じっくり語り語られてみよう 第2週参加エントリVol2. ディープPさん

じっくり語り語られてみよう http://jikkuri.blog19.fc2.com/ 参加エントリです・
作品に対するネガティブな表記を含む可能性がありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.
この作品の語り記事一覧 → No.05: JOINT(川田まみ)美希の想い http://jikkuri.blog19.fc2.com/blog-entry-14.html




アイドルマスター JOINT(川田まみ)美希の想い
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1593163

[プロデューサー名] ディープP http://www.nicovideo.jp/mylist/2018635(マイリスト)
[エンコード] flv
[ニコニコ動画 非会員URL] http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm1593163

こちらもまた、語るにはヘビーな作品ですね。
美希誕生祭で拝見して、PickUpするかどうか、最後まで悩んだ作品でした。「初動の再生数、十分大きいし、皆見てるだろうから…」と外した記憶がかすかに。
当時はネタメインだったしw


まず、技術や構成といったお話。
作品の作者コメントから、技術解説のページを拝見。
…はっはっは、PE弄り始めて正味5日程度の人間に、めちゃめちゃありがたい+まだ想像も付かないテクニックが満載。
タイムラインを見て (゚Д゚) ってなったのはナイショ。使われている技術がどうこうとか、すごく言いにくいなぁ。。


延々と見る専+作品制作を始めたばかり、というレベルの私が、「これはいい!」と思った、幾つかの演出ポイントは、以下のような箇所。

  • 0:10〜0:18 人物の登場と消え去りの効果。特に消え去りの効果は、如何にも!という感じがタマラナイ。
  • 0:20〜0:30 テキストの表示のさせ方。これもセンスですね。Pickされている文章も、どこか2人の関係を色々と想像させてしまうものばかり。
  • 1:35〜1:50 間奏の間でも息を付かせない、見ごたえのあるエフェクトのラッシュ。
  • 2:45〜2:48 覚醒後の美希に重なる、覚醒前の美希のラッシュシーン。過去の自分に対する想いを描いている。

作品を通して技巧を凝らした箇所が満載で、これだけをわざわざ抜き出すのもおかしな話ではあります。
とくに最初に挙げた効果は、他の力が入ったエフェクトに比べれば、特に凝った演出でも無いのですが…これは個人的な感想ということで。


そして、ストーリー。
解説を見る前から、ディープPさんの思惑通り、2通りの解釈が出来るなぁというのは感じておりました。個人的にはP死亡or半身不随的なストーリーの方を意識したかなぁ。
美希に完全な悲劇は似合わないですけども。
アイマスに関わると、各キャラクタが持つバックストーリーやエピソード等を、如何にして解釈するか、発展させるか、創作するかということを意識したくなります。
春香ED前後の作品が多いのもそうですし、各キャラクタの持つ特徴的なエピソード(伊織のうさぎなど)も、作品として料理されるケースが多い。
美希のこのエピソードも、こういう形で昇華させるのは、アリでしょうね。


作品全体を通しての感想。
演出、シナリオ、共に良く出来ていて、作品としてのレベルは非常に高いです。
本当に惜しむらくは、この作品のまとまりが良すぎたこと。この作品の「特徴」が薄く、作品を見た後の感想がその時点で完結してしまっていること。
ここで挙げる「特徴」とは、既成作品でいえば「おっさんホイホイ」「有名曲」「紳士成分」「(技術が判らない人でも判る)見栄えのする演出/技術」「ネタ」など。変な言い方ですが、ニコマス作品を見ている人が集まった時に、話題に上るような要素。(もちろん、他の作品の真似をして欲しいわけではありません。)
殆どのディープPさんの作品を見ていて、そういう特徴を作品に仕掛ける方法、恐らくご存知ではないかなと思ったりするのですが。。


今までの「語ってみよう」作品の中で、一番難しく、無責任なリクエストをしているかも知れません。
作品の完成度が高いからこそのリクエストということで、ご了承頂ければ幸いです。

じっくり語り語られてみよう 第2週参加エントリVol3. 井川KPさん

じっくり語り語られてみよう http://jikkuri.blog19.fc2.com/ 参加エントリです・
作品に対するネガティブな表記を含む可能性がありますが,イベントの趣旨に乗った上での記述とご理解ください.
この作品の語り記事一覧 → No.06: 伊織がそっと口づけて ギュッと抱きしめてほしがっている様子です http://jikkuri.blog19.fc2.com/blog-entry-15.html




伊織がそっと口づけて ギュッと抱きしめてほしがっている様子です
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3185425

[プロデューサー名] 井川KP http://www.nicovideo.jp/mylist/1044190(マイリスト)
[エンコード] flv
[ニコニコ動画 非会員URL] http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.nicovideo.jp/watch/sm3185425

ダンスシンクロと、歌詞内容シンクロの充実っぷりが素晴らしい作品。
井川KPさんが「こういう作品を作りたかったんだ!」という思いがスパッと伝わってくる、気持ち良い作品です。
使用ツールがムービーメーカーとペイントのみというのにもビックリ。。
歌詞内容シンクロの多用によって、カメラ切り替えがやや多めになるのは仕方なしでしょうね。そしてこの作品では、カメラの切り替えをうるさく感じる事は殆どありませんでした。如何にも「この曲用の振り付けで歌っている」感を優先したのは、成功だと思います。
何度かある衣装替えも、魅せる手法として、アリ。
気になった点をPickするとすれば、やはりボイスの違和感か。。コレばかりは、作りたい曲とアイドルが先に決まっていると、回避不可能に近いのですが。
しかし、それ以外の部分で、違和感を感じることは殆どありませんでした。むしろ、リズムは合っているけど、振り付けの無理やり感を感じることが多いニコマス作品群の中では、異色のシンクロ率を誇ると言っていいような。


そして、振り付けだけでなく、表情のシンクロ。

  • 0:42〜0:44 「超やばすぎて」
  • 0:59 「ねぇどうして」
  • 1:07〜1:10 「こんなんじゃどんなことも〜」
  • 1:55〜1:58 「大胆にしちゃうんだろう」
  • 2:03 「ピッタシ」
  • 2:26 「でもだけどギュッと」

ざっくりPickするだけでも、これだけの表情シンクロを魅せる伊織。素晴らしい。


いつも拝見している野球ネタの楽しさ。その「一瞬を切り抜く」テクニックが、こういう作品に反映されているのかな?と思ったり。
この内容に、もしそれなりの編集ツールやエフェクト/演出が加わったら、一体どうなるのか…
作品自体の完成度の高さに加え、これから先にもますます楽しみが増えそうな予感を感じる作品でした。