プリアンプ選びは終了、とか言っておきながら、なにをやっているんでしょう。言い訳させていただきますと、NAGRA PL-Pを試聴する前から、CELLO ENCORE 1MΩL2とAYRE K-1Xの試聴はお願いしていたんです。でも、オーナーの方のご都合で、スケジュールがのびのびに。で、今回、改めて試聴させていただいたのですが…。

ENCOREは、「いらっしゃいませ〜」という感じですね。人肌なんですよ、音が。特にヴォーカル。でも、意外と鮮度もあって、ジャズやロックも楽しく聴ける。50年代のマイルスなんか聴いても、雰囲気を出してくれるんですよ。

いっぽうのAYREは、聴いていると元気になる音。すべての音にエナジーが宿っていて、ウキウキしてくるんです。それでいて細かく聴いて行くと、ディテールを厳しく出してくる感じもある。前段と後段の機器の実力とコンディションをストレートに出してしまうというか。

TANNOYのカタログがオークションに出ていたので、ゲット。このスタジオモニターのシリーズって、大きさがいろいろあるんです。12インチユニットを使ったLGM、SGM-12X、15インチユニットのSGM-1000、SRM-3000など。でも、日本ではほとんど知られていないですよね。TANNOYは一時期、アメリカ資本の傘下になったことがあるそうですが、そのころの製品なのかな?