読書録

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「怒り」のマネジメント術

「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない (朝日新書)

「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない (朝日新書)

犬でも食わない夫婦喧嘩になってしまう背景と対策がわかった!


普段思い出して言い争いになってしまうのは、この本にある
p175:妻の「あなたは、いつもそう!」は夫の怒りを生む
というのが、毎度のパターンだ。
いつも出発が遅れる、いつも自分勝手、いつも子どもの面倒をみない etc いつもではないのに、と怒りが爆発してしまうのだ。
「いつも」「絶対」「必ず」という言葉を使いそうになったら、ぐっと飲み込み、別の言い方を探ってみるというのが相手にお願いする対策。


p177:「すべて台無し!」など大げさに言わない
というのも結構ある。大げさに言わず、できるだけ正確さを心がけることが大切だ。


おたがい「普段から言ってはいけない言葉」を使わない(p170〜)ように、話し合っておく必要がありそう。
それは、「べき」という言葉を使わない、「あなたは〇〇だ」とレッテルを貼らない、そして前出の「なるべく正確な表現を心がける」
ケンカをしたあとには車に乗ってはいけない(p44)というのも、かつて事故になりそうになったことがあっただけに、心しておかねば。
おたがいの何に怒りを感じるのか、ベストテンと10点満点の点数訳をして見せ合い、認識のずれを確認する(p202)というのも手かもしれない。


それでも怒りの感情が出てきたら、どうマネジメントするのか、についても、本著はいろいろな方法を、示してくれている。
「怒るのは損」であり、「怒らない人」になるため自分を変えるのが最も大切なことがポイントだが、本著の内容の順に引用していくと、


p9:怒らなくていいことは、怒らない。(「怒り」という感情を減らす)怒るとしても、表現方法や場所を選ぶ。(「怒り」にまかせた行動をやめる)
p60:シンプルなルールー「怒らない人」には怒らない=心理学でいうところの返報性の法則
p80:あなたを怒らせているのは、本当は「あなた自身」…が、それをどうとらえるか、なのです。
p85:自分の中に生じた「怒り」という感情をとりあえず即効で抑える「対症療法」、「怒りやすい」という自分の性質そのものを変えていく「体質改善」
p87〜(ゆがんだ心のメガネ=コアビリーフや、怒りを引き出しやすいトリガー(引き金)は、どういう人生を歩んできたかで関係する)


p104〜(怒りを点数でレベル分け+記録する⇒1日時、2場所、3出来事、4思ったこと、5言動、6してほしかったこと、7結果、8怒りの強さ)
p109:自分の心を落ち着かせる「魔法の言葉」を用意しておく←自分の場合は、「明日は明日の風が吹く」かなあ?
p112:こころの中で「犬のうんこ、ふんじまえ」と「かわいい毒」を吐く
p120:「いま、ここ」に自分の意識をくぎ付けにすることで…未来への報復に意識が飛んでいくのを阻止することができます(ケータイの傷を数えるなど)
p130:(しつこい怒りを消すには、五感に訴える気持ちがいいと思う瞬間を思い出す、記録する+気分転換)(歌う、走る、そうじをするなど)


p151〜心のメガネを変える3つのステップ
1.「はじめに思ったこと」を書く、2.「心のメガネのゆがみ」を考える、3.「心のメガネのゆがみ」を正す
p156:ゆがみに気づいたときに、「ならば変えよう」と思える柔軟性をもつと、人生はいまよりもっともっと平穏で実りあるものになるはずです。


怒りは、ある意味、強大なエネルギーで、社会を変えていく力にもなりうるのだろうとは思うが、個人レベルでは、本著にあるように、うまくマネジメントしていきたいと思う。

{8/16-22読了、記入は25}