crossover

現在のクロスオーバー周波数は650Hzくらいと7000Hzくらい。くらい、と書いたのは、dbxの目盛りが680と6800なので。そのちょっと下とちょっと上に合わせています。まあ、無難といえば無難な数値なのですが、やっぱりこれくらいが一番まとまりがあるようです。

650HzというのはS7500の内蔵ネットワークのクロスオーバー周波数。たとえば500Hzとか、400Hzとか、これより下げて行くと、低域が弾むような感じになり、中高域の透明感は増してくるのだけれど、ちょっと音が痩せた感じになる。アクリルホーンがそのへんまでカヴァーしきれないということなのだろう、と解釈しているのだが。

それにしても、クロスオーバー周波数とレベルの調整は、ほんとうに面白い。単に音色が変わるというだけでなく、ある一点でフォーカスがぴったりと合って、そこにミュージシャンが出現するようなポイントがあるのだ。その瞬間、ノリが加わって、音楽が流れ出すようなポイントが。

クロスオーバー周波数の選択とレベル合わせと同じように、いや、それ以上に重要なのがユニットの位置合わせ。とりあえず075のために山本音響工芸のTS−2Aを購入。いろいろやっております。足は、黒檀のスパイクがついてくるのですが、illungoのsonoriteに代えたとたん激変。切れるような高域に。ユニットの位置がぴったりきたときは、それこそdemonishなものが降りてくる感じがあります。しかし、買ってみて気がついたんだけど、これ、ちょっと縦方向に間延びしたようなサイズ感がいまいち。やっぱりlinfof工房さんに預ければよかったかorz.

Naruさんに連れて行ってもらったレコード屋さんで見つけた『風街ろまん』。オリジナルは1万円くらいするはずなのに、なんと3000円ほどでゲット。Naruさん、ありがとう! で、これがまた、音がいい。松本隆のドラムスが、ドスンバスンとすさまじい。日本プレスも、オリジナルとなればあなどれないのね。