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cover ■「ニセ医学」に騙されないために

 ホメオパシー、デトックス、千島学説、血液型ダイエット、ワクチン有害論、酵素栄養学、オーリングテストなどなど、「ニセ医学」についての本を書きました。あらかじめニセ医学の手口を知ることで被害防止を。

0012-12-17 オランダでの自宅出産vs病院出産

[]オランダでの自宅出産vs病院出産 オランダでの自宅出産vs病院出産を含むブックマーク

■Planned home compared with planned hospital b... [Obstet Gynecol. 2011] - PubMed - NCBI

サマリーをざっとしか読んでない。コホート研究(たぶん後ろ向き)。2000年から2007年。オランダ。予定された自宅出産対予定された病院出産。約68万人の低リスク妊婦が対象。分娩時および早期新生児死亡は、自宅出産で0.18%、病院出産で0.15%。相対リスクは0.80(95%C.I. 0.71-0.91)。ただし、(先天異常、子宮内発育遅延、早産、低アプガルスコアといった)合併症についての補正後(After case mix adjustment)は、統計的には有意でないものの自宅出産で相対リスク増加1.05 (0.91-1.21)あり。

NATROMの感想。オランダにおける低リスク妊婦においては、自宅出産の新生児死亡のリスクは概ね病院出産と同じ。特定のサブグループにおいてはもしかしたらちょびっと高いかもしれないが、2倍とか3倍とかではない。ただ、日本で同じとは限らない。というか、仮に日本で同じような調査をしたら自宅出産の惨敗だと思う。

オランダで自宅出産と病院出産で顕著な差が無いのは、おそらく、自宅出産に関わる医療従事者やシステムの質が高いことと、病院出産の質がそれほどよくないことにあるのだろう。日本で自宅出産を勧めている助産師は、ハッキリ言って全然ダメ。砂糖玉とビタミンKの区別もつかないような連中。一方日本の早期新生児死亡率の低さはトップレベル。

ちなみに、日本での早期新生児死亡率(人口1000対)は2010年で0.8である。高リスク妊婦からの出産も含んでこの数字。同年のオランダでの数字は1.7である*1

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0012-12-13 低出生体重児に対するBCG接種は非特異的な利益をもたらす?

[]低出生体重児に対するBCG接種は非特異的な利益をもたらす? 低出生体重児に対するBCG接種は非特異的な利益をもたらす?を含むブックマーク

ぼんやりPubmedをみてたら見つけた。

■Randomized trial of BCG vaccination at birth to... [J Infect Dis. 2011] - PubMed - NCBI

これまでの観察研究はBCGが生存に関して非特異的な利益を示唆していたのだと。つまり「結核による死亡を減らします」とかではなく「死亡を減らします。全体的にねー」って感じなのか。へえ。ただ、どう見ても先進国の話ではない。Guinea-Bissauという西アフリカの国の話。なんとRCT。BCG at birth (early BCG) vs delayed BCG(出生直後BCG対ゆっくりBCG)。n=2320。

対象の乳児死亡率は1000人あたり101例。低出生体重児とは言え、けっこう亡くなるが、それでも介入以前は250例/1000人であったという。乳児死亡率はearly BCG群で17%減少したが有意ではなかった。mortality rate ratioで0.83 (95% C.I. 0.63-1.08)。ただし、子供の体重が1.5 kg以下でDTPワクチン接種率の低い群に限れば、0.43(0.21-0.85)と有意に低かった。

NATROMの感想。ブラインド条件下ではなかったが、アウトカムが死亡という明確なものであるので大きく影響はしないものと思われる。体重1.5 kg以下の解析はおそらく後付けの解析であるであまり重視するべきではなかろう。ただ、どうせBCGを接種するなら(他の研究がない限り)早めに接種したほうがよろしかろうと思われる。

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0012-12-10 B型肝炎ワクチンは長い針で

[]B型肝炎ワクチンは長い針で B型肝炎ワクチンは長い針でを含むブックマーク

■Effect of needle length for response to hepatitis B ... [Vaccine. 2012] - PubMed - NCBI


新生児に対するB型肝炎ワクチンは、長い針で接種した方が標準的な針よりも、HBs抗体価が高くなる。RCT。へえ。

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