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2007-10-22 血液型ダイエット by ダダモ
■[医学][トンデモ]O型は肉を食え?血液型別ダイエットは根拠なし

やせる方法にも科学的根拠のあるものからトンデモなものまでいろいろだ。たとえば血液型別ダイエットなんてものまである。ちょいとGoogle検索してみたら、まあ予想できるように上位はほとんど肯定的なページである。中には科学的な考証をしたページもあってもよかろうとこのエントリーを書いてみた(どうか上位に表示されますように)。血液型別ダイエットは、他にも似たようなものがあるようだが、ピーター・J・ダダモ氏(Peter J. D'Adamo)が提唱したものが有名である。ネット上ではAll Aboutのページがまとまっている。
■O型は肉を食え!A型は米を食え! ダダモ博士の血液型ダイエット!(All About)*1
ダダモ氏は自然療法医を名乗っている。自然療法とは、あまり馴染みがないかもしれないが、ガードナーの名著、奇妙な科学においても同種療法(ホメオパシー)に並んで紹介されている由緒正しい代替療法である。代替療法もピンキリだけど、血液型別ダイエットについては、「父の代からの自然療法の研究結果と臨床経験から、血液型によって、かかりやすい病気も、とるべき食事も、運動の種類も違うという結論に達しました(All About)」とあるわりに、少なくとも検索にかかるような医学論文としては発表されていないとこからみて、かなり怪しげな部類に入る。
ダダモ氏の理論はさほど難解ではない(一般受けするには、理論の正確さよりも分かりやすさのほうが重要だ)。ダダモ氏によれば、血液型別に先祖が異なり、ゆえに体質に合う食べ物が異なるとのこと。O型は最も古い血液型であり、当時の狩猟生活の名残をその消化器官、免疫系に残しているため、肉食が適している、といった具合。他には、A型は農耕民族の子孫であり野菜や穀物を多く摂ると良い、B型は遊牧民族の子孫で乳製品が体に合う、とのこと。さて、ダダモ氏による血液型別ダイエットの問題点を、簡単に2点のみ指摘する。
・O型は最も古い血液型ではない
ヒトと近縁の種のDNAを調べることで、あるいはヒト集団におけるDNAを調べることで、ABO式血液型遺伝子の系統樹が推測できる。ヒト集団においては、A対立遺伝子がもっとも古い(斎藤成也による「霊長類におけるABO血液型遺伝子の系図」を参照)。よって、ダダモ氏の「O型は最も古い血液型であり狩猟民族の名残を残している」という主張は誤りである。もうこれだけでダダモ氏の主張は崩壊するが、実はDNAなど調べなくても、基本的な遺伝学の知識のみで血液型別ダイエットがトンデモであると言える。
・ダイエットに関係する遺伝子が、都合よくABO式血液型の遺伝子の近傍にあるとは限らない
よしんば仮の話として、分子遺伝学的な証拠がダダモ氏の主張と矛盾しなかったとしよう。O対立遺伝子は狩猟民族由来で、A対立遺伝子は農耕民族由来だと仮定する。ならば、ダダモ氏の主張は成立するか?ほとんど成立しないだろうというのが、遺伝学からの答え。狩猟民族の祖先が、O対立遺伝子および肉食に適した遺伝子*2のセットを持っていたとしても、その遺伝子のセットは世代が下るにつれ分離し、混ぜ合わされる。現代人のO型の人の全ゲノムのうち、何割かは狩猟民族由来であろう。しかし、それはA型の人だって同じことである。ABO式血液型の遺伝子そのもの、あるいはそのごく近傍の遺伝子が肉食に適した遺伝子であるという幸運でもない限り、現代人のO型の人が肉食向きの体質を持つということはない。
本当にダダモ氏が自説を科学的に証明したければ、たとえば、O型とそれ以外の血液型の人を多数集め、肉を多めに食べさせてどうなるのか比較してみる、といった研究を行うべきであった。しかし、ダダモ氏はそのような手間はかけなかったようだ。少なくとも論文にはしていない。科学的な証明よりも、本の売り上げのほうが大事だとすれば、正しい態度である。ネット上では「科学的証明された事実をもとにしてある」などという意見もあったが、臨床的な研究がない以上、血液型別ダイエットには科学的根拠はないと断言してよい。科学的根拠がないことを承知の上で行う分には、自己責任でどうぞ。
関連記事
*1:URL:http://allabout.co.jp/fashion/diet/closeup/CU20020127A/
*2:肉食に適した遺伝子など存在しないとしたら、そもそもO型には肉食が適しているという話は成立しない









『最低の情報提供であろう。
間違った情報を元にして間違った情報を流したら、流したものも間違ったインチキ理論を作ったものと同様の罪を受け、非難を受けるべきだろう
川口なんとかは、自然科学そのものを否定するのか、全く無視した考えを提案して、恥ずかしくないのだろうか?
情報を処理できるまともな能力の無いものを集めて、騙して商売しようとするのでないのなら、反省して出直すべきだろ
All Aboutというサイトが、エンドユーザーの利益を代表しているのか、インチキダイエットで一攫千金をめざすヒトデナシを対象としているのかの試金石となることだろう 』
と、痛烈に批判しておきました。
減量の根本は、食餌療法と運動。
質量保存の法則は、ラボアジェが見つける以前から不滅の原理であり、人の身体は食べた物は効率よく吸収してしまう
ダイエット屋がこれだけ儲けるというのは、それだけ安易に頭を使わず痩せようとしている愚か者が背中に葱背負って集まっているということだろう。
だいたい、肉食に適した遺伝子があるとかないとか、前向き調査をしないで何が言えるというのだろう。
統計処理のできない理論家とは、単なる夢想家、妄想壁のトンデモ野郎に過ぎない
それにしても、企業がグルになってバカから金を剥ぎ取ることを許している社会と言うのは不健全だと思う。
もっと中学でしっかり、理科を教えるべきだろう
妙に持ち上げているような記事は、インタビューも含め、宣伝費を頂いている広告記事と思って間違いないかと思います。
本の内容を聞きかじった知ったかぶりがメディアを通して広めてるぞ。
タイはバンコクで20代の女の子が実しやかに「A型のあなたは肉を食べるのは良くないよ」と言ってきた。
誰に聞いたの?と尋ねると「ラジオでもテレビでも言ってるよ」ですと。
ニュアンスからすると、アナウンサーやコメンテーターが知ったかぶって話してるようだ。
こんな話の広まり方は想定外だろうと思うけど、、、、メディアの責任は重い。
困ったことに、このダダモ博士のダイエット法(?)を、今ミスユニバースジャパンの専属栄養士、エリカ・アンギャル(「”世界一美しい”A型美人になる方法」という本も出しています)が現在のファイナリストの女の子達に指導し、彼女たちは何の疑問も持たずにブログで紹介し、たくさんのファンがそれに倣おうとしています。
あたかも科学的に根拠があるかのように提唱していますが、何の研究も、何の文献もFootnoteにつけておらず、こんなでたらめなダイエットをすすめて、無責任だと思います。しかし、少し調べればダダモ氏の話がうさんくさいことくらいわかるのに、有名人が言うとすぐに信じてしまうのはどうかと思う。
ダダモは食べ物の中にあるレクチンとそれぞれの血液型との反応が違うよという話をしている。
本を読んでから書くといいよ。
たしかに本の中でも狩猟民族だから……というおおざっぱな根拠とレクチンがどうの……という具体的っぽい根拠がごちゃまぜになってはいますが。
単にレクチン説をなぞれば科学的な根拠とは言わないまでも検証可能である可能性はあるのではないでしょうか。
あと質量保存の法則とダイエットは全く関係ありません。同じ様に食べて同じ様に運動しても同じように体重は増減しませんので。ここで質量保存の法則を持ち出す方の理科的センスを疑わざるを得ません。
いわゆる心理学本とも違うし実はダイエット本でもないので一読されると印象も違うような気もします。
ともあれ検証資料等が一切添付及び提示されていないのは残念ではあります。
玉子酒が風邪に効くかどうかなんて、臨床研究は誰もしてませんが効きます。
経験則は、臨床研究よりもはるかに、説得力があります。
ダダモ博士を支持する人は、経験則から支持しているのです。
漢方の本筋からは邪道か妥協か、エビデンス漢方と称する漢方の臨床的研究は存在します。
凡例、にんち症の周辺症状と抑肝散について。(Wiki執筆された貴兄、有難う御座います)
認知症患者(原疾患:アルツハイマー、脳血管障害、Lewy小体病)でMini-Mental State Examination (MMSE) スコア24 未満、neuropsychiatric inventory (NPI) スコア6 より高値の52例(抑肝散群27 例、非投与群25 例)によるランダム化比較試験において、抑肝散は非投与群に、NPI スコア、幻覚、不安興奮などで有意な改善を認めた[1]。
*抑肝散に関する最近の臨床研究および基礎データについてはhttp://en.wikipedia.org/wiki/Yokukansan(英語)を参照されたい(2010.5.22)。
事故や手術などで神経細胞が傷ついて起こる「神経障害性疼痛(とうつう)」の治療に、トリカブトの根から取り出した生薬「附子(ぶし)」が有効であることを、山梨大医学部の小泉修一教授(薬理学)の研究グループが突き止めた。
研究成果は19日付の米オンライン科学誌「PLoS ONE」に掲載される。
神経障害性疼痛は、脊髄(せきずい)の神経細胞が異常反応し、風が吹いたり、服を着たりする際にも激痛が走る慢性疾患。モルヒネなどの鎮痛薬が効きにくく、国内では約20万人、世界では約1500万人が苦しんでいるとされる。
小泉教授らは、患者から附子の粉末を飲むと痛みが弱まるとの報告を受け、大腿(だいたい)部の坐骨(ざこつ)神経を傷つけたマウスで実験。足に触れられただけで飛び上がるように逃げていたマウスが、附子を飲ませると逃げる回数が減った。
小泉教授は「副作用などを明らかにしなければならないが、保険診療にも適用されるようにしたい。附子は漢方薬に活用されているため、ゼロから開発するより格段に早く医薬品として応用できる」としている。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110819-OYT1T00036.htm
>経験則は、臨床研究よりもはるかに、説得力があります。
車通りが少ない道路なら、赤信号で横断歩道を渡っても問題があることなんかあまり無いでしょうからね。そこで得られた「信号なんかあてにならない」という経験則に自分の命を預ける事は、私にはとても出来ません。