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cover ■「ニセ医学」に騙されないために

 ホメオパシー、デトックス、千島学説、血液型ダイエット、ワクチン有害論、酵素栄養学、オーリングテストなどなど、「ニセ医学」についての本を書きました。あらかじめニセ医学の手口を知ることで被害防止を。

2016-09-27 Cunliffeさんに質問です。論敵を「殺す」のは構わないのですか?

[]Cunliffeさんに質問です。論敵を「殺す」のは構わないのですか? Cunliffeさんに質問です。論敵を「殺す」のは構わないのですか?を含むブックマーク

死村さんという方の『もしも「合理的」で「科学的」な優生思想が見いだされたら、菊池誠や佐々木俊尚や糸井重里のような思想の者は、「合理的で科学的だから」と人を殺すのをよしとする訳です』というツイートが注目されています(■はてなブックマーク - 死村さんのツイート)。

すでにブックマークコメントにありますが、合理性や科学性は倫理よりも下位にあたるものですから、死村さんのツイートは的外れです。たとえば菊池誠さんは血液型性格診断を批判していますが、その科学性とは別に倫理的な側面についても言及しています。仮に血液型性格診断が科学的に正しいとしても、企業が労働者を採用するにあたって血液型を利用するのは差別にあたる、というわけです。企業にとって科学的で合理的であってもです。

死村さんの前後のツイートも読んでみました。強いて擁護すれば、ニセ科学に批判的な論者の一部には、倫理よりも科学性や合理性を上位に置いているように見える人も中にはいるでしょうから、そういう人たちに対する批判であると解釈できなくもありません。だとしても、批判対象の主張を引用するなりしない限り、相手の言っていないことを批判する「架空のわら人形論法」にしか見えません。

死村さんにツイートに対するブックマークコメントに、id:Cunliffeさんによる、

f:id:NATROM:20160927085609j:image

「そろそろニセ科学批判の中から例の長谷川豊を婉曲に擁護する意見が出てくる頃合いだと思ってる。」(■Cunliffe のコメント / はてなブックマーク

というコメントがありました。「例の長谷川豊」とは、「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!」という意見のことです。ニセ科学批判を行っている人はたくさんいますので、中には長谷川豊氏を擁護する人もいるかもしれません。しかしそれなら、長谷川豊氏を擁護した個人を批判対象とすればいいだけです。

私の知る限りでは、ニセ科学批判を積極的に行っている人たちで、長谷川豊氏を擁護している人はおらず、むしろ批判的な立場に立っています。私も、3年前にすでに、■生活習慣病の自己責任論について にて、人工透析の「自己責任論」対して批判をしています。なぜ「ニセ科学批判の中から例の長谷川豊を婉曲に擁護する意見が出てくる」とCunliffeさんがお考えなのか、私にはわかりません。これも「架空のわら人形批判」ではないかと、私には思えます。

私と同じく、Cunliffeさんも「自業自得の人工透析患者を殺せ」という意見は根本的に間違っているとお考えだと信じます。殺していい人間なんていません。ただ、Cunliffeさんは、「殺していい人間」がいるとお考えであるようです。

f:id:NATROM:20160927085608j:image

「やはり、こいつとかキクマコとか歴史修正主義者の毎日新聞記者の斗ケ沢とかの知識人ぶってる阿呆を殺し尽くすところから戦後をやり直すしかないね。」(■Cunliffe のコメント / はてなブックマーク

「死に絶えるのを待つ」とかではなく「殺し尽くすところから戦後をやり直すしかない」です。論敵が間違ったことを言っているからといって、「殺し尽くす」というのは穏やかではありません。言論には言論で対抗するというのが、民主主義社会ではなかったのですか。もしかすると「キツメのスラング(崩し言葉)」のつもりだったんでしょうか。文脈を調べたらわかるのですか。

それとも「殺せ」ではなく「殺し尽くすところから戦後をやり直すしかない」だからOKなのでしょうか?もし、長谷川豊氏が「自業自得の人工透析患者を殺せ」ではなく「自業自得の人工透析患者を殺し尽くすところから医療制度を見直すしかない」と述べていたらOKだったんですか?

Cunliffeさんの「真意」を聞きたいです。

2016-09-20 「ソルトウォーターバッシング(塩水洗浄)」は危険です

[][]「ソルトウォーターバッシング(塩水洗浄)」は危険です 「ソルトウォーターバッシング(塩水洗浄)」は危険ですを含むブックマーク

大量の食塩水を飲用して腸を洗浄すると称する「ソルトウォーターバッシング」あるいは「塩水洗浄」というダイエット法が流行っているようです*1。「自宅で簡単にデトックスできる」などと謳われていますが、医学的な観点からは、ソルトウォータバッシングはダイエットの効果に乏しいだけでなく危険です。安易に実行しないでください。



ソルトウォーターバッシングとはどういうものか

ソルトウォーターバッシングの方法は、どのサイトを読んでも大差はありません。概ね、以下のようなものです。


  • 1リットルの生理食塩水をつくる(飲みやすいようにレモン汁を混ぜてもよい)。
  • 朝起きてすぐに1リットルの塩水を20分で飲み切る。
  • 便が出るのを待つ。

水は天然水を、塩は天然塩を使え、とか、ソルトウォーターバッシング後にサプリメントを勧めているところもありますが、だいたいこれだけです。

確かに大量の塩水を一度に飲めば、一時的に便秘は解消されるかもしれません。しかし、別に体脂肪が消費されるわけではないので、食事をして消化管に食べ物が入れば体重は元通りです。ダイエットの効果は乏しいと言わざるを得ません。



一度に大量の水分を摂取するのは危険

効果に乏しいだけでなく、ソルトウォーターバッシングは危険です。まず、一度に大量の水分を飲むのは食道や胃に負担がかかります。1リットルの水を20分で(サイトによっては「10分以内」で)飲み干すことが推奨されています。

医療の現場では、大腸の検査の前に経口腸管洗浄剤を患者さんに飲んでもらいます。その場合、1リットルを1時間のペースで飲みます。しかも、飲み始めはとくにゆっくりと飲んでいただきます。少しずつ飲めば、水分は胃から十二指腸へ、十二指腸から空腸へと送られます。しかし、一時に大量に飲むと胃の内圧が上がり、嘔吐の原因になります。


f:id:NATROM:20160914160821j:image

経口腸管洗浄剤の適正利用のお願い( http://www.gifu-upharm.jp/information/puse/pu1589161210.pdf )より引用。


「1リットルを1時間のペースで」という用法を守らないことで、単なる嘔吐に留まらず、マロリー・ワイス症候群が起きた事例もあります。「マロリー・ワイス症候群」とは嘔吐によって食道が傷つき出血する疾患のことです。腸管洗浄剤であろうと生理食塩水であろうと、急速に胃の内圧を上げることは危険です。



生理食塩水でも体に吸収される

サイトによっては「体液と同じ濃度に調節されているので体に吸収されない」などと書かれていますが誤りです。普通に吸収されます。だって、水と塩化ナトリウムですよ?

体に吸収されないなら、わざわざ20分間という制限なしで1時間でも2時間でもかけてゆっくり飲めばいいんです。実際、経口腸管洗浄剤は、体に吸収されにくいように工夫がしてありますので、ゆっくりと飲んでも大半は消化管を素通りします。しかし、生理食塩水をゆっくり飲んでいるとどんどん体に吸収されてしまいます。だから、急いで飲め、とされているのでしょう。サイトによっては、「塩水は体内には吸収されず、胃から大腸をそのまま通過」と書きつつ同じページに「味わいながらゆっくり時間をかけて飲んでいると、腸内で最初に飲んだ分の吸収が始まってしまう」と書かれているところもあります*2

(胃に負担をかけつつ)急いで飲めば、体に吸収される量は少なくて済むでしょうが、それでもそれなりの量の塩分が吸収されます。むくみの原因にもなりますし、腎臓や心臓にも負担がかかります。ソルトウォーターバッシングは、健康的なダイエットどころか、食道や胃や腎臓や心臓に負担をかけつつ、別に体脂肪が減るわけでもないという、数あるダイエットの中でも不健康な部類に入ります。



お手軽なダイエット/健康情報を信じること自体が危険

ソルトウォーターバッシングについて調べて気づいたのですが、同じような内容のサイトがたくさんあります。まったくのコピーというわけではないのですが、情報としてはほとんど同一です。もちろん、間違っているところもです。お手軽に記事を量産して、広告で利益を得るのが目的と思われますが、完全に記事をコピーすると著作権に問題が生じるので、少しずつ内容を変えているのでしょう。

そういうサイトには、ソルトウォーターバッシング以外にも、ダイエットや健康についての情報がたくさん書かれています。こうした記事は信頼できるでしょうか?こうした記事を書くライターは、医学について教育を受けていると思いますか?誰かが「生理食塩水は体に吸収されない」という嘘を書いたら、それをそのまま信じ込んで、その嘘をコピーするような人たちです。量産されたダイエット記事や健康情報を信じるのは潜在的に危険です。



関連記事

■肝臓洗浄(レバーフラッシュ/肝臓デトックス)は本当か?

*1:「"Salt Water Bathing"だと塩水のお風呂という意味ではないか」と思った方もいらっしゃるだろう。海外では"Salt Water Flush"が一般的で、あっても"Internal Salt Water Bathing"である。なぜか日本では「ソルトウォータバッシング」となっている。たぶん、大本が「ソルトウォータバッシング」と訳してそれがコピーされたのだろう

*2:http://macaro-ni.jp/32155

空 2016/09/24 16:36 これ正しい発音は、バッシングなんでしょうか
ベイジング?

NATROMNATROM 2016/09/25 07:53 ベイジングのほうが正しいと思うのですが、最初に誰かが「バッシング」と間違って、その間違いがどんどんコピーされていったのではなかろうかと。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20160920

2016-09-07 前の本より読みやすい!『各分野の専門家が伝える 子どもを守るため

[][]前の本より読みやすい!『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』 前の本より読みやすい!『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』を含むブックマーク

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■各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと(メタモル出版)

もうすでにご存知の読者もいらっしゃると思いますが、『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』という本が出ました。タイトルの通り、複数の分野の専門家が、主に子育てを行っている世代の大人を対象に書きました。私も「ホメオパシーをすすめられました」「フッ素って危ないの?」という章を担当しました。

ホメオパシーについてはこのブログの読者はお馴染みでしょう。フッ素については、齲歯(虫歯)予防のフッ化物利用について書きました。特別なことは書いていません。コクランレビューや質の高いメタアナリシスに基づいています。

発売されて1ヵ月ちょっと経ちました。■Amazonのカスタマーレビューは、最初は好意的なものばかりでしたが、最近は否定的なレビューもあります。ほとんどが、星5つか星1つに分かれるというのも興味深いところです。『「ニセ医学」に騙されないために』も似たようなパターンをとりました。一定数のアンチが生じるのは仕方がないことかもしれません。

他の著者の方々も、このブログの読者にとって馴染みが深いでしょう。宋美玄さん(自然分娩、母乳育児)、森戸やすみさん経皮毒、薬一般)、成田崇信さん(マクロビ、トランス脂肪酸)、畝山智香子さん残留農薬、食品添加物)、菊池誠さん(「水からの伝言」、放射能、EM菌)。

『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』の内容は、医学やニセ科学の分野に限りません。教育については、知らなかったようなことが書かれていて、たいへん勉強になりました。

「誕生学」については、私も耳にしたことはありますが、あまり詳しくありませんでした。自殺予防教育の一貫として一部の学校で採用されていますが、専門家によると「誕生学」のような「命の大切さ」を伝える自殺予防教育は良くない方法なのだそうです。「誕生学」の章は国立精神・神経医療研究センターの精神科医・松本俊彦さんが書いています。清原和博氏(元プロ野球選手)が覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたときに、薬物依存症の専門家としてコメントしておられました(■薬物問題、いま必要な議論とは / 松本俊彦×荻上チキ | SYNODOS -シノドス-など)。

「2分の1成人式」は、10歳になる小学4年生のための学校行事です。そう言えば私の子どもも「2分の1成人式」を行いましたが、問題点については気づいていませんでした。子どもの家庭背景は多様です。離婚や虐待のない家庭のみを前提にしたような学校行事は問題です。「2分の1成人式」の章は名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授・内田良さんによります。小中学校で行われる組体操、特に競うように高くなっていったピラミッドの危険性を指摘していたことでご存知の読者もいらっしゃるでしょう(■組体操、この先に必要な議論とは / 内田良×木村草太×荻上チキ | SYNODOS -シノドス-など)。

『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』は、子育て世代を対象に書かれていますが、子どもがいなかったり、すでに大きくなってりしている人が読んでも面白いと思います。私の母に読ませてみたところ、「前の本*1より読みやすい」と好評でした。



関連記事

■「ニセ医学」についての本を書きました

*1:『「ニセ医学」に騙されないために』

Dr. BambooDr. Bamboo 2016/09/10 10:25 昨日届きました。
孫が危険にさらされる前に長男夫妻に読んでもらうつもり。

sagarasagara 2016/09/15 19:17 はじめて書き込みます、代替医療で有名な「あはき」を営む者です。
故りーちゃん先生のブログから流れてきました。

NATROM先生に限らず、多くの皆様にご意見を伺いたいことがございます。
代替医療(特に実技を伴うもの)を医学の領域に昇華していくためには、何が必要でしょうか?

積み重ねられた「1症例研究」の山が、私には塵にさえ見えないのです。

PYOPYO 2016/09/15 21:02 純粋に文章上の確認のためsagaraさんにお伺いします。
>「1症例研究」の山が、私には塵にさえ見えないのです。
というのは「1症例研究」の山 が 塵(ゴミ) にさえ(ごみにすら)見えない
つまりゴミ以下にしか見えない、という意味でしょうか?
どうにも文意がとりかねたので、確認したいだけなのですが。

NATROMNATROM 2016/09/16 08:57 sagaraさん、コメントありがとうございました。

最近では製薬会社がコストをかけて候補物質を見つけて最初から臨床試験を行うことも多いですが、症例報告を積み重ねて徐々に標準治療に取り入れられるような治療法もあります。

"積み重ねられた「1症例研究」の山"がどの程度のものかはわかりませんが、優れた症例報告は世界を変えます。「川崎病」という病気をご存じでしょうか。小児の炎症性疾患でいまではどの医師も知っておかないといけない重要な疾患です。ですが、1960年ごろまではこの病気の存在を誰も知りませんでした。

川崎富作先生が優れた症例報告(正確には複数の症例ですのでケースシリーズでしょうか)を行ったことで、疾患に注目が集まり、議論が起こり、現在では治療法もできて多くの子どもたちが恩恵を受けています。

これは治療法ではなく新規の疾患概念についてですが、本当に価値のある医療であるなら、質の良い症例報告を行うことで、誰か他の人の目に留まり、広がっていくのではないかと思います。

ublftboublftbo 2016/09/17 02:37 今晩は。

>sagara さん

シン と エルンスト『代替医療解剖』は読んでおられるでしょうか。
その本は、代替療法に限らず、療法の効果を確かめるにはどうすれば良いか、標準医療に組み込む療法はどのような条件を備えているべきか、という事について詳しく説明している良書ですので、もし未読でしたら、読まれる事をお勧めします。

▼ 引  用 ▼
積み重ねられた「1症例研究」の山が、私には塵にさえ見えないのです。
▲ 引用終了 ▲
これがもし、「塵として捨て去るのは勿体無い」という意味でしたら、実際、シングルケースの場合が情報として役に立たないとは即言えない、と思います。

ただ、これには、「どのように調べたか」や「どのように報告したか」が重要で、たとえば、「自分が施術をおこなった患者さんは確かに症状が改善した」と言うだけでは足りない訳ですね。
症状の改善は、客観性を持つ尺度によって測ったか、とか、その改善は、確かに当該療法自体の効果であったのか、というのをきちんと検討する必要があります。
医学医療分野には、「意味に反応して身体の症状が改善される」という現象、いわゆる「プラセボ効果」がある事が知られていますので、調べたいそのものの効果であるかを検討するには、二重遮蔽(二重盲検)などの方法を採る事が肝腎です。たとえば鍼治療であれば、ダブルブラインド鍼を用いて効果を調べるという研究があります。

ある療法(手技なり)が、広く有用な医療として認められるには、

 ・方法がマニュアル化されている
 ・集団にて効果が実証されている

これらの条件が鍵だと考えられます。もし、その療法が、「上手い人もいれば下手な人もいる」ようなもので、「ばらつき」が大きいのであれば、一般的に、技術が標準化されていない、あるいはそれが普及していない、という事を意味します。「一部の達人の施術なら効くが」みたいなものだと、療法としての汎用性を欠く、と評価される訳ですね。

そして、シングルケースは捨て去る事は出来ない、と先ほどは言いましたが、とは言っても、結果的には、事例は積み重ねられ、集団を観察した時に効果が見られる、という事が確かめられる必要があります。シングルケースの検討によって、何らかの普遍的な要因を見出し、それを、より一般的な技術・療法体系にフィードバックさせ、その体系的方法に基づいた療法を施す事による効果が確認され、効果に比較して有害な副作用が小さいと言えるならば、それは、標準的な医療に組み込まれていく、事と思います。

2016-08-11 がん検診による絶対リスク減少はどれくらい?

[]がん検診による絶対リスク減少はどれくらい? がん検診による絶対リスク減少はどれくらい?を含むブックマーク



ワクチンは有効性を過小評価されやすく、がん検診は過大評価されやすい

公衆衛生についてあまりなじみのない方にはあまり知られていないようだが、一般的にワクチンはがん検診と比較して有効性が高い。たとえば、おたふくかぜワクチンはおたふくかぜの罹患を85%減らす。一方で、乳がん検診は乳がん死を20%しか減らさない。

また、ワクチンは一次予防であるのに対し、がん検診は二次予防である。ワクチンは疾患そのものの発症を抑制するが、一方で検診は病変が見つかったら何らかの治療介入を要する。検診には偽陽性や過剰診断についての問題もある(なお、乳がん検診は乳がんの罹患を減らすどころか増やす)。子宮頸がん検診の受診割合が十分に高い海外でなぜ、HPVワクチンが開発され、接種が推奨されているのか、ここらあたりに理由がある。

ワクチンと比較して検診の利益が過大評価されやすく、害が過小評価されやすいのには理由がある。主観的には、検診の利益は実感しやすいのに対し、ワクチンはそうでもない。

韓国では成人の甲状腺がん検診が広く施行され、がんの罹患率は15倍になったが死亡率は変わらなかった。増えた甲状腺がんの多くは過剰診断で、結果的には必要のない治療を受けたのであるが、その「害」は統計的な数字をみなければわからない。検診で甲状腺がんを発見され、手術を受けた人は、過剰診断であったとしても、「検診のおかげで早期発見でき、いまも再発も起こっていない。助けてもらった」と考えているだろう。

一方、ワクチンによって「助けられた」ことは自覚しにくい。統計的な数字をみれば多くの人がワクチンによって助けられたのだが、誰が助けられたのかを同定することはできない。いっぽう、ワクチンによる「有害事象」は容易に同定できる。因果関係の有無に関わらず、ワクチン接種後になにか好ましくない症状が起きれば、ワクチンのせいであると自覚しうる*1。これが、検診と比較してワクチンの害が過大評価されやすい構造的な理由である。



がん検診の有効性と「副作用」はどの程度か

有効であると証明されているがん検診ですら、多くの「副作用」が生じる。たとえば、乳がん検診では、1人の乳がん死を防ぐために4人の過剰診断が生じるという報告がある。1人の乳がん死を防ぐために必要な検診数は720人であるので、検診を受けた人の中に過剰診断という「副作用」が起こる割合は約0.5%である。因果関係は明確だ。この「副作用」には、10日程度の入院と、必要だと判断されたら化学療法と、そして乳房を失ったことや再発への不安などの著しいデメリットがある。

これほどの大きなデメリットのある副作用が0.5%も生じるワクチンはとうてい容認されない。それどろかワクチンでは、因果関係があるかどうかも明確でない何万人に1人、何十万に1人という有害事象ですら問題にされる。「もともと健康な人に対する医学介入なので高い安全性が要求される」という理屈には一定の合理性があるが、だとするならば、同じくもともと健康な人に対する医学介入であるがん検診にも同様の安全性を要求するべきであろう。

乳がん検診や子宮頸がん検診はまだいい。有効であるという臨床的証拠があるからだ。問題は福島県の小児の甲状腺がん検診である。小児の甲状腺がん検診の有効性は証明されていない。成人の甲状腺がん検診の結果を外挿すると、小児の甲状腺がん検診も、害だけあって有効性はない可能性が高い。



なぜ甲状腺がん検診は容認するのに、HPVワクチンは容認できない人がいるのだろう?

さて、ツイッターで、HPVワクチンは「(前がん状態(CIN2/3)の)絶対リスクをわずか 0.7%減らせるだけのこと」という言葉を好意的に引用する一方で、福島県の甲状腺がん検診は「25年ほどは現在と同等かより強化した検診を続けなくてはならない」と主張している人がいた*2。「絶対リスクを0.7%減らす」というのは、1000人にワクチンを接種すると、前がん病変になる人が7人減るという意味である*3。絶対リスク0.7%減、というのはけっこう良い介入である。

有効性が確認されている乳がん検診であっても、そんなには絶対リスクを減らさない。先に挙げた報告では、乳がん検診による乳がん死の絶対リスク減少は約0.14%である*4。検診の害については先に述べた通りである。「絶対リスクをわずか 0.7%減らせるだけのこと」といってHPVワクチンに反対する人は、より強く乳がん検診に反対するはずである*5

私がわからないのは、HPVワクチンの絶対リスク減少がわずか0.7%と言っている一方で、小児に対する甲状腺がん検診を推奨している理由である。いったい、甲状腺がん検診による絶対リスク減少をどれぐらいだと推定しているのであろうか?乳がん検診ですら、0.1%強といったところだよ?どんだけ甲状腺がん検診の有効性を過大評価しているのか興味がある。尋ねてみたところ、言を左右して明言していただけない。


よしんば被ばくによって甲状腺がんのリスクが高くなっているとしても、小児甲状腺がんはもともとのリスクがきわめて小さいので、検診の有効性はあったとしても小さい*6。「ハイリスク集団には検診したほうがいいでしょ」ということであるが、仮に被ばくによって甲状腺がんリスクが100倍になっていたと仮定しても、成人の一般集団よりも小さいのだ。そもそも、リスクが高いとしても、甲状腺がん検診が、がん死やそのほか有害なアウトカムを減らすという臨床的証拠は存在しない。一方、検診が過剰診断そのほか害をもたらすという確固たる証拠ならある。そのような医学介入を推奨するなんてとんでもないと私は考える。これがワクチンだったら異常さがわかるであろう。

「甲状腺がんワクチンを開発し、海外の成人集団に接種したところ、がん死亡率は減らさなかったばかりか副作用が頻発した。けれども、海外の成人と、日本人の小児は違う。日本人の子どもに効果があるかもしれない。福島県の小児はハイリスク集団なので甲状腺がんワクチンをどんどん接種しよう」。

福島県での甲状腺がん検診を推奨している人は、効果があるという臨床的証拠がないばかりか、他の集団においては害しかないであろう医学介入を子供たちに勧めているわけだ。



対照群がなくても、検診群において絶対リスク減少の「最大値」はわかる

実は、福島県で行われている甲状腺がん検診による絶対リスク減少の「最大値」はわかる。最大値だけなら、検診を受けない対照群は要らない。「がん検診によって臨床的な利益を得るのは、検診を受けてがんが発見され、治療を受けた人だけである」という単純な事実さえ理解すればいい。

検診で甲状腺がんを発見された治療介入された小児のすべてが、検診によって利益を得たと仮定しよう(後述するように、このような仮定はありえないが、現在求めるのは絶対リスク減少の最大値なので)。つまり、検診で発見されたがんの全例において、検診がなければ、いずれ転移したり死亡したりしたはずだったのを、100%検診で防ぐことができたとする。検診の対象者は30万人程度、甲状腺がんと診断されたのが百数十人である。検診がなければ発生したであろう30万人中百数十人の有害アウトカムを検診が防いだのであるから、絶対リスク減少は約0.05%である。

HPVワクチンについて「絶対リスクをわずか 0.7%減らせるだけのこと」として反対する人は、最大でわずか0.05%しか絶対リスクを減らせない甲状腺がん検診についてはどう考えるのだろうか*7

なお、0.05%というのは「最大で」の話である。検診で発見され治療介入されたがん患者のすべてが利益を得る、というようながん検診は存在しない。がん検診で発見されたがんは、検診で発見されても予後が変わらないもの、検診によって予後が改善するもの、過剰診断のいずれかである。予後が改善するものは、検診で発見されたがんの一部である。がん検診とはそういうものである*8

成人での甲状腺がん検診で発見された甲状腺がんについては、大半が過剰診断、残りが検診で発見されても予後が変わらないもので、検診によって予後が改善するものはほとんどないか、ゼロである。「小児の甲状腺がん検診は、がん検診の中で例外的に有効性が高い」と考える合理的理由は存在しない。



関連記事。

■韓国における甲状腺がんの過剰診断

■乳がん検診の利益とリスクを図で説明してみる

*1:検診で発見されたがんに対する治療に伴う合併症は、検診との因果関係が明らかな「副作用」だが、主観的には「がんの治療だから仕方ない」、あるいは「(検診ではなく)治療のせいだ」とされる

*2:URL:https://twitter.com/ROKKASHO/status/699112778699649024

*3:この発言がなされた時点で、絶対リスクを0.7%減らすという研究があったのだろう。おそらく観察期間は数年。観察期間が長くなると0.7%という数字はもっと高くなる。一方で、浸潤子宮頸がんやがん死の絶対リスク減少はもっと小さい

*4:大まかな目安に過ぎないが、がん死の絶対リスク減少が0.1%以上なら有効だとされている

*5:実際、近藤誠氏の主張に影響を受けて、ワクチンだけでなく、がん検診にも反対している人たちもいる

*6:がん検診に詳しい人は、30歳台の乳がん検診が推奨されていないことを思い出すかもしれない

*7:「0.05%と少数だからといって無視するのか、なとろむはそれでも医者か」という的外れな批判が予測されるのであらかじめ反論しておく。そもそも、わずか0.7%を無視したのは誰だったのか。あるいは、過剰診断そのほか検診による害を無視したのは誰だったのか。医療介入の是非は、原則として医学的損得から判断するべきである。「東京電力の責任を追及するためには、甲状腺がん検診で害を被る福島県の子どもなんてどうでもよい」と考えているようにしか思えない事例を散見する。ついでに言うなら「検診を続ければ0.05%より増える」という批判もすでに反論済みである。HPVワクチンの「わずか0.7%」も観察期間が長くなると増える

*8:医療とはそういうものである、と言ったほうがいいかもしれない。

FT3FT3 2016/09/19 15:12 10年前に甲状腺癌の手術を受けました。

最近になって「過剰診断」という概念を知りました。答えは判っていたのに主治医に聞かずにはいられませんでした「最近、甲状腺がんは過剰診断が多いっていわれていますよね…」主治医は笑って言いました「あれは子供の話でしょう」 私はもっとバカなことを聞きました「私が手術したのは、間違っていなかったんですよね」 主治医は力強く言いました「勿論です」

勿論、今となっては「間違っていない」と信じるしかありません。術後の経過は良好で、甲状腺ホルモン剤は一生飲み続けなければいけませんが、運動制限や食事制限もないし、まあ「サプリメントマニアの普通の人」ぐらいの生活といえるでしょう。

でも、生命保険にはもう入れないし、入院・手術も勿論必要で、職場の人に迷惑かけたりしたし、自分も痛かったし怖かった。テタニー症状にも当時は苦しんだ。そして、よく見ればわかる程度とはいえ、結構目立つ位置に傷跡が一生残る。

「検診は、ガンがみつかればラッキー。みつからなくてもラッキー」そんな簡単な問題じゃない。もし本当に「過剰診断」だったら癌なんて見つけてほしくなかった。でもそれはもう一生判らない。「本当の」「致死的な」癌だったと信じ続けるしかない。

shinzorshinzor 2016/09/19 16:14 FT3さん,心中お察しします。
検査で見つかった以上お医者さんも放ってはおけないでしょう。もし,悪化したら責任を問われかねません。だから,先ず検査すべきかどうかから考えなければならないのでしょう。
状況は違いますが,私はがんが見つかったときに,どの程度の治療をするかで悩みました。後遺症はほとんどないが,再発の可能性が残る治療か,後遺症が残るが再発の可能性の少ない治療のどちらかで。お医者さんは丁寧に説明してくれますが,決定するのは自分ですからね。もし,「先生にお任せします」といえば,徹底的に治療する方法になる可能性が高いと思います。私は,有る条件で後遺症は残るが徹底的な治療を選択しました。その条件がなければ別の選択になったと思います。

通りすがり通りすがり 2016/09/20 13:18 必要のない治療だったかどうかは
治療せずに死ぬ、という結果になってみないとわからない
治療する前にそれを見分ける方法がない以上、
必要のない治療などない、と考えるしかないと思うのですが

NATROMNATROM 2016/09/20 15:32 通りすがりさん、コメントありがとうございます。

治療に伴う死亡がなく、かつ、死亡を避けることが唯一の治療の目的であった場合は、「過剰診断かどうか見分けることができない異常、必要のない治療はない」ということになります。

実際にはもうちょっと複雑です。たとえばの話、「ものすごく辛い、後遺症が残るかもしれない治療を受けることで、その病気で死ぬ確率が0.1%から0%に下がる」という場合、通りすがりさんは治療を受けますか?通りすがりさんは受けるかもしれませんが、「それだったら治療を受けない」という人がいても不思議ではないとは思いませんか。

現実の医療の現場では、治療を行うかどうかは、治療介入の程度と治療の効果のバランスを考えます。負担の小さい治療介入であれば治療の効果が小さくても行います(大腸ポリープ切除などが相当します)。負担の大きな治療介入は相当の効果が期待できないと行いません(急性白血病に対する化学療法などが相当します)。

治療だけでなく、予防介入もバランスを考えなければんなりません。ワクチンと比較して、がん検診はこのバランスがわりと微妙なところにあります。推奨されている乳がん検診ですら、新しい研究では効果が示されなかったりします。甲状腺がん検診は効果が証明されていませんし、効果があったとしても小さいです。下手したら害しかありません。

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2016-07-24 若年性脳梗塞が増えているというのは本当か?

[][]若年性脳梗塞が増えているというのは本当か? 若年性脳梗塞が増えているというのは本当か?を含むブックマーク

日刊ゲンダイDIGITALに若年性脳梗塞についての記事が載った。「若年性の患者数はこの10年で5割も増えている」のだそうだ。



■患者数は10年で5割増 ゆとり世代で「突然死」急増のナゼ | 日刊ゲンダイDIGITAL

 脳梗塞といえば中高年以上の病と思いがちだが、最近20、30代に増えているという。テレビ東京アナウンサーの大橋未歩(発症時34)など、30代前半の発症例も珍しくないが、ここ数年、ゆとり世代の脳梗塞患者が目立つというのだ。

「いわゆる『若年性脳梗塞』は医学的定義では50代未満です。ただ近年、ストレス要因を中心とした20代の発症例は増えています」(山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏)

 年間7万人が死亡する脳梗塞のうち、若年性は約1割。若年性の患者数はこの10年で5割も増えている。



臨床的な感覚では若年性脳梗塞が「10年で5割増加」しているようには思えないので調べてみようとしたが、日刊ゲンダイDIGITALの記事には根拠となる文献や数字が挙げられていない。ネット上で検索すると「最近10年間に1.5倍に増えているとの研究もあるそうだ」などいう記載は見つかるが、やはり文献にたどり着けない。

若年性脳梗塞の発症ではなく死亡数であれば、政府統計のサイト*1で調べることが可能である。現時点で最新の平成26年、および、10年前の平成16年の年齢(5歳階級)別の脳梗塞による死亡数を比較してみた。



f:id:NATROM:20160724164538j:image

「保管統計表 死亡 死因  第5表 15歳以上の死亡数,性・年齢(5歳階級)・死因(選択死因分類)・配偶関係別」より作成。



少なくとも若年性脳梗塞の死亡者数はここ10年では増えていない。むしろやや減少気味である*2。記事タイトルの「突然死」とは、記事本文からは脳梗塞による死亡だとしか読めないのだが。なお、脳梗塞に限らず脳血管障害全体であっても、あるいは急性心筋梗塞や不整脈および伝導障害でも、若年層の死亡数は「急増」していない。

「突然死」というところには目をつぶって、日刊ゲンダイDIGITALの記事の「10年で5割増加」というのは死亡数ではなく患者数であるとしよう。「脳梗塞を発症する患者数は5割増えたが、治療法や診療制度が改善された結果、発症しても死亡に至ることが減り、結果的に死亡数は微減した」という可能性はなくもない。一方で、実質的な若年性脳梗塞の患者数はあまり変わらないが、検査方法や診断機会が増えたため、見かけ上の患者数が増えたという可能性もある(韓国の甲状腺がんの「急増」はそのパターンである)。

脳梗塞治療の進歩や若年性脳梗塞のリスク因子を考えるに、見かけ上の患者数が増えただけである可能性が高いと私は考える。脳梗塞治療は、他の医療分野と同様に少しずつ改善はされてきているが、「発症は5割増しだが死亡数は変わらない」ほどのブレイクスルーは聞かない。また、若年性脳梗塞の原因は、通常の脳梗塞と同じく動脈硬化のほか、動脈解離、もやもや病、抗リン脂質抗体症候群などであり*3、やはり10年で5割増加は考えにくい*4

日刊ゲンダイDIGITALの記事には、心理学博士だという鈴木丈織氏のコメントも載っている。



 20代半ば〜後半のゆとり世代がなぜ突然死するのか。心理学博士の鈴木丈織氏が言う。

「ゆとり世代の特徴として、親に甘やかされてきたこと、学校の規則も緩く伸び伸び育てられてきました。ストレス耐性が身に付かなかったのです。社会に出て、上下関係や厳しい規則を持った上司、先輩とのやりとり、存在そのものがストレスになっています。同僚と比較されたり、失敗をとがめられるたびに血管の萎縮を加速させているのです」



私が調べた範囲内では、鈴木丈織氏の主張を裏付けるような医学的根拠はまったく発見できなかった。いったいどのような方法で「同僚と比較されたり、失敗をとがめられるたびに血管の萎縮を加速させている」ことがわかったのか、たいへんに興味がある。



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*1■政府統計の総合窓口 GL01010101

*2:厳密に言えば死亡者数ではなく死亡率で比較するべきであるが、死亡率でも増えていないことは確認した

*3:若年者脳卒中診療の現状に関する共同調査研究若年者脳卒中共同調査グループ(SASSY-JAPAN)、 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jstroke1979/26/2/26_2_331/_article/-char/ja/

*4:あるいは、「全年齢の脳梗塞の発症/死亡に占める若年性脳梗塞の割合が5割増えた」という報告を、「若年性脳梗塞の患者数が5割増えた」と誰かが誤って伝えたものが広がっている、という可能性もありそうだ。マスコミ報道の際に、もともとの数字の意味が誤って伝えられることはよくある。

うにうに 2016/07/24 20:22 http://jaha.ahajournals.org/content/5/5/e003158

aXisaXis 2016/08/05 21:41 ゲンダイは基本的に定説を覆せるなら、信ぴょう性に乏しい「個人的見解」でもあたかも真実であるかのように報じるスタイルですね

アクリルアクリル 2016/08/10 19:00 何というか、所謂ゆとり世代と呼ばれる人達に対する攻撃的な意思を感じ取れる内容ですよね…
ゲンダイDIGITALさんには、いい加減な根拠を元にした記事掲載を控えて貰いたいものですね