ウィーン後編・世紀末芸術誕生の謎

ウィーン


 今日は、3連休の初日。昼間は冷たい雨が降っていました。

 NHK『探検ロマン世界遺産』は、世界遺産に登録されているウィーン歴史地区の魅力を伝える後編でした。

 19世紀末から20世紀初頭にかけ、ウィーンではグスタフ・クリムトエゴン・シーレといった画家や、オットー・ワーグナーといった建築家らの手による世紀末芸術が花開きました。

 ドナウ運河の近くにある郵便貯金局は、オットー・ワーグナーがデザインしました。ファサードの女神像をアルミニウムで鋳造したり、外壁に無数の装飾的なボルトを使ったりして、アイデアが斬新的です。

 カールスプラッツ駅舎もオットー・ワーグナーの設計です。その近くの分離派会館には、クリムトの有名なフレスコ画『ベートーベン・フリーズ』が展示してあります。

 このような世紀末芸術を資金面で支えたのが、この時代に成功したユダヤ人だそうです。当時のウィーンは、いろいろな民族が夢と希望が持てる自由な都市だったそうです。

『中年H氏の持っていたハンガリーのたばこを見て、なつかしそうに話しかけてきたカフェのウェーターのおじさん。自分の国のことを誇らしげに話してくれました。ウィーンでは、ウィンナーコーヒーのことを、「メランジェ」と呼ぶと教えてくれました。』

 テレビを見ながら、ウィーンに行った時のこんな場面を思い出しました。

 いつかもう一度行ってみたい見どころいっぱいのウィーンです。