2011-12-29 じきに,コミケ初日の夜が明ける
■[読書]平成23年に読んだ本ベスト10
取り敢えず順位とかつけずに読んだ順で書いてみますね。あ,読んだ本に関する割と致命的なネタバレがアチコチにあったりするのでそういうのが嫌なひとは読まないでください。
切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話
- 作者: 佐々木中
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本
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友人がお勧めしていたので読んでみたら,いやあこれは凄かった。読書とは,誠実にやったら狂ってしまうような営みである,と。革命はまず暴力ではなくテクストの読み替え/書き換えから始まるのだ,と。そして,「中世解釈者革命」と名指される出来事の歴史的意義。蠱惑的な文章に導かれて,思考の迷宮を彷徨う快楽。
「原理主義」とは,「自分とテクストの区別がつかなくなっている者」*1であると彼は言う。そして自分と世界との区別がついていないことが,どんなに恐ろしいことなのかと。そして,次の文章は,わたしたちが深く脳裡に刻みつけるべきものだろう。「自分が生きているこの時代に,歴史は決定的瞬間を迎えているのであり,決定的な終わりや始まりを自分が生きている,そうでなくては嫌だ――これはまったく幼稚な思考です」*2。現代史なんてものを専攻していると,1989年,2001年9月11日,2011年3月11日といったわれわれが生きてきた瞬間に歴史的意味を見出したくなる。そしてそれは現代史という文脈では妥当なのかもしれず,短い寿命を生きるわれわれにとっても妥当なのかもしれない。けれどそれにどれだけの意味を持たせられるか,というのはやはり,冷静に考えておくべきことなんだろうな,と。
あとこの本は「文学」の価値をすごく称揚する本なのだけれど,「俺文学わかんないんでwwwwww」で通してるわたしからすると,なんかこうですね,もやもやっとくるものがあることは否定しない。文学がそんなにたいそうなもんなのか,とか。まあこの著者の言ってる「文学」とわたしの考える「文学」はまったく違うものなのだというのはわかるのだけれども。
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 単行本
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- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 単行本
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以前から気になっていたのをようやく読みました。ハードカヴァーの上下巻の分厚さがたまらないですね(そこかよ)。基本的にホラーなのですが,やはり主上らしく,誰もが持ち得る人間の愚かさというものを活写していて,それが光るなあというか。なんというか,途中の展開があまりに重苦しくて。崩れ落ちていく日常の中で,現状から目をそらして「日常」に留まろうとする人びとが,よけいに事態を悪化させていく。正しいと思ったことをする主人公の片割れはしかし独善を指弾され,正しさを追求する主人公の片割れは何も事態に介入することができない。
「これはもっと単純なことだ。人間は誰だって自分が世界の中心だという幻想から逃れられないんだ」
「おれは途方もなく我が儘で利己的な人間だと思われてるらしい」
「そうじゃない。そんな人間も当人にとって自分は,この世界で唯一の主体なんだ。自分以外のものは全て認識の客体に過ぎないから,自分が唯一の中心点だという幻想から逃れられない。自分こそが中心点だと主張する有象無象の一例でしかないことを受容できないんだ。だから事態に巻き込まれ,単なる端役に成り下がることを拒む」*3
自分が是としてしまった村の有様だ。これを嘆く権利も,憐れむ権利も,静信はすでに持っていない*4。
そして――カタルシスが訪れる。群集の奔騰。その奔騰によって様々なものが踏み躙られる様を描き――けれど最後に,一抹の希望が残る。いや,それは希望ではない。明るい未来など待ってはいないと判っていながら,それでもなお生き抜こうとする泥まみれの意志。
「けれども,生きるというのは結局のところ,存続のための存続に奉仕するということなんだよ。ただ存続のためにだけ存在する,その虚しさを抱えて,それでも諦めずにいるということなんだ」
「あがく,ということ……」
静信は頷く。
「そう,ぼくは思う」*5
その卓越した人間描写と,ところどころに散りばめられる魅力的な対話。もうなんていうか,極上の作品だなと。さすがです主上。で,『十二国記』の続きはいつ出るんですか?
- 作者: 上田早夕里,山本ゆり繪
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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3月の終わりに読んだけれども,これはベストSFも納得の出来というか。海面上昇により陸地の多くが海中に没した世界に生きる,遺伝子に手を加えられたヒトたち――そして訪れる滅びの日。重厚な海洋SFであり遺伝子SFでもあり。同じ遺伝子から生み出された多様性と,地球環境に生じた様々な綻び。それを解決しようと足掻く人びと。この地球に生まれ落ちた生命として,生き抜くことの意味。ともかく,圧巻だった。
- 作者: 竹宮ゆゆこ,ヤス
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: 文庫
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ようやく読了。以前1巻は読んだけれども*6,そのままになってしまっていたのを,きちんと最後まで読んだ。最後の方は一気読みに近く,ただひたすら心打たれた。ああもうなんていうか。
個人的には竜児には実乃梨とくっついて欲しかった。それはもう既定路線として。大河とくっつくというのはあったのかもしれないが,読み始めた当初のわたしはそんな陳腐なオチに押し込めないで欲しいと思っていたし,実は今でもそう少しだけ思っている。そう思うのには,やはり竜児がそのためにどれだけ懊悩してきたかというのをそれまでの巻で読んできたというのもあるし,あとはもう完全に5巻ぐらいから実乃梨が竜児にホの字だったからというのがある。ようやく2人の気持ちが通じ合おうとしているのだと,ちゃんとくっついてくれるのだと思ったのに,実乃梨の方に躊躇があって。それが,お互いの心の裡がわからずすれ違いを繰り返していく2人の姿が痛々しくて,どうか幸せになってほしいと,願っていた。
けれどそれでも,9巻ぐらいから自覚され,10巻で吐き出された竜児の思いもまた,彼がどれだけ大河の世話を焼いてきたのかを知っているからこそ,重いものとして心に響いた。きっとどちらも嘘ではなくて。だからこうやって懊悩して。それらは「絶対に偽りなんかではなかった。それらは全部,間違っていたのではない。過ぎていったすべての瞬間を,ただ,全力で生きてきたのだ」*7。だからこそ胸を刺す。「――この恋は,実らなかった」*8という結末に至ってしまったことは僕の読み方からすれば悲しい。でもそうやって掴んだボロボロの幸せに,ああ,これで良かったんだ,これこそがハッピーエンドなのだ,という気がしてくる。うん.作者にノせられてるだけなのかもしれないけど。
そして巻を増すごとに亜美の好感度がぐいぐいと鰻登りの急上昇だった。断っておくけど,萌えたということではない。萌えとかそういうのとは無関係に,亜美が大好きでならない。もちろん亜美だけではなく,この作品に出てくるキャラクタたちはどれも愛しく思う。だが特に,亜美は。もっとも毅然としているように見え,その実脆い内面を抱えながらも,精一杯前を見つめていた彼女は。ひときわ,わたしの目には輝かしく見えていた。特に最後の方はマジ涙腺決壊。いい女だよ彼女。
ていうかね! 心理描写の細やかさがすごいのよこの作品! すごい濃密! しかも基本的に視点を固定してるから,細やかな心理描写をしつつすれ違いを演出することに成功してる。実乃梨が竜児に惹かれていく辺りの描写が本当に上手くて,なんていうか脱帽。文章の力ってすごいねほんと。読めてよかったよこのシリーズを。
涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版(64ページオールカラー特製小冊子付き) (角川スニーカー文庫)
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 文庫
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佐々木は俺の嫁。
これに尽きる。佐々木かぁいいよ佐々木。
- 作者: 虚淵玄,武内崇
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/06/10
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「なんでこれを刊行直後に読まなかったんだ!」と絶叫した作品。いやぁヤバいすな。アニメ化前にということなのか1月〜6月にかけて文庫版が連続刊行されたのでそれを追いかけたのですが,もうなんつうか半端ねえ面白さです。多分今年読んだ小説のベストは『Fate/Zero』ですな。意表を突く展開,一人一人丁寧に造形されたキャラクタ,酔わせる文章――そして何よりも,最後に待ち受ける絶望。終わりがわかっていてもそれでも引きつけられ,そして予想以上に惨いそのカタチに絶句し,それでもなお物語の完成度の高さを羨望してやまない――そんな,作品。最後の方のスピード感と体を震わす感動はもうなんというかたまらない。
総身を激情が震わした。そして堰を切ったかのように,涙が滂沱と溢れ出た。
決して届かぬと知りながら,それでもなお憧れ待ち望んだ問いだった。返答は捜すまでもない。それは自らの心の奥に,宝物のように秘めながらも用意してあったのだから*9。
そして『Fate/stay night』をプレイした身としては,切嗣の悲願とセイバーの切望が,あまりにも痛々しくて――それがいずれ救われる苦痛であると解っていてもなお,いやだからこそ,この第4次聖杯戦争での彼らの苦悩が身にしみる。それらがすべてFateで浄化され昇華されることだとわかっている。そしてその浄化と昇華をもう一度『Fate/Zero』を読んだ目線で振り返ると――
「だからこそ悔やむのだ。あの結末を変えたいのだ! 他でもない,私の責であるが故に……」*10
「ああ――――」
……遠い誓いを思い出した。
胸に抉られた一つの言葉。
……戦うと決めた。
何もかも失って,みんなにきらわれることになったとしても。
「――――私が,愚かだった」
それでも,戦うと決めた王の誓い*11。
王は国を守った。
けれど国は王を守らなかった。
ただそれだけ。結果は無惨だったけれど,その過程に一点の曇りもないのなら、それは―――
「――――求める必要など,なかった」*12
あ,やばい,目から変な汁出てきた。
そして,作品以外の場所で語られる虚淵さんの哲学も。「虚淵玄は,心温まる物語を書きたい」と言いながら,「物事というのは,まぁ総じて放っておけば悪い方向に転がっていく。(……)“理に適った展開”だけを積み上げて構築された世界は,どうあってもエントロピーの支配から逃れられないのである」*13。しかし彼はこの物語によって救済される――「ええ,答えは得ました。/大丈夫ですよ読者の皆さん。虚淵も,これから頑張っていくから」*14。そして彼は今年頭に放映された『魔法少女まどか☆マギカ』でも,1つの救済を示してみせたが――それはまた,別の話*15。
あ,あとロリ凛が可愛すぎて生きていくのがつらいですね(台無し)。
- 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1999/08
- メディア: 文庫
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今年イーガンは4冊読んで(実はこれまで読んだことなかった),そしてどれも傑作だったわけなのですが,あえてどれか1冊選ぶとしたらこれかなあと。いやぁ単にわたしが頭悪くて『万物理論』を上手く咀嚼できなかっただけじゃね? と言われればそれまでなのですが。高校の時に一度手を出して挫折した記憶が。てっきり宇宙モノかと思って手を出したら量子論SFだったでござるよの巻。なんというか,そうかそういう話になるのか! と。センス・オブ・ワンダーの極致ですねぇ。
- 作者: 三谷惠子
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2011/08
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萌えーーーーーーーーッ!!! これは萌えざるを得ないッ! 1冊丸ごとスラヴ! 溢れんばかりにスラヴ! いやーキリル文字とラテン文字が躍ってるなあ美しいなあ! ああスラヴ語かわいいなあスラヴ語! し・か・も! ルシン語やカシュブ語の概説までついてるよキャー! こんな丁寧にマイナー言語に言及してくれるなんて! 社会言語学的側面からの解説もあるし! 末尾には丁寧な参考文献も! ああああスラヴ語は可愛いなあ。特に東が可愛いなあ!←
- 作者: うえお久光,綱島志朗
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/07/10
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これはとても良質なSFライトノヴェルだなあと。人間がロボットに見えるという不思議な少女の物語――かと思いきや,壮大な量子論SFへと飛躍する! イーガン『宇宙消失』『万物理論』読んだばかりだったのでニヤニヤしながら読んでいたという*16。もうなんていうか,ほんわか百合風味なのに中身はあちこちにSFネタを散りばめたガチの量子論SFという,このギャップがですね。もうたまらんですね。電撃はこういういいSFライトノヴェルを出してくれるから好き*17。
- 作者: 與那覇潤
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/19
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そして最後はコレ。twitterでも大活躍の若手歴史家,與那覇潤氏による一般向けの著書*18。多少論が粗いところはあるけれど,というか東欧とかに関してツッコみたいことはあるけれど,それはおいといても面白い。「中国化」という歴史像。こういう大きな枠組みは様々な批判が出てくるわけだけれども,これを軸に色々議論が出てきて欲しいなーなんて思ったり。
■[虹]『氷菓』のヴィジュアルが公開!
http://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/
……ちゃうねん。里志と摩耶花と奉太郎がなんかちゃうねん……
アニメ化にすげぇ不安が湧いてきたよ今更ながら……だいじょうぶなのかなこれ……
さ,さて,気を取り直して,個人的な「ぼくのかんがえたさいこうのキャスト」を公表してみようかなーと。仮に以下のキャストが実現したら毎朝毎晩京アニの方角を拝みます。
千反田える:花澤香菜
これはもう鉄板でしょう。キャラ的にこのひとしかいないのではないだろうか,という。“文学少女”の劇場版で主役もやったことだし。
「わたし,気になります」*19
伊原摩耶花:川澄綾子
なんかこう,『Fate/stay night』『Faze/Zero』のセイバーさんとか,『星界の紋章』『星界の戦旗』のラフィール殿下とか,そういう甘いけれど厳しい感じの声を聞いているとですね,摩耶花に合ってるんじゃないの? とか思いまして。
「ここは教養の聖域よ。あんたには似合わないんじゃない」*20
入須冬実:沢城みゆき
クールな先輩の声が聞きたいんですっ! ということでみゆきちを。
「心からの言葉ではない。それを嘘と呼ぶのは,君の自由よ」*21
沢木口美崎:伊藤静
いやーお姉ちゃんでも良かったんですが。ていうかお姉ちゃんでもいいんですが。なんとなくこのひとが(トリックスター的な意味で)好きなもので,なんとなーく御前風の声でガハハと笑ってる姿が浮かぶっつーかですね。
「わかってないなー,わかってない。ちゃおって言われたらちゃおって返さないと,繋がらないでしょ。はい,もう一回。ちゃお!」*22
十文字かほ:能登麻美子
「うん。安物だけど,一応占いの道具だからね。あんまり,馬鹿な扱いはしてほしくないな」*23
大日向友子:坂本真綾
日焼けボーイッシュ元気っ娘ですね。ぜひともまあやさんにっ! ……ていうか,彼女が出てくるまでアニメやらんだろ(笑)。
「なんか仲良しオーラを感じるんで。あたし,仲のいいひと見てるのが一番幸せなんです」*24
*1:佐々木中『切りとれ,あの祈る手を――〈本〉と〈革命〉をめぐる5つの夜話』河出書房新社,2010年,114頁。
*2:同,123頁。
*4:小野不由美『屍鬼』下,新潮社,1998年,396頁。
*5:同,717-718頁。
*6:手乗りタイガーについて - Danas je lep dan.。
*7:竹宮ゆゆこ『とらドラ10!』電撃文庫,2009年,79頁。
*8:竹宮ゆゆこ『とらドラ9!』電撃文庫,2008年,219頁。
*9:虚淵玄『Fate/Zero 4――煉獄の炎』TYPE-MOON,2007年,291頁。
*10:虚淵玄『Fate/Zero 3――王たちの狂宴』星海社文庫,2011年,238頁。
*11:「Fate」『Fate/stay night』TYPE-MOON,2004年。
*12:同。
*13:虚淵玄『Fate/Zero 1――第4次聖杯戦争秘話』TYPE-MOON,2006年,394頁。
*14:虚淵玄『Fate/Zero 4』443頁。
*15:まどマギについては,いくつか書いた。魔法少女はやり直しができない - Danas je lep dan.;傷ついた祈り――心は走り出した,未来を描くため - Danas je lep dan.;ギリギリになってまどマギ最終話予想をしてみる - Danas je lep dan.。
*16:ヴォネガット『スローターハウス5』,ベスター『虎よ,虎よ!』は残念ながら未読だった……。紫色のクオリア - Wikipedia。
*17:高畑京一郎『タイム・リープ』,古橋秀之『ある日,爆弾がおちてきて』,谷川流『学校を出よう!』,秋山瑞人『猫の地球儀』……etc.
*18:以前はてブで話題を集めた文章といえば,法治国家をあきらめる? ポスト3.11と中国に似てゆく日本 アゴラ - ライブドアブログとか。
*20:『氷菓』50頁。
*21:米澤穂信『愚者のエンドロール』角川文庫,2002年,244頁。
*22:『愚者のエンドロール』152頁。
