テロに関して「また、ロシアにはアフガン戦争を撮った活劇映画もあるらしく、それを廉価で叩き買ったロジャー・コーマンが『アフガンからの脱出』として急遽公開予定だそうで、こぞって自粛気味なアメリカの大手の映画会社の中で、さすがはB級魂の発露だと痛く感動しましたね」
87 イスラム世界とアングロサクソン系白人の対立『肉弾鬼中隊』『ガンガ・ディン』『ベンガルの鎗騎兵』『進め竜騎兵』『壮烈ガイバー銃隊』
88 アメリカの対テロ戦争南北戦争直後のテロ集団クァントリル一派、ラウール・ウォルシュ『暗黒の命令』ウィルアム・ディターレ『赤い山』
97「ただし社会科学は真の外部に触れ得ないまま、あと50年はつづくと思っています。ブルデューしかり。日本でいえば、多田道太郎さんのある種の著作しかり」

複製芸術論 (講談社学術文庫 (691))

複製芸術論 (講談社学術文庫 (691))

97
帝国の陰謀

帝国の陰謀

110 菅谷憲興
129
ジャン・ルノワール 越境する映画

ジャン・ルノワール 越境する映画

132 フィリップ・ガレルアモス・ギタイ
163
アメリカン・マインドの終焉―文化と教育の危機

アメリカン・マインドの終焉―文化と教育の危機

169 ソ連のモスフィルム、レンフィルムなど大スタジオ。独立採算で機能していたメジュラポン。ボリス・バルネットやクレショフ。
172 ブランショマラルメ清水徹
181 スガ「68年当時、蓮實さん周辺の方々は、宮川(淳)さん、豊崎光一さんや天沢退二郎さん、あるいは清水徹さん…」
197
柔らかい土をふんで、 (河出文庫)

柔らかい土をふんで、 (河出文庫)

212 渡辺「中上の本領は、他人たちの多様な言葉が飛び交う不実な場所への焦立ちに満ちた緊張関係にあり、その最高例がルポルタージュ…」214
虚構世界の存在論

虚構世界の存在論