2009-12-06 世はまさに千石時代
■[独り言]「東アジア共同体」について思うこと
なんか,鳩山首相の構想する「東アジア共同体」に台湾は含まれるのか否か,という鋭い質問が出たらしい。といっても1週間ほど前の話で,何を今更,なのだけれど。
台湾は東アジアに含まれるのか。 - やうちさん、ニュースだよ!
個人的に,東アジア共同体について思っていることを書くならば――そもそも東アジア諸国の間には,一致する利害が見当たらない。
ヨーロッパは,ロシアとアメリカというふたつの巨大なパワーの間に挟まれ,それぞれが既に一ヵ国だけでは力を発揮しづらい状況になっていたがゆえに統合の道を選んだ。更にかの地域には,一ヵ国で他の諸国を圧倒できるような国がない。ドイツやフランスが抜きんでているが,彼らにしたって他の加盟国を敵に回したら瞬殺されるだろう。
けれど。東アジアはそもそも状況が全然違う。アメリカという巨大なパワーに様々なものを依存する日本が組もうとしているのは,よりによってアメリカに対抗するもうひとつのパワーだ。そしてそのパワーは,日本領の島々によって海への出口を塞がれており,また容易に日本のシーレーンを脅かすことができる。
中国と緊密な協力関係を築くのはいい。中国と互恵関係を発展させることには諸手を挙げて賛成だ。だが中国と「共同体」を形成することには,断固として反対する。それは何のメリットにもならない。むしろ,大陸を縁取る島嶼である日本を,中国に従属させる結果を生むだけだ。そして従属すべき相手として,中国は,目下のところ最悪の選択肢だ,色々な意味で(まだロシアの方がマシだ!)。イギリスでさえ,フランスやドイツといった諸国に分割されているヨーロッパとの統合に躊躇していたというのに,何故日本が躊躇せずに,ヨーロッパよりも遥かに巨大で統一された大陸と「共同体」を形成しようというのか? 僕にはまったく理解できない。
東アジア共同体が有り得るとするならば,それは,台湾や韓国といった,海に死活的利害を持つ国々との連合という形だけだ。これに香港を加えてもいいかもしれない(まあ無理だろうが)。中国は,民主主義や人権という基本的原則に背いているというだけでなく,その地理的位置ゆえに,絶対に拒まねばならない。精々,ロシアやアメリカ,インド,ASEANと同格のオブザーヴァーという形に留めておくのがいい。
- 222 http://mltr.ganriki.net/index02.html
- 25 http://norevisionism.ring.hatena.ne.jp/
- 12 http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/Mukke/20091206/1260111218
- 12 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=mukke&lr=&aq=f&oq=
- 11 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GFRE_jaJP323JP323&q=末永く
- 10 http://www.google.co.jp/reader/view/
- 8 http://d.hatena.ne.jp/zyesuta/20091007/1254918341
- 7 http://b.hatena.ne.jp/entrylist
- 7 http://kok2.no-blog.jp/tengri/
- 6 http://b.hatena.ne.jp/entrymobile/17779348
