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cover ■「ニセ医学」に騙されないために

 ホメオパシー、デトックス、千島学説、血液型ダイエット、ワクチン有害論、酵素栄養学、オーリングテストなどなど、「ニセ医学」についての本を書きました。あらかじめニセ医学の手口を知ることで被害防止を。

2009-03-15 輸血拒否した両親・親権停止が男児の命を救った

[]輸血拒否した両親・親権停止が男児の命を救った 輸血拒否した両親・親権停止が男児の命を救ったを含むブックマーク

10歳の少年が事故にあって救急病院に搬送されたものの、両親が熱心なエホバの証人であったため輸血を拒否し、最終的に少年が亡くなるという事件*1がかつてあった。十分に情報提供された成人が宗教上の理由で輸血を拒否する権利はあるし、また、子供がどのような医療を受けるかについては、原則として親権を持つものが選択・決定するというのもわかる。しかしながら、医学的にあるいは社会通念上、あまりにも常識から外れた決定を親が行った場合、社会が介入して子の生命を守るべきだ。今回、1歳の男児に対して輸血を拒否した両親の親権を一時停止することで輸血が行われた例が報道された。


■即日審判で父母の親権停止 家裁、息子への治療拒否で(47NEWS)

 東日本で2008年夏、消化管内の大量出血で重体となった1歳男児への輸血を拒んだ両親について、親権を一時的に停止するよう求めた児童相談所(児相)の保全処分請求を家庭裁判所がわずか半日で認め、男児が救命されていたことが14日、分かった。

 子供の治療には通常、親の同意が必要で、主治医は緊急輸血が必要だと両親を再三説得したが「宗教上の理由」として拒否された。病院から通報を受けた児相は、児童虐待の一種である「医療ネグレクト」と判断した。

 医療ネグレクトに対しては過去に1週間程度で親権停止が認められた例があるが、即日審判は異例のスピード。児相と病院、家裁が連携して法的手続きを進め、一刻を争う治療につなげたケースとして注目される。

 関係者によると、当時1歳だった男児は吐き気などを訴えてショック状態となり、何らかの原因による消化管からの大量出血と診断された。

 病院は「生命の危険がある」と児相に通告。児相はすぐに必要書類をそろえて翌日昼、両親の親権喪失宣告を申し立てるとともに、それまでの緊急措置として親権者の職務執行停止(親権停止)の保全処分を求めた。


西日本新聞にも同様の記事→■即日審判で父母の親権停止 家裁、息子への治療拒否で。病院、児童相談所、家庭裁判所それぞれがすばやく連携できたため、男児の命が救われた。素晴らしい。海外では似たような事例を聞くが、日本では私の知る限りははじめて。Web版では省略されたようだが、西日本新聞の紙面(2009年3月15日朝刊)では、より詳しい解説がついていた。


日本には親の治療拒否に対する特別な制度がなく、現行法では親権を取り上げる「親権喪失宣告」と、その結論が出るまでの間、親権を停止する保全処分を請求するしかない。だが一時的でも親権停止すれば戸籍に記録され、親子関係を壊しかねないなどの懸念があり、児相の現場は慎重にならざるを得ない。請求に至るのはまれだ。

今回の男児を治療した病院と児相は普段から頻繁に連絡を取り合い、子供の命を最優先に対応する連携態勢が地域に培われていた。そうした取り組みが迅速な対応につながった意義は大きい。

ただこの方法は、親権はく奪までは意図せず、一時的な処分を求め、その間に治療しようといういわば”苦肉の策だ”


今回の例では、「男児は命を取り留め、その後請求取り下げで親権を回復した両親の元で順調に育っているという」とある。解説にもあるように、親権の停止といった強い処分については慎重に運用すべきである。今回は、輸血を行わないことで男児の命が危険にさらされていたと判断されたわけであるから、一時的な親権停止は妥当だっただろう。

今後も、輸血拒否に限らず、標準的な医療を拒否する親が出てくることが予想される。骨髄移植を拒否する千島学説支持者や、ステロイドを拒否するホメオパシー支持者など。どの時点から介入するかは難しい問題であるが、今回の例にならい、子の生命が危険にさらされているときには同様の介入を行うべきだと私は考える。



関連記事

■未成年への輸血はどうすべき?〜エホバの証人

■ホメオパシーと医療ネグレクト

■エホバの証人の輸血問題

*1:詳細を知りたい方は「川崎事件 エホバ」などで検索せよ

JA50JA50 2009/03/15 11:03 大人はご本人のご自由に、子供はこういう手段を使うとして、胎児は?
以前あった、帝王切開拒否とか陣痛誘発剤拒否とかは?
そのまま自然主義教にかぶれていたら、胎児が死にますよ、下手するとあなた自身も危険にさらされますよという場合は?

B 2009/03/15 20:28 「15歳未満、親拒んでも輸血…5学会指針案」 2007年6月24日 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070624ik02.htm

「宗教的輸血拒否に関するガイドライン」 2008年2月28日 宗教的輸血拒否に関する合同委員会報告 (日本輸血・細胞治療学会HP)
http://www.yuketsu.gr.jp/information/2008/refusal1.pdf

bn2islanderbn2islander 2009/03/15 21:05 普通に緊急避難が認められるケースだと思いますが、そうでもないのでしょうか。

totsuantotsuan 2009/03/15 22:34 例えばもし”トンデモ医学(?)”信仰の患者家族が西洋医学の病院を受診するとすれば、それは何故なんでしょうね?
(※学派によって西洋医学を見る目は多少異なるようですが)
”基本的にトンデモ医学(?)を尊重するけど、疾患によっては西洋医学の方が治療成績が勝っているから”?
”とりあえず苦しい今を助けてくれればそれでよい、後でその治療方針について訴えるだけだから”?
教義や権威に振り回されるばかりでその根本については知ろうとせず、いざとなったら人(医師or教団)のせいにして責任転嫁のオンパレード。親として人としての自覚に欠ける方達の存在は今も昔も変わらないのでしょうが、今は医師の社会的立場が弱まっている分だけ、余計な風当たりが強くなっていて世知辛いですね。

例えば、ホメオパシー信仰の重症喘息患者を目の前にして、現在判明している限りのステロイドの作用機序を延々レクチャーしている時間も無いですが、治療選択肢としてステロイドを奪われると医師としては殆どお手上げでしょう。酸素投与と気管支拡張剤+抗ヒスタミン薬という数世代前の治療法で果たしてどれだけ救えるのやら。まぁ、そんな患者さんの数自体少ないでしょうから、有意差は出難いかも知れませんけど。

それともし千島学説支持の血液疾患患者さん(※あまり見聞きした事はありませんが)だと、例えば骨髄移植の代わりに腸管移植を希望するのでしょうか?
”私達は医療に殺されたんです!あんなに腸管移植を望んだのに医師が拒否したから!”

駄文長文にて失礼しました。

通りすがり通りすがり 2009/03/15 23:03 宗教上の理由による決断を「社会通念上あまりにも常識から外れた決定」って言い切ってしまうのは如何な物かと思うよ。宗教に縛られない、日本人らしい発想だとは思うけど。つい最近もこんなのが有る。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090315-OYT1T00155.htm
とりあえず貴方には外国人との結婚はお勧めしない。

メンチメンチ 2009/03/16 00:59 件の両親は宗教的な理由から治療をしない決断をしたというよりは
思想信条と折り合いをつけることを放棄して治療を拒否したようにみえます。

shin-naishin-nai 2009/03/16 05:13 自分が気になるのは、輸血をうけたことをもって子供がこれから虐待的扱いを受けないか、です。
児童相談所では今後のフォローもされる、とは思いますが。

ナナシーナナシー 2009/03/16 07:03 通りすがりさん
日本では信仰について十分な理解をできない幼児、少なくとも言葉もまともに理解できない1歳児に自分の信仰を適用させるのは明らかに常識はずれです。日本には日本の社会通念があり常識があります。NATROMさんの意見は日本人の常識から外れていますか?

それからあなたがリンクを貼っている記事ですが、事件の起きたブラジルでも、強姦された9歳の女の子が中絶したことについて、破門した大司教に世論が反発しているとあります。つまり海外でも社会通念や常識に反した宗教的処置は受け入れられない場合があることを証明しています。

アメリカでも自己決定権のない子供については親の宗教的価値観を認めないとして、輸血を認めることもあるのですから、日本だけの事情じゃないのは明らかです。
いったいどこが「日本人らしい発想」なんだか(笑)。

nn 2009/03/16 14:09 >通りすがり さん
科学と宗教の優先度合いが逆転してる文化が日本の外になら沢山実在することや、社会通念は国によって違うんだよってことくらい、普通の大人なら前提として知ってます。
ましてや医師なんて、そういう個々人が持つ宗教世界を理解し、折り合いを付けてやってくのは毎日の仕事の一部みたいなもんです。NATROMさんの日記の読者なら理解しているはずです。
日本に限らず大概の先進国でこの状況なら輸血されるわけで、そんな茶化すようなこと言わなくてもー。

genbgenb 2009/03/16 22:21 totsuan さん
>例えばもし”トンデモ医学(?)”信仰の患者家族が西洋医学の病院を受診するとすれば、それは何故なんでしょうね?

精神病患者が「俺は正常なんだけど周りが変」と言いつつも
精神科に行くのと同じじゃないかと思います。

http://kokoro.squares.net/psyqa1541b.html

totsuantotsuan 2009/03/16 23:18 >genbさん
ご提示頂いたサイトを確認致しました。そのサイトでの患者モデルの解釈に従うならば、該当者達は”病感”(自身の症状が普通ではない(=喘息っぽい、風邪っぽい)という意識)はあるが、”病識”(きちんとした治療を要する疾患を抱えている状態にあるという認識)がないのでは?という予想解釈で正しいですか?
この場合だと、本来彼らが真っ先に相談するべき場所は彼らの信奉する団体だと思うんです。本来彼らが否定/嫌悪しているはずの一般病院へ向かうのは、:
・単に彼らの相談場所が近くにないから”背に腹は代えられない”という心情なのか?
・薄々トンデモ医学(?)の信憑性のなさに気づいていて、そこからの離脱のきっかけ作りなのか?
こんな患者さん達の現状を知らないはずはないでしょうから、トンデモ医学(?)屋さん達はもっと24時間電話対応や施設の普及などサービス面に尽力すべきだと思うんですよね。それが彼らの発展につながる一番の方法なのですから(笑)。

NATROMNATROM 2009/03/17 10:39 >例えばもし”トンデモ医学(?)”信仰の患者家族が西洋医学の病院を受診するとすれば、それは何故なんでしょうね?

少なくともエホバの証人は、輸血拒否を除けば、西洋医学に対して協力的です。その点では、千島学説やホメオパシー(の一派)と比べるのは不適切であったかもしれません。輸血以外の治療法は認めていますし、輸血拒否のために医学的に不利益があったとしても医師の責任を問わないことを明確にしています。未成年の問題がからんでこなければ、医師から見たらわりとやりやすいと思います。こんなページもあるくらいです。

医師の立場を理解する ストレスを抱える医師たち(エホバの証人: ものみの塔協会公式ウェブサイト)
http://www.watchtower.org/j/20050122/article_02.htm

moshimomoshimo 2009/03/17 13:39 この件は「医療ネグレクト」といえるのでしょうか。
あまりのスピード判決も今後不安です。

名前はまだない名前はまだない 2009/03/17 14:45 >>moshimoさん
詳しい事情が記事からはわかりませんが、救命のために子に輸血が必要な状況で、親がその状況を理解した上で、宗教上の理由ないしそれに類する思想・信条に基づいて輸血による治療を拒否するといった状態が医療ネグレクトでなければ何なのか、逆に疑問なのですが…。

あと、今回のは仮処分なので「判決」ではなく「決定」です。
「決定」は簡易・迅速な処分が必要な場合に利用される裁判形態で、今回はまさにこれを利用しなければどうにもならなかったというケースではないでしょうか。
お堅い裁判所にしては柔軟な対応をしていると思いますが。

と 2009/03/17 14:53 医療ネグレクトの典型例だと思います。

子ども虐待対応の手引きより
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/dv12/13.html
>5. 保護者による治療拒否の事例への対応
> 保護者による治療拒否は、保護者の果たすべき「治療を受けさせる義務」を怠るネグレクトの一形態(医療ネグレクト)であるが、児童相談所や施設が子どもを保護し、保護者に替わって養育するだけでは全く不十分であり、治療機関という第三者の協力を得なければならない点に一つの特色がある。また治療拒否の理由が保護者の信念(宗教的信念等)に基づく場合が多いというのも、もう一つの特色である。
> 医師としては、手術など患者に危険をともなう重大な医療行為をする場合には、(意識のない救急患者が運ばれてきたような場合は別として)通常本人の依頼ないし承諾が必要となる。
> 患者が未成年の場合、通常は親権者が医師に治療を依頼または医師の治療を承諾している。保護者がこれを拒否して健康が悪化している場合に、医師が職業上の倫理として保護者の承諾を得ずに治療することがあり、その時は社会的な相当行為として許されるが、医師によってはそうした対応を拒否することもある。そのような場合には、児童相談所が児童福祉法に基づく措置をとるしか方法がない。

ここでは、医師の独断も許されるかのような記述ですねえ…… 行政と司法がコミットしている今回の事例のほうがベターだと思うのですが。

おじゃましますおじゃまします 2009/03/17 20:56 > ここでは、医師の独断も許されるかのような記述ですねえ…… 行政と司法がコミットしている今回の事例のほうがベターだと思うのですが。

間に合うならね。
この半日の余裕がない場合に医師にかかる重圧を考えると・・・・

難しい難しい 2009/03/17 23:57 思うこと。
・子どもの将来を考えると…その子どもが将来エホバの人になる確率とその場合の自分にされたことをどう思うか。これは本人にしかわからない。

・緊急輸血が必要だと親を説得し,児相に通報,半日で審判…それだけの時間があれば代替的な処置ができたのではないか,他の協力的な医療機関に任せられたのではないか。輸血は唯一の治療方法ではないのではないか。

そこは難しくないそこは難しくない 2009/03/18 08:01 >・子どもの将来を考えると…その子どもが将来エホバの人になる確率とその場合の自分にされたことをどう思うか。これは本人にしかわからない。
→本人にしかわからない以上、他人が死んだほうがましという結論をだすのはありえない。


>・緊急輸血が必要だと親を説得し,児相に通報,半日で審判…それだけの時間があれば代替的な処置ができたのではないか,他の協力的な医療機関に任せられたのではないか。輸血は唯一の治療方法ではないのではないか。
→無意味な後出しじゃんけん。手術で輸血が必要になるかどうかは「神のみぞ知る」。神ならぬ身では輸血の許可を取ってから手術をするしかない。もっとも、輸血なしで死んでも仕方ないで手術する「協力病院」もあるみたいだが。

nn 2009/03/19 21:12 >と さん
>医師の独断も許されるかのような記述ですねえ

自分の場合、このニュースを見て最初に感じたのは「お役所の承認なんかで1日半も児を危険に晒したのかよ!」でした。運良くこの子が生き延びたから美談に見えますが、本来は「裁判官がバタバタ半日間ワープロ仕事をやってる間に1歳児が失血死!」の可能性の方が高かったように思えます。まあ死んだって裁判官は逮捕されませんが。

大病院であれば超緊急時には15分で救命のための輸血血液を準備できる体制があります。
裁判所もそれに合せて、24時間365日、15分以内に親権剥奪してくれるなら文句はありません。もちろん、医師のいいなりだと裁判所の意味がありませんから、医師の判断を超越する権力として、病状と輸血の必要性を見極め、一歩間違えれば児が見殺しになるかもしれない判断を15分以内に責任をもって行う体制を、独自に確立して欲しい。今回は決定まで2000分もかけてますが、これを100倍高速化すべき。じゃないと、本当に1分の差で命が消える現場では「メリット皆無のムダなお役所のダンドリ」以外の何物でもありません。

それか、別の方法として「こういう緊急時は医師の独断を明示的に法的に許す」というのは、普通にアリだと思います。精神科の世界では、裁判所や警察が絡む余裕がない場合に応急的に病人の人権をちょっぴり(72時間まで)制限する権利を、「措置入院・応急入院」という形で医師(の一部)に与えていますから、非現実的とは思いません。

どっちの方法でもいいですが、いずれにせよ「信仰より子の命が優先する」のが総意なんであれば、それがムダにならないよう、適切なタイミングで医師が治療できる体制は整えて欲しいです。今回の例は美談とは全然思えません。個人的には、今すぐ死にそうな児の前で真摯な肉親の信念に振り回されるより、書類仕事や裁判所に振り回されるのを想像する方がウザいです。

あと、エホバ信者は輸血以外の点において、普通に子供を愛せる概ね常識的な方という印象があり、そこまで否定的な感情はないです。だいたい、輸血拒否なんかより、子の周りで喫煙する親の方が、生命短縮の期待値という意味では余程危険でネグレクトで犯罪(ry

NATROMNATROM 2009/03/19 21:46 想像に過ぎませんが、このケースでは待てると判断したから、家庭裁判所の判断を待ったんじゃないかなと思います。待っていたら救命困難だと判断したら現場の判断で輸血しちゃったでしょう。

nn 2009/03/20 12:22 >NATROMさん
ですね。裁判所に訴えた後でも、待ちきれなくなれば、裁判官も親も完全無視して輸血を強行するかな。それで裁判官の心証が最悪になろうと、独断と誹る人がいようとも。そこまでリスクを冒す根拠が所詮「学会のガイドライン」というのが、なんとも頼りないですが。

と 2009/03/20 19:14 >nさん
フォローありがとうございます。書き方が悪かったかもしれませんが、行政と司法がコミットすることが大事であって、ややこしい手続きが大事なわけではないです。引用した文にある「社会的な相当行為」であることの担保がほしいという話ですから。はじめからお墨付きを付けてしまうというのは、個人的にはありかもと思います。

genbgenb 2009/03/22 11:24 totsuan さん
わたしは以下のような対比だと思っています。
病識がある→信じているトンデモ医学がトンデモだと解かっている
病識がない→信じているトンデモ医学をトンデモだとは思っていない
病感がある→心のどこかで自分の信じている医学に対しての不安を感じている
病感がない→自分の信じている医学に不安はない

ですのでトンデモ医学を信じているのに病院を受診するのは
自分の信じている医学がトンデモだとは思っていないが、心のどこかで不審や「このままでは治らないかも」という不安を感じている
という状態ではないかと思っています。