昨日のTVは衆議院議員選挙速報で埋まってまして(フジテレビ系はバレーボールもやってた)、NHKを中心にチャンネルをクルクルしてましたが、どこの局も民主党が大躍進で自民党は大敗北みたいな言い方をしておりましたな。深夜を過ぎるころは微妙に言い回しが変化して「2大政党政治への第一歩」という表現になってましたが。
数字だけ見ると共産とか社民の議席民主党が奪っただけで、自民党はそれほど大きく負けが込んだわけではないような気がする。
あと、小泉さんの神通力はもはやダメポみたいな言われようでしたが、それを補う安倍さんの活躍が取り上げられていて、でも彼をそのポジションにつけたのは小泉さんだしなあ、とか考えたり。そういう意味で、メディアは自民党の旧勢力といっしょになって小泉さんを叩く前に、彼の組閣を後押しするような記事を掲載したほうがよいと思うのだがどうか。
あとさー、フジテレビの「踊る総選挙選2003 part2」(なんというタイトルか)で竹村健一が言っていたけど、各党のマニフェストが、どこまで実行されているかをきちんと見ないと。
でも読まないんだろうなあ、マニフェスト。読んで、なおかつちゃんと考えたら「こんなもの、実行できるわけないじゃん」ということに気がつくと思うのだが。そしたら民主党議席を伸ばすこともなかったと思うし。
雑誌屋から言わせてもらうと、あれは非常にうまくムードを演出した中身が空っぽのデンパク系インチキ小冊子ですな。あんなものに踊らされている無党派層って……。
いやまあ、少なくとも“公約”が冊子という形で残るのは大変意義のあることなんで、それはそれでいいのだけどね。4年後にあれを引っ張り出す人がどれだけいるのか。そして、
「そこに書いてあることは4年前の情勢をベースにしたものだから、現状とは相容れないものだ」
などという言い訳で逃げる政治家がどれだけいるかが興味深い(笑)。
で、二大政党制になると、なにがどう変わるのかね。サパーリわからまさんですよ。政治家が減ってコストが下がるのならいいんでしょうが、そのぶんロビーイストが増えて今以上にエグイ裏工作とかが増えそうな気もするけどねえ。
つかさー、そろそろ政治システムくらい欧米追従やめて、日本の実情にあったシステムを構築してみようという発想はないのかね。ITでは動かないシステムがあってもなんとかなるんだから(事実誤認)、いっぺんやってみるというのもアリなんじゃねーか、とか。どうせ政策に大した差があるわけではないんだからすべてモジュール化してしまって、256大政党制とか(意味不明)。あー、でもこの思想を推し進めていくと、電子投票による民衆政治になってしまうのかな。そんな責任は負いたくないし、おそらく衆愚政治にしかならないからこの意見は撤廃します(言語道断)。

新創刊

野生時代
うひゃー。驚愕。モーリさんとこから。
女性読者層をメインターゲットにプチ物語の復権を狙う、という感じかな。
片岡義男の「すべては最後の一行を書くために」が象徴的。作者は“最後の一行”に向けて書くが、読者の最後の一行に向けるベクトルは年々弱っているわけなんだけどねえ。
で、同じ角川書店の「ウォーカーキッズ」は無期休刊か?

次号のお知らせ
今後の刊行予定は未定となっております。
発行が決定次第、当サイト、弊社刊行物にて告知を行う予定です。
ご愛読いただいておりました読者の皆様には 大変ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません。

N0MURA2003-11-10

そのださんとこ(http://d.hatena.ne.jp/sonodam)経由、Kenny'shttp://www.ringolab.com/note/kkato/archives/000421.html)。
MSの某人にチクってみたところ、
「日本人としてはすごーくできた人で、あまりにもできたからWindows 3.0の前くらいでUS法人に行った」
「けど、ここで書かれているほどではない」

「かかわった製品はあっているけど、“Lead”はちゃんちゃらおかしい」
(最後のコメントは某人の上長)
だそうです(なんてことを公にして、おれは殺されないだろうか?)。
つかまあ、「モノはいいよう」なわけで。そういう見地から見ると、私がやってることも大して変わりはない。