読書録

読書整理用のダイヤリーから移行しました19/1/26土~

つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ 自分のこころを見つめなおすために

つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ―自分のこころを見つめなおすために

つい「がんばりすぎてしまう」あなたへ―自分のこころを見つめなおすために

 心が疲れ病になってしまうのは、真面目に頑張っている人という印象は確かに経験的にはある。自分もなりかけたことがないとはいえず、本書に記載された仮想カウンセリングのやりとりを見て、いろいろ思い起こした。

 いまの生きづらい社会について、著者は「新自由主義的な自己責任論が個々人の自助努力の不十分さに求めるp16」ことや、学校についても、グローバル企業のものどくりの効率的管理方式が導入され、「明るく元気に前向きに」というスローガンが学校教育の隠れたスタンダードになったp38ことを背景として指摘している。



発刊した新日本出版社のサイト⇒ http://www.shinnihon-net.co.jp/general/detail/code/978-4-406-06183-4



 終盤に書かれている部分から、著者が繰り返し主張している部分を以下に引用↓
p236:「ストライクゾーン」を大きくして、「まあ、いいか」の精神で行きましょうよと最後に申し上げたいのです。
p238:私が求めてきたものは、「他者とともにありながら、あるがままの自分でいられる」関係、「他者」が決して抑圧的にならない関係ーそういう「共同体」をつくることです。「あるがまま」の自分に依拠していきることが、「他者」と共にいきることになるようなあり方を求めているのです。


 病気の関係で辛かったとき、鎌田實さんの『がんばらない』シリーズは、この読書録の前に読んでいたが、本書で紹介されていた『いいかげんがいい』集英社 については読んでいなかったので、触れてみたい。

いいかげんがいい

いいかげんがいい

いいかげんが いい (集英社文庫)

いいかげんが いい (集英社文庫)


 それにしても、読んだ本を週末の休日に記録するこの読書録、朝から始めて午後3時になってしまったが、ちょっとやり方を考えないといけない。さらに、これから1か月は諸事情で大変忙しくなるため、この読書録も少しお休みすることも考えざるを得ない。

 ただ、いろいろ読んできたけど、こうしてメモに書いておかないと、どういう内容だったが、以前に比べて記憶力がさらに落ちてきた印象がある。書いておけば少しは思い出すきっかけになり、また、復習することもできる。悩ましい・・・ 


{2018/6/1-2読了、記入は6/3日曜}