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2006-11-06 不潔と清潔、医学用語
■[日常][医学]「不潔でいいから」

奈良・大淀病院事件において、「満床でベッドがなくても、ソファーに寝かせてもいいから受け入れれば良かったのに」という意見が、主に医療現場を知らない人たちに見られたのは記憶に新しい。Inoueさんが正しく指摘するように、医療界でのテクニカルタームを誤解しているがゆえであろう。「ベッドがない」「満床である」とは、物理的なベッドの不足を意味するのではなく、マンパワーの不足を意味している。
門外漢の方々が誤解するのもわからんでもないが、少なくともテレビや新聞で医療者を批判しようかって人なら、その程度のことぐらいは知っておいてもらいたい。プロ野球選手のプレイを、「3塁のほうが近いのだから、打者は1塁ではなく3塁に走れば良かったのに。でき得る限りのプレイを行うのがプロスポーツ選手の使命であり義務だ。恥を知れ」などと解説するようなものである。かような解説者は二度と野球についてコメントする機会は与えられないだろうが、これがなぜか医療となると的外れな解説に対するペナルティはないようである。
「ベッド」の他にも、誤解を招きがちなテクニカルタームがある。テレビのコメンテイターに説明する義理などはないが、患者さんに対しては配慮する必要はある。「難解な」用語であれば、説明の際にこちらも気をつけるが、簡単そうに聞こえるが実は一般で使用されているのと異なった意味の用語が要注意である。たとえば、「清潔」「不潔」。石鹸できれいに洗った手や、箱からとりだしたばかりの手袋は、一般的な用語では清潔と言っていいが、医療者のテクニカルタームではそれは「不潔」である。一方、一般的には、なにかバッチイものがついているのが不潔と言われる。というわけで、たとえば、
「手袋ちょうだい、不潔でいいから」
と医師が看護師に発した言葉は、「滅菌されていなくてもいいから手袋をくれ」という意味であるのに、患者さんが受け取る印象は違う。非滅菌手袋だって、一般的には十分に清潔であるのに。そういうこともあって、無用な誤解を避けるため、「清潔」「不潔」という言葉は使ってはならぬ、と通達が近日あった。どのように言い換えればいいのかは、書いてあったように思うが忘れた。「清潔」なほうはそのまま「清潔」でも「滅菌」でも問題ないが、「不潔」のほうは「清潔でないやつ」「安いの」「非滅菌」などが思い浮かぶが、どれも適切でないような気がする。強いて言えば「普通の」か。
ちなみに、とある病院のある階には病棟が二つあり、一方が免疫の落ちた人が入る「無菌病棟」で、もう一方は普通の病棟である。PHSにはどこからの電話か表示されるのだが、「無菌」と表示されるのはいいとして、もう一方から病棟からの電話は「有菌」と表示される。せめて「普通」か「一般」ぐらいにしとけよ。










わたしも医者ではなく通りがかりの一般人ですが、あなたのおっしゃることが一般的な意見だとは思えません。
もちろん意思に対する不信感はある程度背景にあるのでしょうが、むしろ、「医者がいるのに死んでしまうとは何事か!」
という過剰な期待が表現されているように思います。
マスコミはそういった一般の心理を背景に騒ぐだけです。問題の本質は医師よりもマスコミにあるように思います
自分から議論を振っているのだから、疑問形で終わらせないで、自分からその要素とやらを意見してみては?
相手に答えを求めていては議論にならないと思うのですが。
俗情との結託なんて古い言葉を思い出したり…
ルサンチマンの火に油を注がしていただくと、マスコミ関係の正社員はけっこう高い報酬を得てるんじゃなかったっけ。
http://special.msn.co.jp/money/salary/life_salary/001.html
>それに人々が簡単にのせられるのはなぜか。
とおっしゃいますが、本当にのせられているのかどうかがやや疑問です。
公務員や教師(この二者は同列ですけど)と同じにはできないでしょう。奈良や京都の公務員は実情を知れば知るほど怒りにかられますし、イジメに関してももうちょっと何かできるだろうと思います。
しかし医師パッシングに関しては明らかに自分のような一般的な労働者から見て不当なものがあると感じます。つまり業務を精一杯こなしている人たちを結果だけ見て逮捕するようではダメでしょう。自分も出来の良い方ではありませんから、業務上の失敗は数多くありますが、だからといって上司からの叱責や出世の遅れ以外のペナルティはくらってません。
「医療崩壊」にありますようにドイツ的観念論の愚かさをもう少し啓蒙すべきという気はします。そして医師の方々も組合なりなんなり作って自己防衛をさた方が良いと感じます。
確かに院内でも一・二をあらそう美人だが、その時の意味はそうじゃない。
手洗いをし、滅菌手袋と滅菌ガウンを着た状態だと言うこと。
みんなで大笑いをした記憶があります。
知は力なり 知らないものは馬鹿。マスコミも、瞬時に多くの人に情報を伝えて影響を与えることができるのだから、もっと放送内容を考えて放送すべし。
その時、前座として医療現場の常識などを小一時間程用意するってのはどうですか?
「前回手術後のすぐ横に腫瘍ができた。腫瘍はすべて取ったはずなのに医療ミスだ。担当医が見落していた」
「心電図異常で要精査だったが異常なかった。医療ミス?合計1万円ぐらい盗られた」
とか。
とか。